~Words~

心に宿る言葉たち

2006-01-31 | Favorite 詩


自分の理想を他人に押し付けそうになったり、

頭でばかり考えこんでいると

どちらか一方に片寄ってしまって

心がかちかちに固まってしまう

そんな時、“金子みすヾ”という童謡詩人が

私を揺り動かし、燈のようなあたたかさで

心をほぐしてくれる。

 

 

    

 私が両手をひろげても、

 お空はちっとも飛べないが、

 飛べる小鳥は私のように、

 地面(じべた)を速くは走れない
 
 
私がからだをゆすっても

 きれいな音は出ないけど

 あの鳴る鈴は私のように

 たくさんな唄は知らないよ
 

 鈴と、小鳥と、それから私

 みんなちがって、みんないい