Rebirth-Free

2004年5月 鬱病と診断された
発病は推定1998年 今もなんとか一人で暮らしてる
2006年5月 障害者2級に

信用できない「LIFE GUARD」

2006-08-31 22:18:11 | Poison
屋外プールに行くときは、朝早くに行って、午前中に帰ってくる。
きょうは9時すぎに入ったので一番のりだった。
泳ぎだすと調子がよかった。何年ぶりかで、身体が水に乗ってる感じがしていた。
気もちよくターンを繰りかえし、100メートルをターンしたとき、
大声で止められた「すみませーん!すみませーん!!」
あわてて泳ぎをやめると、監視員が近づいてきた。
「ここのプールは帽子着用なんですけど」
ここで僕の鬱病の頭はパニクる。
どこにも帽子着用なんて書いてないし、
何回も来てるけど、皆、帽子なしで泳いでいる。
「そんなこと言われたことない」というと、
彼は「ちょっと待ってください」と言って、
もう一人の監視員のところへ歩いていった。
その後の対処も不快だったのだけど、
とにかく彼が間違っていたことがわかった。

そこのプールが帽子着用かどうかも知らない人間が、
「LIFE GUARD」と大書したTシャツを着て、プールを監視している。

どこかのいいかげんな業者に丸投げしてるんだろうな、大阪市。

余力をのこしながら、トレーニング

2006-08-27 07:43:25 | Rebirth
半年前、死を予感するほど体調をくずした。
そのころからは信じられないくらい、身体をうごかせるようになってきた。

いずれも30分ほどだけど、
筋トレを週2回、ライトな有酸素運動(スロースイミング)を週1回。
ときどきストレッチングを入念に。
ストレッチは好きなので、自宅でもちょっとした時間にスジをのばしている。

むかし、けっこう鍛えていた。いまも身体になごりがある。
1日トレーニングするたびに、筋肉にハリがもどってくる。
うれしい。

だけど、まだまだ疲れやすい。
オーバーワークにならないよう、ゆっくりリハビリしていかないと。
ドクターからも「余力をのこしながら」と指示されている。

蒼い海の深みに魅かれ、命をささげて潜りつづける2人 ――「グラン・ブルー」

2006-08-21 20:51:50 | Cinema
いまの病気になってからは、
テレビ画面に向かっているのは30分ぐらいが限界。
脳の持久力がもたない。
30分たてば12時間ぐらい観つづけているような疲労感におそわれる。
観たい映画があっても、
休憩をいれながら何回にも分けなければならなかった。

ちかごろは回復してきて脳のスタミナが1時間ぐらいまで延びていた。
そして先日、2時間42分の映画を一気に観た。

酸素ボンベ無しで海に潜っていき、
その深さを競いあう、フリーダイビング。
深度100メートルを超えて世界記録を塗りかえていった、
ジャック・マイヨールとエンゾ・モリナーリ。

蒼い海の深みに魅かれ、
命をささげて潜りつづける2人。
彼らだけが知る、100メートル超の深海。
ライバルどうしの友情は、海の底のように通じあっていた。

そして、海を愛した男を愛してしまった女性の苦悩。

光も届かない、海の底も見えない
スピリチュアルな「グラン・ブルー」の世界は、地上にはない美しさだった。

最後までリングに立っていた19歳 ――亀田興毅

2006-08-03 08:17:03 | Sports
亀田興毅がボクシングWBA世界ライトフライ級チャンピオンになった。

実力は相手のほうが上だった。亀田は1ラウンドでキャンバスに倒される。世界との差が身にしみただろう。しかし立ちあがってあきらめずに闘いぬいた精神力は立派だ。中盤には盛りかえす。ところが終盤にはまた劣勢にたたされる。最終ラウンドでは足はふらつき、よろけ、相手にしがみついてダウンをまぬがれるシーンが続く。倒される寸前だった。終了のゴングが鳴ったとき、興毅の顔は腫れあがっていた。

「不細工な試合してすみません」
2-1の判定勝利は、明らかにホームタウンデシジョンだ。
しかし興毅が12ラウンドを闘いぬいて、最後までリングに立っていなければ、このジャッジも引きだせなかった。

10代をボクシングにささげた、19歳9カ月。
若武者の精神力に、いまは祝福の言葉をおくりたい。
おめでとう、チャンピオン。