私にとっての禁煙（その１２）

カウンセリングを受ける前に、何枚かのアンケート用紙をもらっていたので、それに記入して、先生に渡した。先生の診断結果は、「鬱ですね。よく言われる軽鬱というものです。」ということでした。「軽鬱？」専門医がそんな言葉を使うのか？まぁ、わかりやすく対応してくれているのだ。

禁煙のことも尋ねてみた。「禁煙してから、２ヶ月半くらいですか。うーん、それくらいたてば、タバコは関係ないですね。」「はぁ」と私。「夜は、寝られますか？」との問いに「いいえ、毎日、早朝覚醒です。ひどいときは、寝て起きての繰り返しです。」

そうなのだ、禁煙を始めて、１週間くらいは実に寝られなかった。いや正確に言うと、寝るのだがすぐに起きてしまう。つまり、寝て、２時間くらいは寝たかなと思って目が覚めて時計を見るのだが、時計は１０分ほどしか進んでいない。また、寝る。すぐに寝られるのだ。そして起きる。また、１０分くらいだ。いろいろ考え事をして寝られないというのは、たまにあることだ。しかし、こうまで、寝たつもりでいるのに、実際は寝ていないというのはどういうことだ。時計がおかしい訳ではない。
結局、これを朝まで繰り返す。朝、４時か５時になるともう寝られない。もう、寝ていたのか起きていたのか良くわからない。これが１週間は続いた。タバコの禁断症状には、こういうものもあるのか。そう思った。１週間後からは、早朝覚醒だけがずーと残っていった。禁煙１ヶ月後くらいまでは、昼間に相当眠いというのも経験したが、そういう症状は、ＨＰでも聞いて知っていたので、しようがないかなとは思っていたのだが。とにかく、睡眠障害は出ていたのだ。

タバコが関係ない？それ以上は医師に聞くことはしなかったが、「禁煙が良く解っていないな」それが私の感想でした。