Rebirth-Free

2004年5月 鬱病と診断された
発病は推定1998年 今もなんとか一人で暮らしてる
2006年5月 障害者2級に

『痛みの心理学』

2007-12-02 19:43:26 | Book
1 痛みを人生の一部として受け入れ適応すること
2 痛みを人生の伴侶とすること
3 痛みにもかかわらず充実した人生を楽しむこと

『痛みの心理学』(丸田俊彦 著・中公新書)より

『ツレがうつになりまして。』

2007-06-26 08:45:19 | Book
私はツレが病気になるまで
何もかもツレを頼って生きてきたことに気づきました。
ツレが病気で苦しんでいるときは
なるべくツレの負担にならないようにしなくちゃいけないのに、
逆にグチをこぼしてしまったりして
「あ、やばい」と思うことが何回もありました。

私はそれまで暗い後ろ向きな考え方をするのが
楽ちんで好きだったのですが、
それは頼れる人がいるからやってしまうこと。
自分がしっかりと生きていくためには
明るい考え方をして前向きに生きていかなきゃいけない、
ということに気づきました。
                        (あとがきより)

夫がうつ病になり、
妻は自立をこころざし、
ほんとうの意味で夫を愛しはじめる。



『精神科養生のコツ』

2006-12-18 19:06:46 | Book
精神疾患は脳の病だから、
症状は心だけでなく全身におよぶ。

僕もいろいろな症状に苦しんできた。
たとえば背部痛がひどかったころ、
レントゲンをとると背骨が側彎していた。

精神疾患の症状は多彩だ。
本書は「一人ひとりの患者その人に合う治療や養生を探してゆく」ヒント集。

第1章 「気持ちがいい」を信じる
第2章 養生から治療まで
第3章 こころの病気ではなく、脳の病気である
第4章 自然治癒力の働きを見つける
第5章 過去をまとめ、未来をめざす
第6章 指テスト
第7章 背骨の歪みを治す
第8章 背中大切
第9章 気功法の応用
第10章 あなたを取り巻く環境
第11章 漢方薬
第12章 向精神薬とつきあう



『精神科医がうつ病になった ――ある精神科医のうつ病体験記』 (泉 基樹 著)

2006-10-17 19:26:11 | Book
親友がうつ病にかかった。そして、命をたった。
彼を救えなかった。「罪を償うため」に、著者は精神科医になる決意をする。
「患者に寄り添って、言葉にならない言葉に耳を傾けられるような精神科医」をめざして。

著者は医師となり「息を抜く間もなく、全力で患者さんと向き合って」いく。
人の命をあずかるプレッシャーを背負いつづけて。

やがて疲労感や不眠、希死念慮(死にたい気もち)など、
うつ病の症状がつのってくる。
そして限界を超える。
彼は心のなかで亡き親友に語る。
「お前のつらさが、今は実感としてわかるよ。相当つらかっただろうな。
(中略) 俺も、もうだめかもしれないよ。エネルギーを使い尽くした」

「死んじゃ、だめです。(中略) 休職届を出して、病院に行きましょう」。
恋人が、懸命に彼を支える――

著者は書いている。「精神病への偏見をなくすために『うつ病は心の風邪』などと言う人がいるが、僕が思うに、『うつ病は心の肺炎』だ。適切な治療を受けないと確実に命を落とす」



『ピエタ』 (楱野なな恵 著)

2006-07-03 07:24:17 | Book
理央は幼いころに妹を亡くした。さらに愛する母が理央を残し、家を出ていった。
父にも継母にも疎んじられ、心を閉ざして生きてきた。手首には無数の切り傷がある。

佐保子には優しい両親がいる。なにも問題なく見える家庭のなかで、佐保子もまた心を病んでいた。

「ある種の余計な
 感受性を持って生まれてきた子ども達」
「それがあるためにかえって
 生きることを困難にしてしまう」

しかし理央と佐保子が出会ったとき、おたがいの心に光が見えはじめる。

「美しいが
 致命的なぜい弱さも合わせもつこの新しい種(2人)を
 何とかして生きのびさせようとする力」がはたらきはじめる。

しかしタナトス(死への本能)は強大な力で、理央を呑みこんでいく。

「終わらせない 私が」
佐保子のエロス(生への本能)が立ちむかう。
「私達は 生きるために 出会ったんだから」




「an・an」 2006年5月31日号

2006-05-25 08:47:32 | Book
 
コンビニの雑誌コーナーで表紙をみてコケそうになった。

中を見てみたいけど、手にとる勇気はない。
そもそもレディスマガジン・コーナーにあるこの表紙のまえで立ちどまれない。

買った方、いつか見せてくださいね。
付録「女の子のためのエッチDVD」も。

『精神障害者と家族のための 生活・医療・福祉制度のすべてQ&A』

2006-05-24 06:16:23 | Book
日本の福祉制度は、申請主義。
本人、または家族が申請しないと、福祉の権利を受けられない。

本書は、精神障害者(鬱病者を含む)が利用できる生活・医療・福祉の制度を、Q&A方式でわかりやすく説明している。



この本を図書館から借りたとき、貸出票がはさまれてあった。
小さな感熱紙には、4冊のタイトルの一部が印字されてあった。

脳外傷者の社会生活を支援するリハビ
赤ちゃんを知るガイド-赤ちゃんの輝く
初めてママの赤ちゃんのココロ発育・
精神障害者と家族のための生活・医療

詳細はわからないけれど、祈った。
赤ちゃんとママに、幸多からんことを。