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High up in the sky

赤司 征大|Masahiro Akashi
UCLA MBA留学記
WHITE CROSS株式会社 起業までの軌跡

Santa Monica Beach

2014-10-28 01:44:49 | 2014.10-12 秋
日曜日の朝、Argentina のNatalia とサンタモニカビーチでブランチをしました。ナチとは4ヶ月ぶりの再会で、話は尽きません。ミケにしてもナチにしても、私が特に仲良くなる人達は、1対1での深い会話を好む穏やかな人が多いです。

学年が1つ上で、6月にAndersonを卒業したナチとは、春学期にHealthcare Finance and Management のコースで知り合い意気投合し、特に仲良しの友達になりました。彼女は、アルゼンチンの首都であるブエノスアイレス出身で、ロンドンなどヨーロッパを主戦場にキャリアを積んできた生粋のコンサルタントで、現在はLAのBain & Companyで働いています。

それぞれの夏の間の話などをしながら、ゆったりとした時間を過ごしました。Bainでの仕事の話等を聞くと、安定して柔らかい雰囲気のナチが、実は如何に優秀なビジネスパーソンであるかを感じさせられます。

こうして、親しい友達とゆっくり過ごす時間は、私にとって最高にリラックスできる時間です。













Texas McCombsの友達

2014-10-26 01:09:54 | 2014.10-12 秋
久しぶりに、Texas McCombs時代からの親友のハマちゃん御夫婦とSkype でお話をさせて頂きました。

お互いに一通り情報交換をした後、自然にWHITE CROSSの話になりました。

ハマちゃんの奥様は、東京大学にて医療政策を学ばれていた方で、私とは異なる角度から医療を俯瞰する視野の広さをお持ちの方です。そのような素晴らしい方から、

「卒後東京に戻ったら、本当にHiroの会社で働きたい!」

と言って頂けました。間違いなくWHITRE CROSSにおいて生きる能力をお持ちの方ですので、しかるべきタイミングで是非ともと思います。

「友人として顔と、社長としての顔は全くの別物になると思うけど大丈夫?」とお伺いした所、

「それは当たり前でしょ。」

との事でした。仕事が理由で友人関係が崩れるのは、WHITE CROSSの理念にも反しますし、私自身好む所ではありません。とは言え、友情だけで乗り切れるはずも無い場面が出てくるのが仕事ですので・・・CEOとして私自身が気を引き締めなければ。


また、McCombs同期の旦那様からも、

「Texasのインキュベーターで、数多くのビジネスプランを見てきたけど、これほどのレベルのプランは初めてみた。何か僕に出来る事があったら何でも言って!」

と言って頂けた事、凄く嬉しいです。そういえば、この秋からMcCombsのMBA受験のインタビューワーを始めたとの事・・・凄いな・・・英語で受験生をインタビューするのは、非常に難しい事です。凄まじくスマートな方でしたが、流石・・・と素直に感心します。


実現化するかどうか、全ては私次第ですが・・・私は常に人に恵まれています。何でこうも、自分より凄い人達が本気で私を助けてくれるのか・・・ありがたいです。



昨晩は、UCLA の歯学部に留学している東北大学の先輩に飲みに連れて行って行きました。先日の歯科医師の先生方向けの講演会にてお会いさせて頂いたのですが、久しぶりに同門の先生に会うと嬉しいものですね。素敵な先輩にお会い出来ました。

こういう縁は、大切にして行きたいです。



そういえば、WHITE CROSSに力を注ぎすぎて、1年目と比較して自分自身の学業へのモチベーションが著しく弱まってきているのを感じます。奨学金も頂いた事ですし、こう全てが上手く行っている時にこそ気を引き締めないと、学業で手抜きして、単位を落としたりすると笑えませんので。

上手く行っている時こそ、危ないな・・・と感じて、気を引き締めなければいけません。

Macがぶっ壊れる 

2014-10-23 20:34:25 | 2014.10-12 秋
現代のビジネススクールにおいて、パソコンが壊れると、本当に何も出来なくなります。授業の予約/課題の提出/あらゆる連絡/Meeting Roomの予約・・・、パソコンを使わない日はないというか・・・常に、肌身離さず持っているというレベルです。

その上、Dropbox/G-Drive/Skype/Facebook/LinkedIn・・・これらが無いと、さらに何も出来なくなります。卒業生の方と話をしているとよくわかるのですが、20年前のビジネススクールでの経験と、現代での経験とは全くことなります。とは言え、私の出身産業である歯科医療は、それほどITリテラシーを要求されない基本的にアナログな世界です。その両方の世界のギャップに、ビジネスチャンスがあります。特にアナログ側の産業の専門性が高くニッチであればあるほど、まだ手つかずであることが多くあります。


昨日の夕方、進学時に新調したMacがいきなり動かなくなりました・・・思えば、一昨日の夜から、何かおかしいな・・・とは思っていたのですが。Anderson のテクニカルサポートに持って行っても原因が分からず、Apple Storeに持って行ってとの事でした。さすがに、それは時間がかかってまずいとおもい、夜中まで自力で回復させるべくあらゆる手を打ったのですが、どうにもならず自分で直すのは断念しました。

途中、エンジニアリングスクールの友人に連絡をしたのですが連絡がつかず・・・最悪、HDがクラッシュしていたらどうしようとか思いながら、「まっ、これ以上考えても仕方ないし、まっ、データが消えたならそれはそれで仕方ないから寝よ」っと寝る事にしました。

一応、寝る前に、LAにあるMacのリカバリーショップを探した所、"MacWest Data Recovery"という ショップを発見。Yelp!(日本でいう食べログみたいなサイト)での評価がやたら高かったので、取りあえず翌日の朝一でMacを持ち込む事にしました。



そして今日の朝一でショップに行った所・・・本当にここにショップがあるの?と疑いたくなる普通のアパートの1室でした。まっ、地域的に安全だし、大丈夫だろうと判断し入って行った所、店長・・・というか、爽やかなMacオタクのKayaさんが対応してくれました。





「まっ、ハードが壊れていたらデータの吸い出しで$240位で、新しいハードの搭載が$150位だよ・・・最悪2日位かかるかな」と、他の店の1/2~1/3程度の価格でよいとのことでした。というわけでMacを預けて、そのままAndersonへミーティングをしに行きました。


数時間後、Kayaさんから電話がかかってきて、「配線が断絶していただけだから、$150ですむよ。すぐに取りに来れる?俺、今日は3時には帰りたいんだ」とのこと。 昨晩、今、パソコンが2週間程度使えないと、試験は受けられない/レポートは書けない/あらゆるプロジェクトでチームメンバーに迷惑がかかるため、最悪$1000だしてMac Book Air を購入するつもりでしたので、手痛い出費にはかわりありませんが、$150ですんだ事にほっとしました(笑) 

しかしこのKayaさん、Yelp!に書かれていた通り、全く商売っけがあまり無く、「$140でも、$150でも別に君の好きな金額でいいよ~♪ 今日は、時間空いていたし・・・」とのことでした。まっ、当初に$150で聞いていましたので、そこは日本人的感覚で$150お支払いしました。

その後、日本の話題等、色々話しをしてKayaさんと仲良くなった後、許可を貰ってブログで書かせてもらう事にしました。



LAで、Macがクラッシュした場合、まずここに持ち込む事をお勧めします。対応が丁寧な上、安くて、早いです。

「その辺の業者さんに頼むと、これだけで$400位とる事があるっていつも聞いて、びっくりするんだよね・・・。そんな取らなくても、全然食べていけるしさ・・・」とのこと。最後に、Yelp!で、「褒める感じで投稿してね!」と頼まれました。

これが、Kayaさんがゆるゆるでも遣って行ける理由なのでしょう。





そして、おまけトピックで、ミケのUCLA大学院生会の会長室に遊びに行きました。歴代のMBAの日本人学生で、ここに遊びに行く人はそうそういない・・・はずです。

この歴史を感じさせる建物の3階が大学院生会の執行役員室です




中はこんな感じ


会長の席に座っているミケ


ミケの秘書さん。凄く綺麗な方でした


壁にはUCLAの歴代の院生会会長の写真が飾られてあります


一番新しい所が、現会長のミケの写真


ミケによると、歴代の会長の中には、政治的/経済的に国家レベルの要職に着いている人が結構居るとの事。まっ、そりゃそうでしょう。そして、ミケもそうなっていくんでしょう。

UCLAの歴史を感じる事ができる、貴重な体験でした。


UCLA School of Dentistry にて講演をさせて頂きました

2014-10-20 02:12:27 | 2014.10-12 秋
昨日、UCLA School of Dentistryの小川ラボを御借りして、 UCLA/南カルフォルニア大学/ロマリンダ大学の歯学部に在籍されている日本人歯科医師/技工士さんへの講演をさせて頂きました。

講演タイトル:「日本歯科医療の革新前夜 ~Professional ×Management の視点から~」

1. 私がMBAにいたるまでの経緯
2. 日本歯科医療の直面する課題
3. WHITE CROSS

の3つの切り口で、1時間ばかり話をさせていただきました。こういった場で話をさせて頂くたびに、WHITE CROSSが歯科医師の先生方から強い支持を得られる、社会の為になるビジネスモデルである事を強く感じさせられます。特に、LAにいらしている歯科医師/技工士の先生方には、意識が高い方が多いのですが、その方々から「これは必要です。是非、作り上げられて下さい。」という言葉を頂けると、起業家としての気が引き締まります。





MBAでの奨学金 +α 

2014-10-17 22:47:15 | 2014.10-12 秋
先日、いつも通りミケと話をしていた際に、

「・・・留学資金がカツカツなんだよね」という私のちょっとした言葉に、ミケが素早く反応。

「じゃあ、この人にあって!」との一言で、Financial Aid Offer(奨学金対象者を決める方)との面談が決まりました。

面談前日にミケから、「明日の話のしかただけど、ここはアメリカなんだから日本的にmodestである事は忘れてるんだよ。まず、WHITE CROSSの話をして、君が如何にprospectiveな学生か話すんだ。その上で、Anderson MBAが何故必要かとか、如何にこのcommunityに貢献したいかという話をするんだ。そして最後に、学費の話をするんだよ。Hiroにとって全部本当のことだから大丈夫!」とのアドバイスをもらいました。


そして、先週の金曜日の朝に、Financial Aid Officerの方と面談をさせて頂いたのですが・・・私は、WHITE CROSSの話となるとついつい熱くなってしまいます。また、東京でのWorld MBA Tourに唯一の現役学生として参加した際の話や、先日でたEconomistでのMBA世界ランキングでもAndersonの評価が急上昇している事、Class of 2016のGMATの学年平均点が714点まで上昇したことなど、最近のAndersonについての話をしていました。

・・・どちらかと言うと、ただのUCLA好きの起業家が、小話をしに立ち寄ったみたいな雰囲気でした。ミケのアドバイス野通りに、最後に学費の話をしたところ、たった1つ残っている奨学金が、各学年の私費留学をしている日本人学生1名を対象としたNozawa Fellowshipで、本来はAndersonへの入学前・・・つまり、昨年の7月位までには応募しなければならないとのことでした。

「去年、7ヶ月半もwaitlistだった上に、最後の最後で合格して、Texas大学から転校してきた日本人って貴方でしょう?合格が遅くて、申請出来なかった事情はわかるから、私から対象者の選定をしている教授にメールしてみます。出来る限り強くプッシュして面談だけでもしてもらえるように頼んでみるから!でも、2年生は本来対象ではないし、期待しないでね。」との事でした。

教授からのメールきたらいいな・・・と思っとか軽く考えていた翌週月曜日の朝、 「Congratulation! 貴方を今年のNozawa Fellowshipの対象者にします。強いては、$20.000を奨学金として提供します。」との衝撃的なメールが届いて、いきなり目が覚めました。

Step.1:  Class of 2016のドメの日本人に社費の人しかおらず、今年は対象者がおらずに余っていた
Step.2:  Financial Aid Officerの方が、担当教授に熱烈にプッシュしてくれた 
Step.3:  教授としては面接してあげてもいいけど、今週末から日本出張で時間がない
Step.4: 今年の奨学金の対象者選定の最終期限が後数日に迫っていた
Step.5: んじゃ、もうあげちゃえってなった

という奇跡の展開で、まさかの面接無しでの奨学金の付与が決まってしまったようです。そもそも、今の時期に$20.000もの奨学金がでるのは前例がないとのことでした。


何より嬉しかったのは、それを連絡した時のミケは喜びっぷりでした・・・朗報を連絡をした直後に、「Hiro!君をロックスターにするから」・・・という謎なコメントを残し、AndersonのMarketing部に入って行きました。

ビジネススクールでは、世界中の進学希望者に向けて学校の特色を知ってもらうために、良い意味で目立っている在学生に焦点を当てた特集記事を世界に配信します。それを知っていたミケは、仲の良いMarketing部のトップの方に、「あまり知られていないけど、Class of 2015で一番のentrepreneurで、$20.000の奨学金までとっている。Hiro とWHITE CROSSについて取材しないと学校として損だよ。」と話し、いつのまにやら推薦メールまで送ってくれていました。

結果、来週以降に、Marketingからインタビューを受ける事になり、私とWHITE CROSSの特集記事を配信するとのこと・・・ミケよ。君は一体僕をどうしたいんだ(笑)


しかし、ここに来ての奨学金は本当にありがたいです。私費でMBAにくる経済的負担は、半端ではありません。今回私が頂いた、Nozawa Fellowshipですが、これは世界のMBAでも珍しい、日本人学生のみを対象とした奨学金制度です。UCLAの唯一の悪い所は、異常な生活費の高さにありますが、御蔭様で2年平均でみた際に、田舎にある生活費安いMBAと同等の出費ですむことになりました。これから私費でMBAを受けられる方には是非ともお勧めの奨学金制度です・・・是非、UCLAへいらして下さい。


Nozawaさん御夫婦が、次世代のためにと作り上げて下さった奨学金制度を利用させて頂く以上、在学中はしっかり学び、卒後もAndersonのコミュニティーに貢献していかなければならないな・・・と思います。そして、私自身、起業家として成功した後に、医療プロフェッショナルを対象としたMBA留学の基金を作りたいと思っています。



話は変わり、今日はHands-onで世界中の企業の経営課題の解決に挑むAnderson名物のAMRのLaunch Meetingがあり、クライアント企業のExecutiveとの初顔合わせがありました。



私達のチームは、シンガポールに本社を持ち、ベトナムで運営をしている会社を担当します。UCLAからは、各チーム$5.000の予算がつくのですが、事前のミーティングで「ベトナムに行って、実際に会社を見てみたいけど、$5.000では無理だね。でも、なかなか予算を出してもらうのは難しそうだね。」という話になった際に、ミケが「その分だけ、しっかりした仕事できればよいよね。交渉は僕に任せて。」とのこと。

と言う訳で、ミケをリーダーに、Andersonを訪れたクライアント起業のCEO/相談役の方とMeetingとランチを通じて短時間で信頼関係で構築し、「ところで、冬休みにベトナムに行きたいのですが・・・」という話をした所、明日の朝ミケがLAを案内して、メトロのUnion駅まで送る約束をしていたCEOより、「いいよ、予算はこっちで持つから。ついでに2日程度観光して行けばいいですよ。」との事でした。

これって、ミケだから出来る技だよな・・・凄いなって素直に感心します。他の人の場合、こうはいかないです。

ミケは、基本的に利他的な人です。いつも人の事を大切に考えているから、人が助けてくれるんだろうな・・・とミケを見ていていつも思います。誰もが頭では分かっていても、実践するのは難しい事を、彼は自然体でやっています。



これほどの親友に恵まれ、素晴らしい経験をさせてもらえていると、私にはAndersonを好きになれない理由がないな・・・と思います。