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High up in the sky

赤司 征大|Masahiro Akashi
UCLA MBA留学記
WHITE CROSS株式会社 起業までの軌跡

西海岸 と entrepreneurship 

2013-09-29 01:11:33 | 2013.7-9 夏
起業というチャレンジに対して、米国・・・特に西海岸ほど許容度が高く、生態系が出来上がっているところは無い・・・というのは、私のメンターの先生のお話でした。

渡米するまではイメージでしかなかったのですが、ここ最近、肌身を持ってそれを感じる日々です。西海岸にはこれまで感じたことの無い起業に対する熱がありますし、UCLAの起業志望の学生に対するサポートの熱烈さには素晴らしいものがあります。

ビジネススクールでの日々は、取捨選択をしながら自分の限りある時間を投資していく・・・そんな時間です。であるが故に、私自身、起業に向けて本格的に活動をはじめました。詳細はおって書くかもです。。。うん、多分書きます。


日本を離れて、日本の良さを感じるとともに、日本社会に対するどこか深い怒りのようなものも感じます。政治/報道/社会の仕組み/より深いメンタリティー・・・また、日本がガラパゴス化しているという意味もいろいろと理解できるようになりました。

それでも日本が大好きです。年末、もしかしたら一時帰国しますが、久しぶりの日本で何を感じるのだろうか・・・久しぶりに友人たちと会いたいな・・・とか思います。



ところで、私のSectionは他のSectionから見て、パーティーセクションだと言われています。要するに、騒ぐの大好きで、仲が良いという意味でしょう。また、一人一人の個性が際立っていて、それでいて皆さん非常に大人です。

凄いな・・・と思うのが、クラスでのディスカッション中にどれほど質の低い発言が出ても、非常に綺麗に受け止めて次のディスカッションにつなげて行く姿勢です。けして発言者を辱めるような方向性には持っていかないし、かつ、発言者自身はミスに気づく・・・なかなかできることではありません。

また、Internationalの言語能力の高さには正直驚きます。4ヶ国語を自由に操れるこが、隣に座っていたりします。そういう子に限って、謙虚さを兼ね備えていて凄いな・・・と。



ところで、昨日、風邪で寝込みました。といっても、現在の時間コストが半端じゃないので、無理やりですが発熱状態で勉強し、一晩寝ることだけで回復させました(笑)・・・まだ、喉が痛いけど。

留学中の病気は本当にきついです・・・それでも、「何かあったら、遠慮なく連絡して。助けに行くから!」って言ってくれる・・・気遣いをし合える友人がいることに感謝しています。そう言う気遣いは、国を問わず同じです・・・私自身は、職場と立場という壁がなくなった分、今の方が人に気遣いをできているように感じます。学生はみんな対等です。

日本で歯科医師をしていたことを夢のように感じる時があります。それでも、昔の職場の写真を見ると、本当に素晴らしい夢のような時間を過ごさせていただいていたのだな・・・と思います。私は本当にスワン会という会社が好きだったんだな・・・


・・・過去は過去です。今は、自分の手で、自分が好きと思える会社をもう一度作りあげて行くしかない。いずれにせよ、後戻りできない生き方をしているのだからさ。


最近、時間が無いため浅い内容の投稿が続いています。本当は、幾千とある日々の学びやビジネススクールでの素晴らしい時間や私自身のより深い思考について書きたいのですが時間がないので・・・毎回読んでくださっている方に申し訳ないです・・・それでも、何かしら書いて行きますね。


ビジネススクールって本当に素晴らしいですよ。来る価値があるかは、それぞれの人次第ですけど、チャンスを作れるのであれば(受身ではけしてつかめない切符ですので)より多くの日本人に挑戦して欲しいなって思います。

さて、寝ます。

表面的には簡単で、深く考えると困難

2013-09-23 01:42:04 | 2013.7-9 夏
MBAに対する私の考えです。

大学4年に中小企業診断士取得でダブルスクールをして以降、彼此8年に渡って常に自分にハードルを課して勉強してきましたので、放っておくと丸一日でも勉強してしまう習慣がついています。そのためか、特に成績を気にせずに、授業をただこなしていくだけであればなんて事はないのかな...とか思います。

社費ではないため帰るところがない上、アントレ志望という日本人にしては普通ではない動機でBusiness Schoolにきてしまったが故に、普通の学びでは決して追いつくことのできない目標を自分に課している事を改めて感じさせられます。

どえらい困難なところにきてしまった...まっ、いつものことか...

しかし、英語の壁には毎日悔しい思いをしています。この壁を越えることが、MBA留学の目標の一つといわれることがありますが、私にとってはそれでは意味がない以上、短期間で何とかしてその先の学びを得るためのツール化しなければならない。


自分が親になった時、子供が留学したいといったら明確に遊び目的でない限り、行かせてあげよう...と思います。英語の壁なんてものは、より若いうちに越えておくに限ります。日本の中高の英語教育で、会話能力を身に着けることは厳しい気がします。


Toeflを大学受験に導入するという考えがあるようですが、私は賛成です。


さて、眠いので寝ます。

Business Schoolってどんな感じのとこ?って聞かれたので

2013-09-13 12:30:59 | 2013.7-9 夏


こんな感じです。皆さん発言することに対して凄く積極的です。人それぞれ意見は異なりますが私の目から見ると、Section mateはその多くが元々いた職場でリーダーだった有能な方々なのだろうな・・・と感じます。


今日は、Andrson Afternoonがありました。

Business Schoolでは、多様なバックグランドを持つ人達から学ぶ事を重視しています。一般的と言われるバックグランドのコンサルやファイナンスは勿論の事、Tec系やMarketerもいますし、中には元軍人さんもいます。まっ、私の歯科医師というバックグランド自体も相当目立つので・・・nativeでもBusiness Schoolに来ようという歯科医師は聞いたことないとのこと・・・声をかけたり、他の人に紹介してもらいやすいですが・・・それにしても、とにかく十人十色で様々な人達と知り合えます。

本当に、視野の広がりで言うなら、 

歯科医師 <<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<中小企業診断士取得後<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<Business Schoolに来てから

ですので、この道を選んで良かったな・・・と思います。無論、私自身プロフェッショナルであったことに今でも誇りを持っていますし、日本の歯科界で日々、仕事に真摯に取り組んでいる友人達の生き方も尊敬していますので、どちらが良いとかではなく個人の価値観の問題です。


例えるなら、居心地の良い部屋の中で仕事をしていたら、いきなり四方の壁が吹き飛んで「はい、今からこの手漕ぎのボートで大海に漕ぎ出して、海軍にでも海賊王にでも自由になりな。」って言われた感じです・・・人によりますよね(笑)



話を戻しますと、Anderson Afternoonってのは、学校主催の無料の飲み会で・・・いや?学費に含まれとるのか?・・・・Anyway 学生同士どんどん知り合って化学反応を起こしなさいってやつです。

UCLAでは、基本その恵まれた気候や最高に美しいキャンパスを活かしたのOutdoorでの飲み会ですので、日本で言うところのビアガーデン状態になります(笑)寒い東海岸にあるWhartonやMITはどうなんだろう・・・今度、向こうに通っている友人に聞いてみよう。


その、Anderson Afternoonにおいて、今日凄く素敵な人と知り合いました。日本と異なり、アメリカでは医者の資格とビジネスの学位を同時に取るJoint Degreeってのがあるのですが、UCLAのMedical SchoolとAnderson Management School of Businessの両方に通っているというDanielです。話が凄く合う上に、二人とも自転車通学で家も近かったので、一緒に帰りながら話をしていたのですが、いろいろ勉強になりました。

MDとMBAのJoint Degreeの存在は、前から知っていたのですがその実情を聞かされると、日本の医科歯科が硬直しやすい理由を否応なしに感じさせられます。そりゃ、ビジネスやマネジメント理解している医者を国として育てた上で、自由にはばたかせるのだから・・・

日本だと、市場とか売上とかマーケいかいう基本的な言葉を使っただけでアレルギー反応を起こす医師・歯科医師の方々もおられます・・・ただ、その固さは、プロフェッショナリズムではなく、ただの固執と学ぶ気がないが故の自己正当化に思えてなりません。

無論、「アメリカ医療の光と影」やマイケル・ムーアのシッコに描かれているように、アメリカ医療には影の部分が過分にあることを理解した上で、日本の医療界が積極的に学んで取り入れるべき事項は多いです。

良く日本の歯科医療界の批判をするせいで、アンチだと思われがちですが、私は私を育ててくれた日本の歯科医療界が凄く好きです。好きであるが故に、歯科医療とマネジメントの双方を学んだ立場からはっきりと見えるシステムとしての非効率が、国民に提供される医療の質の低下につがなっている点と、結果不必要な医療費を発生させている点にいら立ちを感じているだけです。

MBA後、アントレもいいけど、医療国家戦略にタッチしていくCareerも選択肢の一つとしてどうかな・・・とか、たまに思います。


Davidとは長い付き合いになりそうです。こっちのMDやDDSを紹介してくれるとのことでした。私の考えるビジネスプランにも強い興味を示してくれています。


そう言えば、Davidと出合う直前に、Section Mateでブラジル出身のHernandezと「遊ぶためではなく、学ぶために来てるんだから、とっとと授業を始めてくれんかね」という点で意気投合し、二人で盛り上がってました。

飲み会は・・・遊びに分類すべきと思っていましたが、Davidのおかげで本当に素晴らしい方に出会える場だということを再認識することができました。

Native と International

2013-09-12 16:34:37 | 2013.7-9 夏
確かに、nativeとInternationalが仲良くなるにはハードルがあります。ともすれば、International・・・特に英語が下手な場合は、nativeの輪に入って行きづらい時があります。

でも、その中で一番のハードルはInternational側の気持ちの問題として考えるべきなのかな・・・と思います。

UCLAにおいては、殆どの学生がnativeもinternatinalも・・・お互いに溝を作りたいなんて気持ちはさらさらないと感じています。Business Schoolにおいては、異文化からの学びも大切な要素であることは最初から分かっています。ところがそれでも、言葉の壁が原因で意志疎通が難しいと感じた瞬間にInternationalはどえらい居心地の悪さを感じます。・・・そこから逃げたらおしまいです。

Internationalと同じことをnativeも感じているはずですし、そこでinternational側から距離を取ってしまうとどうなるか。native側からしたら居心地の悪さを感じることがなくなる上に、元々マジョリティーである彼らだけで固まっても何の問題もなくやっていけるわけですから、自然と溝ができてしまうのでしょうね。

そう言った意味では、現実として少数派であり英語を第二言語として使用するInternational側から歩み寄ることが大切なのだろうと思います。


今後、Business Schoolに来られる方にお勧めなのは、
1. クラスメートの名前とバックグランドなどを、名簿などを利用して暗記した上で、こちらから名前を呼んで話しかけること
2. 常に一人にならないように努め、nativeの会話の輪に入りこみ明るくて社交的な人だと認識してもらうこと
3. 少々会話の流れが分からなくても、失敗してもいいから発言をしていくこと
4. 特にAsian同士だと英語でも気楽に話せますが、そこは意識してnativeとの会話の機会を選択すること
5. native主催の飲み会に、遠慮なく参加すること

です。無論、同じAsianの仲間も大切にすることを忘れてはいけませんが、自分の立ち位置をnativeの輪の中にも持つことが大切だと感じています。

私のSection (日本で言うクラスのこと。アメリカではCohortとかSectionとか言います)には日本人が私を含め3人いて心強いのですが、学校にいる間に日本人同士で話をすることは皆無に近いです。他のSectionにいる日本人の友人とも、廊下ですれ違った時に手を振る程度です。話す時も日本人同士で英語で話をしています。皆それぞれに、居心地の良さから努めて距離を置いているようです。

勿論、学校外では凄く仲良くさせていただいています。日本人のcommunityを無視しているわけではなく、寧ろ、お互いが大切な存在だからこそ、学ぶべき場では距離を置いているのかもしれませんね。私は、日本人であることに誇りを持っていますので、日本communityがしっかりしているUCLAは大好きです。

それと、Business Schoolにおいて日本・韓国・中国出身者はは凄く仲良しです。同じAsia出身者として互いに助け合っています。今の私のおかれている立場から見た時に、ここ最近のネットのあり方とか・・・好ましくないと思います。ネット上の匿名故の攻撃性に社会全体が煽られているように感じます。無論、処々の問題は問題として真摯に取り扱うべきです・・・とはいえ、技術革新が人を不幸にしている気がしますね。とはいえ、その技術もまたBusinessという枠組みがあるからこそ拡散したものですし・・・私がいるのは資本主義の士官学校です。些細な日常からも、自分の人としてのあり方を考えさせられます。

話を戻しますと、私は、元々人の名前を覚えるのが得意ではないほうなのですが、今回ばかりは名簿をめくりながら毎日1時間程度かけて人の名前を覚えることに時間を割きました。


その効果でしょうか・・・休憩時間に、ドバイ出身のJunaidが私の肩に手をおいたまま、私とnativeであるDanとRobとの4人で談笑をしているという”望んでいた感じ”になってきています。

正直、まだまだきっついな~っと感じますが、それでも少しずつですが、前に進んでいるようです。

これだけ贅沢に英語を学べる環境です。後3カ月で、nativeの仲間たちに英語力・人間関係の双方で、居心地の悪さを感じさせないで済むレベルまで持っていきたいな・・・と思っています。

International Student Orientation

2013-09-07 15:32:06 | 2013.7-9 夏
本日はInternational Student Orieantationでした。来週から始まる本格的なOrientationの前に、アメリカ国籍の学生以外を集めてOrientationを行うわけです。中にはカナダ人で所謂native speekerがいたりして、この区切りは一体?と思ってしまいます。

文化の違いについて聞いていたところ、カナダ人の友人によるとカナダは米国と比較して、凄く保守的とのこと。教室でばんばん手を挙げて発言をしていくのが当たり前のアメリカ式の授業についていけるか・・・と、それはそれで切実な悩みを抱えているらしいです。とはいえ、言葉の壁に文化の壁のダブルパンチを食らう予定の私は、手を挙げて発言するだけなら・・・そこは思い切りでしょう!と思ってしまいます(笑)

Orientationでは、Class of 2015の各国からの出身者数をスライドにしていました。これがなかなか面白いんです。



UCLAはトップスクールの中でも、数少ない日本を重視している学校の一つです。

おそらく、安定して10人近くの日本人学生を入学させているのは、米国でWharton/Kellogg/MIT/UCLA/UNC・・・欧州ではLBS/ESEAD/IESE/IE位かなと思います・・・私が当初在籍していたTexasにいたっては、私と同期の浜ちゃんの2名しかClass of 2015はいませんでした。他大学も、5人を切るところが多いです。HBSも、毎年10人近いイメージがありますが・・・定かではないです。

WhartonやKelloggのような大規模校と違い、比較的小規模のUCLAで毎年10人近くの日本人学生が在籍している・・・ということで、Texasの頃と比較すると日本語に逃げようと思えば逃げられる環境かもしれません。

とはいえ、実際クラスが始まってしまえば、基本Nativeに混ざってのGroup workの日々になりますので、丁度良い環境とも言えます。





UCLAの中庭を使ったパーティーで、Career AdvisorのMr.Hanとついつい話し込みました。彼によると、VCでのインターン・ポストの獲得は100%ネットワーキングによるものだとのことです。VCからインターンを獲得するには相当なコミットメントが必要とのことです。起業家になることが目的なら、在学中に起業することを勧めるとのことでした。Class of 2014では、21組みの学生達が実際に在学中に起業し、夏休みを利用して会社を立ち上げたり・・・潰したり・・・との事です。

ここ最近、いろいろな人からアイディアをもらった結果、結局渡米前に漠然と考えていた”在学中に自分のやりたいこと”に、近い方向性を目指すことなりそうです。とにかく、できることから手を出していきます。

しかし・・・丸一日、朝から晩までグダグダとは言え英語でしゃべり続けるって・・・undergradで歯科医学を学んでいた頃には想像もつかなかったです。

凄く楽しい・・・とは言え、後700日もたたないうちにこの生活も終わります。あっという間ですよね。だからこそ、日一日を大切にしていかなければと思います。