AKB48・37thシングル選抜総選挙

これ、結構感情移入して見ちゃうんですよね。

それにしてもAKB48って長寿です。
ピンクレディーは「ペッパー警部」から「カメレオンアーミー」までが約3年、おニャン子クラブは活動期間2年半、モーニング娘。は「ラブマシーン」から「ここにいるぜぇ」までで約3年。大体アイドルグループの人気のピークは2年位のもの。
それを思えば、AKB48は「ヘビーローテーション」からもう4年近く経っているのに、衰える気配がない。

いかに、新鮮さを失わせない工夫を日々行っているかということだと思います。
トライアンドエラー、仮説と検証。現場密着、フィードバックによるイノベーション。競争等による現場の緊張感の持続と成果主義の人事。
企業が見習わなければならないビジネスモデル、組織活性化の取組がたくさんあります。

最近の世の中って、ガチで競争しないというか、そこまでして上を目指したくないとか、プライベートを犠牲にしてまで仕事したくないとか、そういう風潮があります。
自分は、部活をやってて、大学時代は一応体育会だったんで、そういうのがすごく歯がゆいんですけど。
それを、AKB48は、ホントに体育会的にアイドルをやってて、それを真剣に応援するファンがたくさんいる。
自分では実現できない願望の投影とか、そういうことなのかなって思ったりします。

とまあ、それはさておき、総選挙の結果ですが、多少のサプライズはありながらも、まあまあほぼ予想の範囲内に収まったのかなと。
私は、順位発表後のコメントを楽しみにしています。
たかみなのコメントはすごいですね。
稲盛和夫さんとか、そういうレベルの風格すら感じます。

川栄李奈が、文字通り怪我の功名で選抜メンバー入り。
「（速報45位で）寝られないくらい落ち込んでいた。でも、自分のピンチをファンがチャンスに変えてくれた。来年はなにもなくとも選抜メンバー入りできるようになりたい」普段はおバカキャラで売っている彼女が、実に理路整然とした立派なコメント。
厳しい競争の世界で頑張っている人の言うことってのは、やはりしっかりしてます。