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Woogie's Footie Seven Days

グランパス、アーセナル、ドラゴンズ、映画、旅行を中心に生活する人間のブログです!

「その英語、ネイティブにはこう聞こえます2 日常会話&ビジネス編」

2004年11月30日 | 読書日記
10月末に日本に一時帰国した際に、最後の最後で関空で購入した英語の本。これは読んでみて結構面白かったかも。ちゃんと英語を勉強するような本じゃないけど、凄く痒いところに手が届く本というか、なんというか。

この本の特徴は、日本人が結構使いがちな表現や、日本語の感覚を英語に当てはめて話したときに、実はちょっと微妙なニュアンスがある言い回しだとか、気をつけないと誤解される言い回しなんかをおもに扱ったもの。僕が実際にアメリカで体験して学んだことにも結構近かったりして、改めて「うーん、そうだよな」と思うことがいっぱいありました。例えば「Finish」の言葉の定義なんかは、日本人からすれば「終わらせる」とか「やめる」だけれども、実は「最後までやって終わらせる」というニュアンスが強くて、「Let's finish it!」は「今ここでやめる」のではなくて、「とりあえずそれを最後まで終わらせる」が正しい解釈だったり。こんなのは、僕も日本にいたときは全然意識してなかったし、こっちに来てやっと感覚的に覚えたこと。

やはりアメリカに来て、アジア人も誰もいない完全にオフィスの中の外国人(アメリカ人から見た)一人状態で仕事をしてみて思うのは、日本で勉強してきた英語とこちらの日常会話は全く違うこと。たとえTOEICの点数が高くても(もともと役に立つとも思ってなかったが、、、)、最初は日常会話の時点でパッパラパーだったり。結局のところ、そういった日常会話とかってのは文法どうのこうのってよりも、その国の習慣そのものだったり。やはり欧米系の言語とは文化的にも文法的にも全く異なる日本語を脳みそのベースに持っている以上、後はひたすらその習慣を体験してなれるしかないのかなと思う今日この頃。

まぁ、そんなこんなで何故かネガティブな方向に行ってしまいましたが、この本はそんなことを感じたときには、頭の中をちょっと整理するのに役に立つかも、、、。

やがて哀しき外国語

2004年11月29日 | 読書日記
今回のワシントンDCへの旅行の飛行機の中で、村上春樹の「やがて哀しき外国語」を読破。10月末に日本に帰ったときに、なんだか無性に読んでみたくなって、文庫本を購入。これが今の時代に読んでみても、結構オーバーラップしている部分があって面白い。

例えば、当時もアメリカは戦時下にあったけど、それは今も同じ。そんな中で筆者の感じていることってのは、この時代にアメリカに生活して感じることと実は変わってなかったりする。本当の根底にある「アメリカイズム」見たいなものは、時によってその比較対象(例えばイラクであったり、日本車であったり)により違う姿に見えるけれども、実は変わってなくて、良くもも悪くも結局アメリカはアメリカなのである。

この本は、アメリカとはこんな国とか、アメリカ人とはこんな人とは明記していないけれども、日本人という外国人の立場から、アメリカを感じるには凄くよい本。海外の生活を紹介する本は星の数ほどあるけれども、村上春樹が紹介するとこうなるのかと思わず感心してしまった。難しい言い回しや、キレイに飾る言葉はない分、逆にそこには誇張のない原寸大のアメリカが描かれていると思えるよい作品だった。

電車男

2004年11月04日 | 読書日記
先日本屋で買ってきた「電車男」を読破しました。これ結構面白いです。僕ははまりました。

聞いたことがない人の為に本の説明ですが、とある秋葉系の男が2チャンネルで他人からのアドバイスを受けながら、電車の中で出会った女性に告白するまでの物語です。現実的な部分と、現実的でない部分で妙にバランスがとれていて、意外な感動を生みます。2チャンネルといえば、なにかとネガティブな面ばかり取り沙汰されていますが、インターネットの世界でも実は善意が集まることで、お互いの協力協力により何か一つのことを無し得るかとが出きるんじゃないか、なんてこともこの本は教えてくれたような気がします。

この本は、なにかポジティブなものをちょっと求めている人にお勧めです。ちょっぴり幸せな気分になれること間違い無しです!