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High up in the sky

赤司 征大|Masahiro Akashi
UCLA MBA留学記
WHITE CROSS株式会社 起業までの軌跡

MBA受験 総括 

2013-08-21 08:56:20 | 留学前記
 MBA受験の総括を載せることにしました。私がお世話になったMBA予備校であるInterfaceにも同じ合格体験記を提出しています。私は2013年度はInterface/2012年度は別の予備校のエッセイカウンセリングサービスを利用しましたが、正直そのサービスの質の差は大きかったと感じています。

 InterfaceのGroup Interviewで知り合った仲間達は、皆さん錚々たるトップスクールに進学されましたので、Interfaceの実力は本物でしょう。以下、これから受験される方々の参考になればと思います。




進学先:  UCLA
合格:    UCLA(waitlist) ,Texas
不合格:  Chicago(waitlist), Berkeley(waitlist without interview),Stanford, Wharton, Kellogg, LBS,CMU(waitlist without interview)

出願時プロフィール
・ 31歳/男性
・ 歯科医師/中小企業診断士: 5年
・ 国立理系
・ 海外経験: 旅行程度
・ 私費留学
・ GPA: 3.03
・ TOEFL:  108
・ GMAT:  700

出願スケジュール
2009.12 :  MBA受験を志す
2010.01 : TOEFL1回目 63点
2011.08 : GAMT1回目 610点
2011.12 :  GMAT 3回目 700点
2012.02~03   : MIT・Kellogg 出願→不合格(他の予備校)
2012.05 :  Interface Devalier先生に師事し、カウンセリング開始
2012.06 :  TOEFL28回目  108点
2012.09~10 :  1stで5校に出願(Chicago・Kellogg・Wharton・Berkeley・UCLA)
2012.12~2013.01 : 2ndで3校に出願(Stanford・Texas・CMU)
2013.01 : Anderson waitlist 
2013.02 :  Texas 合格
2013.03 :  3rdで1校に出願(LBS)
2012.08 :  UCLA合格

 アントレ志望で明るい土地が好きな私にとって、西海岸にあるStanford/Berkeley/UCLAが第一志望群でした。最後の最後でUCLAに合格することができ、MBA受験を納得できる形で終わらせられたことに心から喜びを感じています。
 UCLAについては、1stから計5回連続waitlistとなりました。(各Round合格発表時3回+7月に入り2回waitlistに残る意思確認)また、受験を通じて合計10回waitlist通知(Chicago:1, Berkelry:1, UCLA:5, CMU:3)を受けるという稀な経験をしました。1stで出願した1校からは、「特殊すぎるバックグラウンド故に、多様性を担う為の候補として2nd 以降の出願者と比較するためwaitlistとした」という率直なfeedbackを頂きました。
 そのような状況でありながら、私を合格させてくれたUCLAとTexasには心から感謝しています。

 私のMBA受験において、後続の方々へ残せる情報は何であるかを考えた際に、Interfaceを持ってして前例がないと言われた7ヶ月半にわたるwaitlist期間の取り組みについて、UCLAを例に時系列で記載させて頂きます。

2013年
1月: waitlist通知1回目
① additional essay No.1(これまでのcareerの俯瞰) 
② update video essay(career goalとWhy Andersonについてプレゼンした動画を編集しYouTubeにUploadし、URLを送る)

2月
③ Campus visit 2回目(2012.10に1回目のvisit)
・  学びたい分野の教授にmailでアポイントをとり面談。
・  waitlist manager と面談。
・  career goalを具体化したスライドを作りラミネート加工したものを直に手渡す。
・  waitlistからの繰り上あがり経験を持つ在校生の方と交流する。
・  Career Counselor と面談し、起業を志望している学生へのサポート体制についてお伺いする。
④ Additional essay No.2(2回のCampus visitについて)

3月
⑤ Additional essay No.3(Japan TripのAlumni Partyに参加し感じた事)

4月: waitlist 通知2回目
⑥ Anderson Class of 2012の卒業式でスピーチをされた方に連絡をとり、その旨をメールでupdate
⑦ 追加の推薦状
⑧ 専門学校の特別講師になった旨をメールにてupdate

5月
⑨ additional essay No.4(特別講師としての経験と、waitlistとして学んできた事の総括について)

6月: waitlist通知3回目
⑩ additional essay No.5(私を合格させることの意義)
⑪ 3回目のCampus visit  
・  waitlist managerと再度面談。
・  著書に英語で脚注を付けたものを直に手渡す。
・  entrepreneurshipのProgram Manager と面談。
⑫ additional essay No.6(waitlistとして学んできたことの総括。visit時にwaitlist managerに直に手渡す)

7月: waitlist通知4回目/5回目(waitlistにまだ残る意志があるかどうかの確認)
⑫ additional essay No.7(3回目のCampus Visit/某NPOの理事になった旨/Personal lifeについて)
⑬ 4回目のCampus Visit
・  Texasへの入学に向けて渡米。LAにたちよりUCLAのwaitlist Managerに頼み込んで、Admissionのトップの方と面談。過去3回のvisitでも同じことをお願いしたが、他の受験生との公平性を理由に断られた。賭けではあったが、今回が最後のvisitであることを真摯に訴えた結果、機会を与えて頂いた。
⑭ Texasに進学
・  Start-upは行わずに学校の近くの安ホテルに滞在する。その旨を、Visitの際に対応して下さったAdmissionのトップの方にupdate。

8月8日: UCLA 合格
・ 既にTexasのOrientationに参加しており、安ホテルから通学していた。10日にはぎりぎりまで引き延ばしていたアパートへの入居/12日には本格的なProgramの開始だった。


上記以外に、2週間に1回は必ずwaitlist managerとの連絡を取り、Andersonに進学したい旨を伝え続けました。その間の、Interfaceからの細やかなサポートには素晴らしいものがありました。


 何かを成し遂げたいと本気で思うのであれば、自分を信じて最後まで戦う事です。Devalier先生は、担当カウンセラーとして私のキャリアや性格を深く理解された上で、「MBA受験中/その後、その全てに成長の機会がある。貴方はリーダーとして成長し続けなければなない。」と事あるごとに伝えてこられました。確かに、なかなか結果を得られない中で自分をコントロールし続けてきたこのMBA受験は、私にとって素晴らしい自己鍛錬の機会となりました。そして、それを越えて今、LAにてこの合格体験記を書きながら、これから始まる素晴らしい日々への期待の高まりを感じています。

 これからMBA受験を志す方々の中には、スマートに志望校から合格を勝ち取られる方も、私のように時間がかかってしまう方もおられる事と思います。皆様が前者であることを願っています。とはいえ、なかなかテストスコアが出ない時、エッセイに躓いてこれ以上書きたくなくなる時、不合格やwaitlistという不本意な結果を突き付けられる時・・・そんな時を迎えたら、自分を信じて諦めないで下さい。先が見えない不安の中で努力し続ける事で、その時々には見えない合格というゴールに一歩ずつ近付けているはずです。

 末筆となりましたが、InterfaceのDevalier先生、LeClair先生、小貫さん、小林さんへ、心から感謝しております。Interfaceのサポートなしでは、UCLA/Texasという素晴らしい2校に合格する事はできなかったと思います。私に皆様のお力になれることがありましたら、Devalier先生を通じていつでも御連絡下さい。


Austin, Texas  ~追憶~

2013-08-14 00:13:41 | 留学前記
The University of Texas at Austinの象徴 UTタワー


UTタワー前からみた州議事堂


UTスタジアム・・・とにかくでかい!


McCombs Management School of Business




Orientation


UCLAに合格した日の昼 浜ちゃんと


UT内のキング牧師像


Austin Downtown


ありがとう


そしてLAへ



The University of Texas at Austin, McCombs School of Business での素晴らしい日々に感謝しています

UCLA Anderson合格

2013-08-09 22:50:41 | 留学前記
昨日・・・アメリカ時間の8月8日に、UCLA Andersonより電話にて合格の知らせを受けました!

今年、UCLAが合格通知を出した最後の1人?らしいです。

1月より5回にわたりwaitlistになりながらも(各ラウンド計3回 + waitに残る意思確認2回)、わずかな可能性を信じ、限界までの消耗戦を強いられた結果・・・3年半にわたる受験生活は劇的で最高の終末を迎えました。

この7カ月、胃に穴があくような思いで、「苦しいときだからこそ、人としてのあり様を問われている」と自分に言い聞かせて戦い続けてきました・・・Texas大学進学後も、一縷の望みにかけ、Start-upを行わずに安ホテルから大学に通っていました・・・



UCLAのwaitlist managerさんからは、アメリカ人への最終期限は8月10日前後で、日本人を含むinternationalについてはもっと早い段階・・・おそらく7月下旬には最終通知を出すと言われていたので・・・最後まで戦い抜く経験を得ることを自分の糧としていました。

10日には、ぎりぎりまで入居を引き延ばしていたアパートでの生活が始まり、来週の12日の月曜日にはTexas大学のプログラムが本格開始・・・後戻りがきかなくなるため、9日の夜にこのブログにてTexas McCombsへの進学を報告しようと思っていました。



人生分からないものです

常に最善を尽くし、最後の一瞬まであきらめてはいけないです




転校の意志を告げると、Texas大学は留意として授業料免除の好条件まで提示してくださいました・・・私費の私にとって、お金の心配がなくなる・・・あり得ない待遇を私に与えて下さろうとしています。

転校を告げたTexasの仲間達は、一同に私の背中を押してくれています・・・彼らと過ごせたはずのこれからの2年間・・・お金の心配が一切なくなるという好条件・・・日々感じてきたTexas McCombsの素晴らしさを思うと、後ろ髪を引かれる思いですが・・・UCLA Andersonに進学します。

私は、UCLA Anderson, Class of 2015 であると同時に、 Texas McCombs, Class of 2015 であることを誇りに思います。





この合格は私にとって、通過点の一つ・・・私はまだ何も成し遂げていない・・・”望みは天より高くあれ”というタイトルをつけた理由を思い返します。

この喜びに浸るのは今日一日だけで十分です・・・これからが真の戦いです。日本を代表する起業家を目指して、LAにて最高の2年間を過ごします。



私を支えてくださった、家族・私の生涯の先生方・職場の上司・同僚・友人たち・・・この3年半私に関わってくださった全ての皆様に心から感謝申し上げます。



本当に、ありがとうございました・・・3年半にわたる受験生活が・・・今日、最高の結果で終わりました。





Texas McCombsの素晴らしさ

2013-08-09 22:00:58 | 留学前記
今週の月曜日からTexas McCombsのOrientationが始まっていました・・・凄く素晴らしいプログラムで、Information ManagementとEntrepreneurshipを集中選択科目にしよう・・・学び質として最高の環境だと実感していました。

日本でのTexas大学の認知度は低いが、全米においては冠たる名門校です。

Business Schoolに対して、求めるものが、
1.学びの質の素晴らしさ
: 教授陣は全Business SchoolでNo.1の評価を受けている上に、特にEntrepreneurshi/Information Management/Accountingにおいては世界トップクラスです。

2.校風
: 素晴らしく協調性を重視したfriendlyなcultureであり、その点において決して昨年VisiさせていただいたKelloggにも引けを取らないように感じました。また、McCombsより割り振られたStudy Teamについても恵まれました。
 紅一点で明るいムードメーカーの超美人Nikki・アイビーリーグ出身でどう見ても悪っぽいけど、頭が切れきれで本当は凄く優しいJason/アメリカのCEOの典型的な外面に紳士的でリーダーとしての素質と雰囲気兼ね備えたSpencer/物静かだけど一言一言に切れのよさがあるScott。皆、私がたどたどしく話す英語から、私の意図を汲み取ろうと耳を傾けてくれます。

 「Teamなんだから、あなたの学びの質を高めることは、私たちの学びの質を高めることになる。だから、決して分からないことを分からないままで終わらせないでほしい。1年後には、英語ペラペラになるように、私たちがあなたを孤立させない。」

 Orientation3日目に、言葉の壁に打ちのめされてグロッキーになっていた私に、Teamの皆がそう言ってくれた。32歳にして、仕事でリーダーであり続けようとしてきた私が、言葉の壁に阻まれ完全にお荷物化する事態・・・それにたいして、全面的サポートを誓ってくれる仲間達。

 正直、来るまで知らなかったTexas大学の魅力を感じていました。

3.Austinの生活のしやすさ
: 家賃が安さ/町が綺麗/治安が良い/学都としての落ち着き/気候が凄く良い/日本食はいくらでもある(納豆やサバとかまであり食の心配はゼロ)+Austinの超フレンドリーな土地柄には目を見張るものがあった。日本人相手でも、基本的に人が話しかけてくる。アメリカ人を持ってして、ここまで誰もがフレンドリーな場所は、Austinかハワイだけとのこと(笑)

4.Texasは最高の産業スラスター
: 自然発生的に産業クラスター化したシリコンバレーと異なり、計画的に全米トップクラスの産業クラスターを形成したテキサス州におけいて、McCombsは不動のBusiness Schoolです。逆言うなら、McCombsブランドのおかげで、Hands-onでの学びが腐るほどあり、実践を重視したプログラムとして一流です。

5.日本人在校生の素晴らしさ
: 先輩にも同級生にも本当に素晴らしい人々がおられました。車がなく、UCLAを理由にStart-upができない私を全面的にサポートして下さいました。人としての熱さや、助け合いの心・・・ほんの短期間で親友と呼べるような仲間に出会えました。

 私が彼らへの恩を忘れることは生涯ないでしょう。

6.学校としての勢い
: Texas州は全米トップの経済安定を誇り、先ほど書いたクラスターや石油産業/コンピューター産業の躍進により経済の停滞とは無縁に成長し続けています。また、McCombsも現在、新校舎を建設中です。そして、戦略として、州立大学系Business SchoolNo.1を目指しています。そのためか、近年、合格者のGMAT平均を意図的に上げているとのことです。これらは、近い将来ランキングに大きな変化を生み出すかもしれません。 

7.日本からのアクセスの良さ
: 意外かもしれませんが、LA+3時間のフライトでAustinにつきます。長時間飛行の合間にちょっと休憩をはさみたいのであれば、東海岸よりよっぽど楽かもしれません。また、AusinのBelgstorm空港からわずか20分でdowntownに到着できます。これのアクセスの良さは素晴らしいです。

 日本での認知度が高まりさえすれば、Top15~20大学の中でもっと日本人人気が出てもよい条件がそろっています・・・そして、今後、Top15に食い込んでくる可能性があるB-Schoolだというのが私の認識です。

 Texas McCombsについては、是非一度Visitしてもらいたい一押しの大学の一つです。

 次のブログで、UCLAの結果について記載します。
 

未来への期待感

2013-07-29 14:20:46 | 留学前記
渡米して丁度1週間になります。LAが最終結果を出してくるまではホテル住まいなのですが、在校生の方にお伺いしたところ現在のホテルのある場所が少々治安がよろしくない地域とのことです。確かに、近くの食料品店に行くと警戒心をいただかせるBrotherがちょいちょいいます・・・が、全然私のことなんか眼中にない感じです。毎日、てけてけ歩いて買い物に来る日本人を、近くに東洋人が一人住み始めたというくらいにしか思ってない様子です。

良くない表現かもしれませんが・・・明確に裕福ではない足の悪いお爺さんが階段を上るのがしんどそうだったので手伝ってあげたらどえらく感謝されました・・・人種は違えど、人への思いやりやそれに対する反応はどこも同じです。

とはいえ、危険な可能性がわずかでもあるなら、近寄らない事が一番です。で、夜はいつも部屋にこもってます(笑)近く、安全この上ない学校の近くのホテルに移ります。冒険的な危険は可能性レベルですら避けたいので・・・



渡米以降、自分にみなぎる意識の質が凄く若返っています。

私は前の会社で5年働いている間に、自分自身10年以上そこに属してきたような感覚を覚えていました。悪い意味ではありません。それ位・・・特に最後の1年半は、会社そのものと自身の仕事・意識がシンクロしていました。CEO直属で、会社の方針を定め/具現化させ/浸透させていくのが私の仕事でした。その過程で、自分自身で考え意思決定を下す事を許されていました・・・今更ながら、最良の上司・・・というか経営者としての師匠に恵まれていたことに気づかされます。

凄く幸せでした。

自分の意思とはいえ、自らを会社からひきはがすようにして退社し、今、日本を離れTexasにいます・・・思えば、今がBusiness Schoolに来る最良の時期だったのかもしれません。渡米が、2年早ければ経験不足で、これからの学びを実務に置き換えて考えるのが難しかったでしょう。逆に2年遅かったら熱を失い慣性で仕事をこなせるちょっと器用なだけの人になっていたかもしれません。

この5年間の経験は良質でした・・・その一方で、意識して自分自身を実年齢以上に相当老けさせていました。言い換えるなら、20代前半に感じていた燃えるようなエネルギーを、20代後半で如何に抑え込むかを学んできたように思います。


自分を律する立ち位置から外れて一カ月・・・昔のような強いエネルギーのみなぎりを感じるようになってきました。昔との違いは、未だ未熟者とはいえ、歳相応の精神的成長が、エネルギーが強いだけの人にありがちな独りよがりさをなくしてくれているところでしょう。人との不要な衝突頻度が下がったというわけです。

私の人生においてentrepreneurshipを学ぶにあたり一番バランスの良い時期に渡米したという気がします。


それ故に、未来への期待感を持てます。これから2年間過ごす場がTexasであれLAであれ、2年後・5年後・10年後が楽しみです。


さて、Texasでは現在、ド真夜中です。寝よう!