~Words~

心に宿る言葉たち

今、言葉が結ぶもの

2006-01-06 | essay

今度こそ、(;´▽`lllA``。。。
年頭に相応しい記事を見つけましたので、紹介します。 
詩人 谷川俊太郎氏の言葉の世界・・

~谷川談~
「いい詩を読むと普段感じる喜怒哀楽とは違った
深い感情に襲われます。いつもは見えない遠くが
見えてきます。いつもは聞こえない小さな音が
聞こえてきます。いつもはどうでもいいと
思っていたものが、実はかけがえのないものだ
ということに気付き、無意味だと思っていたことを
面白く感じる気持ちの余裕がきてきます。
権力や経済力が与えてくれる力とは違う、
人生を楽しむ為の微妙で洗練された力を
詩は与えてくれると思います。」

普段から、他者との関係を自己中心的ではなく
相対的にとらえる努力をしている谷川氏だからこそ
語れる、その言葉は多くの人に愛と勇気を与え続けている。

詩に限らず、言葉は癒しになったり、活力になったり、
そして、時として凶器にもなりうる。
言葉を発している自分の内側に、その言葉を受け取っている
他者が存在できるくらいの心の拡がりをお互いが持てたら、
もっと住みよい世の中になるだろう。きっと・・・

2006年、あなたの言葉で多くの人の心に
                        灯りがともることを願います。

 

詩 コトバの力より抜粋
             谷川俊太郎

 

嘘を本当にするのがコトバなら

本当をうそにするのもコトバ

出来合いコトバをうのみにせずに

ココロとカラダの深みに潜り

生身のコトバを探すのだ

疑い抜いたその先に

自分のコトバが見えてくる~