Four Season Colors

現代詩とスポーツ、エンタメ、時事など雑文を掲載
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最近のスポグラNumber

2023-03-06 | 雑文
ここのところ継続して雑文することがないの
で、久々に雑誌「スポーツ・グラフィック 
Number」についてを少し(愚痴を)。

自分はわりと長く定期購読している雑誌であ
るため、とりあえず感想を述べる権利がある。

写真と(大半)専門ライターによる文章を号
ごとのテーマにより集めた、スポーツ総合系
雑誌のナンバー。

どちらかといえば、スポーツカジュアル層に
向けた雑誌で、テーマとライターの力量によ
り号ごとの価値が変わる。

そんなナンバーであるが、ちょっと前から今
(1067号)の時点の編集方針が、自分の
好みと合わない。

大きな国際大会があると、しばらくその競技
の専門雑誌になるのは、売り上げもあるし、
もう受け入れてはいる。

それよりも、その中でどの記事、コラムも平
凡で代り映えもなく、印象に残るものがとて
も少ないことに不満がある。

スポーツの地位が上がり、メディアの種類を
問わず一般向けの情報が増えていることは承
知している。

そこに総合誌ならではの難しさがあることも
理解をしたうえで。

ここで言っているのは、知識として知ってい
るか知らないかではなく、雑誌としての個性
やカラーの話である。

究極のところ、単純な選手紹介レベルはより
大衆向けのもので、数字や戦術はより専門向
けのものでことが足りる。

今のナンバーは、その両方の上の方を薄くカ
バーして、キャッチーに、見た目だけ良い雑
誌になってしまっているように思える。

わりと面白かったアクセントとしての色物系、
ネタ系の記事も中途半端で初手の興味も沸か
ない。

1064号のお笑い「M-1」特集に至って
は、表紙を見て、今号は読まなくてもいいか
とさえ思った。

1066号の「超一流の筋肉」特集は、明ら
かにテーマ負けした内容しかなかった。

結局、お笑い特集も読んで予想通りの無難さ
であったし、どちらの号にしろ、やるからに
は別冊でやるべきだっただろう。

お笑いはスポーツではないとか、筋肉はテー
マとしてどうだとか、そんなことはどうでも
いいし、興味もない。

テーマについて、写真とともに対象の本質の
断片のようなものに触れ、知り、その対象へ
の興味が深まる。

自分がNumberに求めているものは、昔
も今も変わってはいない。

テーマと(編集の)やりたいこと在りきで中
身がなく、なんやかんや書いてきたが、簡単
に言えば、最近のナンバーはとにかく面白く
ない。


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