Four Season Colors

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百英雄伝ークリア後の感想4ー

2024-07-08 | 雑文
(つづき)群像劇がコンセプトの百英雄伝で
ここまでキャラクターに縛りがかかれば、コ
ンセプトなどないに等しい。

次は、百英雄伝において幻想水滸伝と同じく
重要なコンテンツである、本拠地システムと
ミニゲームについて。

仲間にした人数だけではなく、素材を集めて
拡張していく本拠地だが、ほぼ勝手に集まる
素材は必要だったのだろうか。

また、これは完全に好みであるが、幻想水滸
伝の梁山泊的な、良い意味で寄せ集めの、仮
の砦感は薄く、悪く言えば没個性。

どこに何があり、誰がどこにいるかのワクワ
ク感も薄く、その他の町より規模が大きいと
いうだけで終わる。

一応は隠れ砦的に、敵さんは見つけらていな
い設定だが、なんとも白々しく空しい。

ミニゲームも工夫のないポチポチゲーの他、
歯ごたえのないカードゲームやら、育成し甲
斐のない、強制視聴のレースやら。

ベーゴマもそうだが、一つ一つがとても中途
半端で、ハマる要素のない作業ゲーになって
しまっている。

唯一、幻想水滸伝らしいのが料理勝負だが、
どんな強敵でも、評価は採点者ガチャの運次
第。

意図的に幻想水滸伝のダメなところだけを懐
かしさ採用したのなら、これは完全に外して
しまっている。

幻想水滸伝の経験者なら、懐かしさを笑い飛
ばせるが、百英雄伝からのユーザーはひどい
としか感じないだろう。

この辺りは、まあまあコンピュータ側のAI
のレベルの低さ、杜撰さが目立つ。

無論、幻想水滸伝の思い出補正がとてつもな
いから、相当に美化され、期待値はとんでも
なく高くてしまってはいた。

とはいえ、2024年に発売の、ミドルから
フルプライスの新作RPGとすれば、正統な
ファンゲームと言わざるを得ない。(つづく)