Four Season Colors

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強いスワローズ、再び。

2022-07-04 | 雑文
日本のプロ野球セントラルリーグは、スワロ
ーズ独走態勢の6月となった。

スワローズファンとしては、つい最近まで弱
小暗黒期だったせいもあり、嬉しいのだけれ
どもまだ実感はない。

スワローズのファンとなった理由の一つは、
同世代のファンの中で最も多いであろう、故
野村監督時代の、強いスワローズ。

その後、スワローズはたまに何かがかみ合い
確変的に優勝するが、基本的には弱いチーム
になった。

「なった」と書いて「戻った」と書かないの
は、個人として弱小だったらしい野村監督前
のスワローズを知らないからである。

ファンとしてのモチベーションをほとんど喪
失しかけていた高田監督時代を底に、長らく
低迷したスワローズ。

今、久しぶりに強いチームを見ていて思う。

低迷期において、若い世代で新たにファンに
なった数は、相当に少ないのだろうと。

地域に一つしかチームのない地方のチームは、
地域密着を戦略とするし、それが応援の理由
になる。

しかし、スワローズは東京に本拠地を置き、
東京にはプロ野球の歴史上、盟主とまで言わ
れたチームがある。

となれば、ファンになる理由で思いつくのは、
マイナー指向の偏屈か、強さに対する憧れか。

今年このまま優勝して連覇できるかはさてお
き、今のスワローズは間違いなく強さの面で
魅力がある。

自分が野村スワローズに魅了されたように、
高津スワローズに魅了される子は少なくない
はずで。

であれば、昔はなんて無粋なことは言わずに、
新たなファンたちと今を楽しみたい。

ただし、近年で言えばカープがそうであるよ
うに、常勝ではあり得ないチームは必ず下り
坂がくる。

野村監督時代からのファンは、その経験も含
めて、再びの強いスワローズを楽しむ。

そりゃあ、9連覇なんて出来ればファンも増
えに増えてウハウハにもなるが、それはそれ
でスワローズらしくはないか。


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