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日記

あっ! いーじわるぅー

マンガン 25 Mn

2006-04-21 19:49:19 | Weblog
 雲が一杯。早朝は曇っていたけど、8:00 頃から、少し雲の合間から陽が射した。晴れるのかな”と思ってたら雨が降り出し、10:00 頃は、天気雨。

      マンガン Mn (Manganese)  原子番号 25  原子量 54.938049

 マンガンとは、25の陽子と25の電子で構成されている原子。
核の中に陽子25、中性子が30のマンガン原子 25Mn55 (100%)と、

27ε の中性子を持つマンガン原子 25Mn52 ( 電子捕獲→24Cr52, 半減期 5.591日)と、
28ε の中性子を持つマンガン原子 25Mn53 ( 電子捕獲→24Cr53, 半減期 374万年)
29ε,β- の中性子を持つマンガン原子 25Mn54( 電子捕獲→24Cr54,
                          29/10000: β崩壊→26Fe54, 半減期 312.3日)と、
31β- の中性子を持つマンガン原子 25Mn56(β崩壊→26Fe56, 半減期 2.5785時)と、
32β- の中性子を持つマンガン原子 25Mn57(β崩壊→26Fe57, 半減期 85.4秒)の、
                                           放射性同位体がある。  

 マンガンは、第7族・遷移元素で、銀色の金属。 比重 7.44。 空気中では酸化被膜ができ、含赤灰色になる。酸(希酸)に溶易い。 粉末で空気中の酸素、水と反応。 原子価は、+1~+7価(+2, +3, +4, +7 が安定)である。

 マンガンには、α, β, γ, δ型の 同素体 がある。
α型マンガン(体心立方結晶構造)-転移点 700℃ → β型マンガン(単純立方結晶構造)-転移点 1070℃ → γ型マンガン(面心立方結晶構造)-転移点 1140℃ → δ型マンガン(体心立方結晶構造) と同素変態する。

マンガンは、地殻中に 950ppm 存在。 軟マンガン鉱・ハウスマン鉱に含まれ、海底で、二酸化マンガン(MnO2), 菱マンガン鉱(MnCO3)等、塊として産出。 工業的には酸化物をそのまま炭素で還元して作る。 テルミット法では二酸化マンガン(MnO2)をいったん四酸化三マンガン(Mn3O4)にしてから還元する。 ニ塩化マンガン(MnCl2), 塩化アルカリの融解塩を電解する。 ニ塩化マンガン(MnCl2)水溶液を 水銀電極で電解し、水銀を蒸留する。

 マンガンは、鋼材の脱酸素剤・脱硫黄剤に使われる。二酸化マンガンは、マンガン電池の正極に使われる。二酸化マンガンは、触媒として過酸化水素を水と酸素に分解する。

 マンガンは、磁気性がないが、合金にすると磁気的性質を示す。マンガン, 亜鉛, 鉄を含む MnZn フェライト(金属酸化物)は磁石に使われる。

    融点  1244℃
    沸点  1962℃

 夜になっても、もっこもっこの雲が一杯。星の姿はなかなか見えない。
 

クロム 24 Cr

2006-04-20 23:18:03 | Weblog
 2:00 頃、木星よりかなり遅れて出て来た半月が、一杯の雲の合間に浮かんでいた。朝起きたら、雨だった。10:00 頃には止み、11:00 頃には陽が射し始めた。でも雲が一杯で少し風も吹いている。

      クロム  Cr (Chromium)  原子番号 24  原子量  51.9961

 クロムとは、24の陽子と24の電子で構成されている原子。
核の中に陽子24と中性子が28の中性子を持つクロム原子24Cr52 ( 83.789%)と、
                  29の中性子を持つクロム原子24Cr53 (9.501%)と、
                  30の中性子を持つクロム原子24Cr54 (2.365%)の、 同位体と、

26εε の中性子を持つクロム原子 24Cr50 (倍 電子捕獲→22Ti50, 半減期 18京年 4.345%)
                                          の、天然放射性同位体と、

24ε の中性子を持つクロム原子 24Cr48 ( 電子捕獲→23V48, 半減期 21.56時)と、
25ε の中性子を持つクロム原子 24Cr49 ( 電子捕獲→23V49, 半減期 42.3分)と、
27ε の中性子を持つクロム原子 24Cr51 ( 電子捕獲→23V51, 半減期 27.7025 日)と、
31β- の中性子を持つクロム原子 24Cr55 (β崩壊→25Mn55, 半減期 3.497分)と、
32β- の中性子を持つクロム原子 24Cr56 (β崩壊→25Mn56, 半減期 5.94分)の、
                                          放射性同位体がある。

 クロムは、第6族・遷移元素で、常温, 常圧で、体心立方結晶構造で銀白色の金属。  比重  7.19。  原子価は、±1価, ±2価, +3価, +4価, +6価である。 空気中で酸化皮膜を作る。 希塩酸, 希硫酸に反応するが、濃硝酸、王水など酸化力の強い酸には反応しにくい。クロムに1%のマンガンを混ぜると反強磁性金属となる。

     ルビ-の赤, エメラルドの緑は、クロムが不純物として入っている所為。
 * ルビ- --- アルミニウムと酸素で構成された、六方柱の形状をなす無色の コランダム(鋼玉)は、アルミニウムとクロムの置換によって微量のクロムの混入し、赤色の ルビーになる。   
 * サファイア --- 青色のコランダムはサファイア。色の違いは、鉄とチタンによる酸化の原子価の相違による。
 * エメラルド --- べリリウムとアルミニウムを含む珪酸塩鉱物で、六方柱の形状をなす無色のべリル(緑柱石)は、アルミニウムとクロムの置換によって微量の酸化クロムの混入し、緑色のエメラルドになる。微量の鉄分も含まれ、色に微妙に影響。
 * グリーンべリル --- 酸化クロムを含まない物は、グリーンべリルという。    * 青色はアクアマリン、* 黄色はへリオドール、* 無色はゴッシェナイト、* ピンクはモルガナイト。

 クロムは、地殻に 100ppm 存在。 クロム鉄鋼(FeCr2O4Cr2O3), 紅鉛鉱(PbCrO4)の鉱石に含まれる。 クロム鉄鋼(FeCr2O4Cr2O3)を アルミニウム, ケイ素 で還元して単体を得る。

 金属クロムは、クロムメッキとして、鉄のめっきに利用。鉄とニッケルの合金フェロクロムはステンレスに使われている。

 クロムは、体内でインスリンが働くのを助ける。

          ★ 一日の所要量は50~200μg ★

    融点  1860℃
    沸点  2671℃

 夜になって、雲が多い所為か 星 は見えない。 11:00 頃、小雨が降って来たが、雲に切れ目があるのがちゃんと見えてT、アルクトゥルスが顔を見せた。

バナジウム 23 V

2006-04-19 23:11:35 | Weblog
 雨が降りそうな程 曇り。でも午後からは、ちょこちょこ 陽が射し、夕陽は、雲の合間をぬってしっかりと射している。

     バナジウム  V (Vanadium)  原子番号 23  原子量  50.9415

 バナジウムとは、23の陽子と23の電子で構成されている原子。
核の中に陽子23と中性子が28のバナジウム原子23V51 (99.75%)と、

27ε,β- の中性子を持つバナジウム原子 23V50 (83:電子捕獲→22Ti50,
               17:β崩壊→24Cr50, 半減期 14垓年 0.25%)の、天然放射性同位体と、

25ε の中性子を持つバナジウム原子 23V48 (電子捕獲→22Ti48, 半減期 15.9735日)と、
26ε の中性子を持つバナジウム原子 23V49 ( 電子捕獲→22Ti49, 半減期 330日)と、
29β- の中性子を持つバナジウム原子 23V52 (β崩壊→24Cr52, 半減期 3.743分)と、
30β- の中性子を持つバナジウム原子 23V53 (β崩壊→24Cr53, 半減期 3.743分)の、
                                             放射性同位体がある。
 
 バナジウムは、第5族・遷移元素で、常温, 常圧で、体心立方の結晶構造。銀白色の金属。  比重  6.11。 原子価は、-3価, -1価, +1価 ~+5価である。 濃硝酸, 濃硫酸, フッ化水素酸に反応するが、普通の酸, アルカリ, 水とは反応しない。 酸化の程度によって、V2O(褐色)、V2O2(灰色)、V2O3(黒色)、V2O4(暗青色)、V2O5(橙赤色)の色を呈する。

 バナジウムは、地殻中に 135ppm 存在。 主要な鉱石はバナジン石・カルノー石。 酸化物を金属 カルシウム と塩化カルシウムで還元し、アルゴン気流中でアーク融解して金属を得る。

 バナジウムは、耐熱性に優れ、工具に使われる。 高速度鋼, バナジウム鋼の添加剤に使われる。 ガリウム合金として超伝導磁石に使われる。 チタン合金して、ミサイルやジェットエンジンや原子炉に使われる。 触媒としてプロピレン樹脂を合成する。セラミックスの上薬に使われる。 他の元素を添加することにより、さまざまな色を合成する。

 バナジウムは、人体内で血糖値を下げるインスリン様作用がある。

    融点  1887℃
    沸点  3377℃

 夕陽はあんなに射していたのに、夜になって 星は一つも見えない。21:00 過ぎ 雨が降って来た。 が、22:00 には止み、23:00 には、雲間に時折 木星が顔を覗かせた。

チタン 22 Ti

2006-04-18 13:22:33 | Weblog
 久しぶりに早起きをした。 4:30 南の空に黄色味の少し残った太目の半月がいた。大分 先行した位置に木星が、でも アンタレス は見えない。 東の空には、久しぶりに 金星 が、オレンジにくすんでいた。-4.2 等星なのに 春の金星 は 冬の金星 に比べて冴えない。木星と金星の他には星はない。 4:50 他に星は-”って見ているうちに、木星も見えなくなってしまった。金星も先ほどよりも高い位置で白けていた。 5:00 とうとう薄明けに紛れてしまった。

      チタン  Ti (Titanium)  原子番号 22  原子量 47.867

 チタンとは、22の陽子と22の電子で構成されている原子。
核の中に陽子22と中性子が24のチタン原子22Ti46 (8.25%)と、
         25の中性子を持つチタン原子 22Ti47 (7.44%)と、
         26の中性子を持つチタン原子 22Ti48 (73.72%)と、
         27の中性子を持つチタン原子 22Ti49 (5.41%)と、
         28の中性子を持つチタン原子 22Ti50 (5.18%)の、同位体と、
22ε の中性子を持つチタン原子 22Ti44 ( 電子捕獲21Sc44, 半減期 63年)と、
23ε の中性子を持つチタン原子 22Ti45 ( 電子捕獲21Sc45, 半減期 184.8分)と、
29β- の中性子を持つチタン原子 22Ti51 (β崩壊→23V51, 半減期 5.76分)と、
30β- の中性子を持つチタン原子 22Ti52 (β崩壊→23V52, 半減期 1.7分)の、
                                     放射性同位体がある。

 チタンとは、第4族・遷移元素で、常温, 常圧で、銀白色の金属。  比重 4.54。 原子価は、+2価 ~+4価である。 空気中では酸化被膜を作り、耐蝕性がある。 延性に富み、硬く、軽く、強い。 フッ化水素酸に反応しにくいが、加熱された塩酸には反応する。 150℃以上でハロゲンと、700℃以上で水素、酸素、窒素、炭素と反応する。 弱い常磁性や低い電気伝導性、熱伝導性を持っている。 炎色反応 赤色。

  チタンには、α,βチタンの同素体がある。
αチタン(六方最密充填結晶構造) -転移点 882℃→βチタン(体心立方結晶構造)に同素変態する。

 チタンは、地殻中に 4400ppm 存在。 チタン鉄鉱(FeTiO3), 金紅石(TiO2), 灰チタン石(CaTiO3)の鉱石に含まれる。塩化チタンTiCl4をアルゴン雰囲気のもとで1000℃で還元して単体を得る。

 チタンは、耐蝕性が強く、比較的融点が高く、軽くて、強い物質で、アルミニウム や スズ に少量加え、超硬合金として航空機材料に使われる。
二酸化チタン(Ti02)は、白色の顔料, 絵具, 合成樹脂, 高誘電率ゲート絶縁膜 に使われる。

    融点  1660℃
    沸点  3287℃

 桜の花のピンクに、葉のグリーンが随分 目立って来た。

スカンジウム 21 Sc

2006-04-17 19:59:37 | Weblog
 晴れてはいるが、やはりどこか重い感じのする空だ。

      スカンジウム  Sc (Scandium)  原子番号 21  原子量 44.955910

  スカンジウムは、21の陽子と21の電子で構成されている原子。
核の中に陽子21と24の中性子を持つスカンジウム原子 21Sc 45 (100%)と、

21ε の中性子を持つスカンジウム原子 21Sc42 (電子捕獲→20Ca42, 半減期 681.3ミリ秒)と、
22ε の中性子を持つスカンジウム原子 21Sc43 (電子捕獲→20Ca43, 半減期 3.891時)と、
23ε の中性子を持つスカンジウム原子 21Sc44 (電子捕獲→20Ca44, 半減期 3.927時)と、
25β- の中性子を持つスカンジウム原子 21Sc46 (β崩壊→22Ti46, 半減期 83.79日)と、
26β- の中性子を持つスカンジウム原子 21Sc47 (β崩壊→22Ti47 半減期 3.345日)と、
27β- の中性子を持つスカンジウム原子 21Sc48 (β崩壊→22Ti48 半減期 43.67時)と、
28β- の中性子を持つスカンジウム原子 21Sc49 (β崩壊→22Ti49 半減期 57.2分)の、
                                           放射性同位体がある。     

 スカンジウムとは、第3族・稀土類・遷移元素。 常温, 常圧で、六方最密充填の結晶構造で、銀白色の金属。  比重 2.989。 原子価は、+2価, +3価である。 水とは反応しにくいが、熱水, 酸には溶易い。 窒素と反応して、窒化スカンジウム(ScN)を、酸素と反応して、三酸化ニスカンジウム(Sc2O3) ハロゲンと反応して、三ふっ化スカンジウム(ScF3), 三塩化スカンジウム(ScCl3), 三よう化スカンジウム(ScI3)を作る。 炎色反応 淡青色。

●遷移元素とは、d.fの空き軌道に-e 電子が満たされて行く。常磁性。いくつかの酸化数をとることが可能で、窒素, リン, 酸素, 硫黄, 炭素を配位元素とする、孤立電子対を持つ、アミノ基、フォスフィノ基、カルボキシル基、チオール基 等、さまざまな配位子と結合して、分子性化合物(金属錯体.さくたい.Complex)を形成する。

第4周期の遷移元素は、K殻の1s軌道、L殻の2s,2p軌道、M殻の3s,3p軌道の順に-e 電子が満たされた後、M殻の3d軌道より先に、N殻の4s軌道に-e 電子が満たされる。このように、電子が内側より外側の電子殻に入ってしまう物を、遷移元素と言う。

    K殻     L殻         M殻                  N殻
Sc  2(1s1,2)  8(2s1,2 2p1~6)  9(3s1,2 3p1~6 3d1-9不対電子)  2(4s1,2)
Ti   2 〃    8   〃     10( 〃  〃  3d2-8不対電子)  2 〃
V   2 〃    8   〃     11( 〃  〃  3d3-7不対電子)  2 〃
Cr   2 〃    8   〃     13( 〃  〃  3d5-5不対電子)  1(4s1-1不対電子)
Mn  2 〃    8   〃     13( 〃  〃  3d5-5不対電子)  2(4s1,2)
Fe   2 〃    8   〃     14( 〃  〃  3d6-4不対電子)  2 〃
Co  2 〃    8   〃     15( 〃  〃  3d7-3不対電子)  2 〃
Ni   2 〃    8   〃     16( 〃  〃  3d8-2不対電子)  2 〃
Cu  2 〃    8   〃     18( 〃  〃  3d10)        1(4s1-1不対電子)   

 ★dブロック元素          --- 第4周期 Sc, Ti, V, Cr, Mn, Fe, Co, Ni, Cu,
  (d軌道に-e が満たされて行く) --- 第5周期 Y, Zr, Nb, Mo, Tc, Ru, Rh, Pd, Ag,
                     --- 第6周期 Hf, Ta, W, Re, Os, Ir, Pt, Au,
                     --- 第7周期 Rf, Db, Sg, Bh, Hs, Mt, Ds, Rg

 ★fブロック元素          --- ランタノイド La, Ce, Pr, Nd, Pm, Sm, Eu, , Gd, Tb, Dy, Ho,
 (f軌道に-e が満たされて行く)            Er, Tm, Yb, Lu
                     --- アクチノイド Ac, Th, Pa, U, Np, Pu, Am, Cm, Bk, Cf, Es, Fm,
                               Md, No, Lr

●典型元素とは、s.pの空き軌道にーe 電子が満たされて行く。d軌道電子を持たない。 族ごとに特有の性質を示す。 不活性ガスで稀ガスの第18族を除いて、族が小さいほど陽イオンになりやすく、大きいほど陰イオンになりやすい。 周期表の右上程 共有結合性が強く、左下程 金属性が強い。

 ★sブロック元素           --- 第1周期族元素 第1族元素 H,  第18族元素 He
  (s軌道に-e が満たされて行く) --- 第1族元素 H  アルカリ金属 Li, Na, K, Rb, Cs, Fr
                     --- 第2族元素 Be, Mg  アルカリ土類金属 Ca, Sr, Ba, Ra

 ★Pブロック元素          --- 第13族元素 土類金属 B, Al, Ga, In, Tl
 (p軌道に-e が満たされて行く) --- 第14族元素 炭素族 C, Si, Ge, Sn, Pb
                      --- 第15族元素 窒素族 N, P, As, Sb, Bi
                      --- 第16族元素 カルコゲン族 O, S, Se, Te, Po
                      --- 第17族元素 ハロゲン族 F, Cl, Br, I, At
                      --- 第18族元素 稀ガス 不活性ガス Ne, Ar, Kr, Xe, Rn

 ★dブロック元素           --- 第12族元素  亜鉛族元素 Zn, Cd, Hg 
 *第12族元素(亜鉛族元素) --- 亜鉛, カドミウム, 水銀は、dブロックだが、化学的性質が典型元素の金属に近いので 遷移元素 → 典型元素

 スカンジウムは、地殻中に 16ppm 存在。 トルトバイト石に含まれる。 フッ化スカンジウム(ScF3)を金属マグネシウムで還元して単体を得る。
 
 スカンジウムは、ヨウ化スカンジウムとして、水銀灯を明るくしたり、ニッケル・アルカリ蓄電池の陽極に加えることで電圧を安定させ、寿命を延ばす。 酸化スカンジウムとして、ジルコニア磁器のひびを防ぐ。

    融点   1541℃
    沸点   2831℃

 昼間 晴れていたけど、「どこか重い感じのする空」の。*重い* の所為か、夜になっても、星は、一つもみえない。 

カルシウム 20 Ca

2006-04-16 23:38:12 | Weblog
 天気予報 雨 後 曇り 後 晴れ。大体予報どうりだが、晴れが、晴れと言ってもまだ雲が沢山で、雲と雲の間から、陽が差していた。

      カルシウム  Ca (Calcium)  原子番号 20  原子量 40.078

 カルシウムとは、20の陽子と20の電子で構成されている原子。
核の中に陽子20と中性子が20のカルシウム原子 20Ca40 (96.941%)と、
         22の中性子を持つカルシウム原子 20Ca42 (0.647%)と、
         23の中性子を持つカルシウム原子 20Ca43 (0.135%)と、
         24の中性子を持つカルシウム原子 20Ca44 (2.086%)の、 同位体と、

26β-β- の中性子を持つカルシウム原子 20Ca46 (倍 β崩壊→22Ti46, 半減期 2800京
                                                   0.004%)と、
28β-β- の中性子を持つカルシウム原子 20Ca48 (倍 β崩壊→22Ti48, 半減期 4000京
                                     0.187%)の、天然放射性同位体と、

18ε の中性子を持つカルシウム原子 20Ca38 ( 電子捕獲→19K38, 半減期 440ミリ秒)と、
19ε の中性子を持つカルシウム原子 20Ca39 ( 電子捕獲→19K39, 半減期 859.6ミリ秒)と、
21ε の中性子を持つカルシウム原子 20Ca41 ( 電子捕獲→19K41, 半減期 103,000年)と、
25β- の中性子を持つカルシウム原子 20Ca45(β崩壊→21Sc45, 半減期 163.8日)と、
27β- の中性子を持つカルシウム原子 20Ca47(β崩壊→21Sc47, 半減期 4.536日)と、
29β- の中性子を持つカルシウム原子 20Ca49(β崩壊→21Sc49, 半減期 8.718分)と、
30β- の中性子を持つカルシウム原子 20Ca50(β崩壊→21Sc50, 半減期 13.9秒)と、
31β- の中性子を持つカルシウム原子 20Ca51(β崩壊→21Sc51, 半減期 10秒)の、
                                            放射性同位体がある。

 カルシウムとは、第2族・アルカリ土金属。常温, 常圧で、面心の立方結晶構造で、銀白色の金属。  比重 1.55。 原子価は、+2価である。 常温で酸素やハロゲン元素と反応。 酸化還元電位は相当小さい為、還元力は強い。 炎色反応 橙赤色。

 カルシウムは、地殻中に 3.0ppm 存在。 石灰・方解石に含まれる。 塩化カルシウムを主成分とする融解塩電解によって単体を得る。 工業的製品は純度94~98%で、真空蒸留によって精製できる。

 カルシウムは、塩化カルシウム(石灰)として食品乾燥剤や、還元剤や無水溶媒の脱水剤として利用される。

 カルシウムは、マグネシウムと供に骨の主成分で、生体内に1kgほど存在する人体の必須元素。脳の活動を促す働きがある。

               ★ 一日の所要量は500mg ★

    融点   839℃
    沸点   1484℃

 夜ではあるが、だんだん雲が晴れて行くのが分かる。21:00 東南東に木星が昇って来た。22:00 過ぎに少し身を削った月齢 17.4 の月が、23:00 過ぎにアンタレスが昇って来た。久しぶりのアンタレスは、赤かったけど、地味だった。冬の空が澄んでいる時は、木星の下にいつもぶら下って出て来たのに‘、アンタレス‘、変光星で暗い時期だったのか、春の空ノ所為か、本当に久しぶり。 

カリウム 19 K

2006-04-15 16:19:43 | Weblog
 空は雲に覆われて、時折 止むが殆んど雨が降っている。

      カリウム  K (Kalium Potassium)  原子番号 19  原子量 39.0983

 カリウムとは、19の陽子と19の電子で構成されている原子。
核の中に陽子19と中性子が20のカリウム原子 19K39 (93.2581%)と、
         22の中性子を持つカリウム原子 19K41 (6.7302%)の、  同位体と、

21ε,β- の中性子を持つカリウム原子 19K40 (10.72:電子捕獲→18Ar40,
        89.28:β崩壊→20Ca40, 半減期 12.5億年 0.0117%)の、天然放射性同位体と、

18ε の中性子を持つカリウム原子 19K37 ( 電子捕獲→18Ar37, 半減期 1.226秒)と、
19ε の中性子を持つカリウム原子 19K38 ( 電子捕獲→18Ar38, 半減期 7.636分)と、
23β- の中性子を持つカリウム原子 19K42 (β崩壊→20Ca42, 半減期 12.360時)と、
24β- の中性子を持つカリウム原子 19K43 (β崩壊→20Ca43, 半減期 22.3時)と、
25β- の中性子を持つカリウム原子 19K44 (β崩壊→20Ca44, 半減期 22.13分)と、
26β- の中性子を持つカリウム原子 19K45 (β崩壊→20Ca45, 半減期 17.3分)と、
27β- の中性子を持つカリウム原子 19K46 (β崩壊→20Ca46, 半減期 1分45秒)と、
28β- の中性子を持つカリウム原子 19K47 (β崩壊→20Ca47, 半減期 17.5秒)の、
                                            放射性同位体がある。
19K40は、放射性元素で、放射壊変による 19K40, 18Ar40 の増減で、マグマが固化してからの時間が分かる。 (カリウム・アルゴン法)
            
 カリウムとは、第1族・アルカリ金属。常温, 常圧で、体心の立方結晶構造で、単原子分子の銀白色の金属。  比重 0.862(水, 0.97 のナトリウムより軽い)。 原子価は、±1価である。 軟らかい金属で、反応性はナトリウムより強く、酸化され易く、水、ハロゲン元素と激しく反応する。 炎色反応 紫色。

 カリウムは、地殻中に、26000Oppm 存在。 長石・雲母に含まれている。
 地殻中には、O--46.6%, Si--27.7%, Al--8.1%, Fe--5.0%, Ca--3.6%, Na--2.8%, K--2.6%, Mg--2.1%, Ti--0.4%, P--0.1% の順で含まれている。
 塩化カリウム(KCl)を850℃で融解し、Naの蒸気を反応させ、Naより沸点の低いKの蒸気を回収して単体を得る。 

 カリウムは、人体の必須元素で、人体成分の 0.2% を占め、120g 存在する。細胞内液中に、リン酸塩, タンパク 結合物として 90%、 骨内に 8%、 細胞外液(血漿中)に 2% 存在する。 細胞の機能を高める。 電解質や血液中の 酸, アルカリ のバランス調整。 神経や刺激の伝達調整。 心臓のリズムの調整。      
               ★ 一日の所要量は1~2g ★

    融点    63.65℃
    沸点   774℃

アルゴン 18 Ar

2006-04-14 22:14:03 | Weblog
 午前中は、薄曇。午後は、少し晴れ間があったが、又 雲の方が優勢になり、太陽を
隠してしまった。

      アルゴン  Ar (Argon)  原子番号 18  原子量 39.948

アルゴンとは、18の陽子と18の電子で構成されている原子。
核の中に陽子18と中性子が18のアルゴン原子 18Ar 36 (0.3365%)と、
          20の中性子を持つアルゴン原子18Ar 38 (0.0632%)と、
          22の中性子を持つアルゴン原子18Ar 40 (99.6003%)の、 同位体と、
16εの中性子を持つアルゴン原子 18Ar34 (電子捕獲→17Cl34, 半減期 844.5ミリ秒)と、
17εの中性子を持つアルゴン原子 18Ar35 (電子捕獲→17Cl35, 半減期 1.775秒)と、
19εの中性子を持つアルゴン原子 18Ar37 (電子捕獲→17Cl37, 半減期 35.04日)と、
21β- の中性子を持つアルゴン原子 18Ar39 (β崩壊→19K39, 半減期 269年)と、
23β- の中性子を持つアルゴン原子 18Ar41 (β崩壊→19K41, 半減期 109.34分)と、
24β- の中性子を持つアルゴン原子 18Ar42(β崩壊→19K42, 半減期 32.9年)と、
25β- の中性子を持つアルゴン原子 18Ar43(β崩壊→19K43, 半減期 5.37分)と、
26β- の中性子を持つアルゴン原子 18Ar44(β崩壊→19K44, 半減期 11.87分)と、
27β- の中性子を持つアルゴン原子 18Ar45(β崩壊→19K45, 半減期 21.48秒)と、
28β- の中性子を持つアルゴン原子 18Ar46(β崩壊→19K46, 半減期 8.4秒)の、
                                        放射性同位体がある。 
          
 アルゴンとは、第18族・稀ガス元素で、常温, 常圧で無色、無臭の不活性な気体。 気体アルゴンの空気に対する比重 1.38。
 
    融点  -189.2℃ 固体アルゴンは、面心立方の結晶構造。比重 1.65(-233℃で)
    沸点  -185.7℃ 液体アルゴンの比重 1.39(-186℃で)。


 アルゴンは、空気中には 0.9%も含まれていて、二酸化炭素の 0.03%の30倍も含まれていて 稀ガスとはネー。やっぱ希ガスかな?

 アルゴンは、電子捕獲 19K40→18Ar 40で、空気中に 0.93%含まれている。(窒素---78%, 酸素---20.93%, アルゴン---0.93%, 二酸化炭素---0.03%)
 アルゴンは、空気を液化, 分留して得る。

 アルゴンは、水銀灯、蛍光灯、電球、真空管等の封入ガスとして利用する。

 夜になっても曇ったまま、星は見えない。22:00 を過ぎても、まだ 満月に近い位に丸い月の筈なのに、シルエットさえ見えない。 

塩素 17 Cl

2006-04-13 22:26:47 | Weblog
 今日も一日、頑固に、曇り続けた。

       塩素  Cl (Chlorine)  原子番号 17  原子量 35.453

塩素とは、17の陽子と17の電子で構成されている原子。
核の中に陽子17と中性子が18の塩素原子 17Cl35 (75.76%)と、
          20の中性子を持つ塩素原子 17Cl37 (24.24%)の、同位体と、
16ε の中性子を持つ塩素原子 17Cl33(電子捕獲→16S33, 半減期 2.511秒)と、
17ε の中性子を持つ塩素原子 17Cl34(電子捕獲→16S34, 半減期 1.5264秒)と、
19 ε,β- の中性子を持つ塩素原子 17Cl36 (1.9:電子捕獲→16S36,
                           98.1:β崩壊→18Ar36 半減期 301000年)と、
21β- の中性子を持つ塩素原子 17Cl38(β崩壊→18Ar38, 半減期 37.24分)と、
22β- の中性子を持つ塩素原子 17Cl39(β崩壊→18Ar39, 半減期 55.6分)の、
                                           放射性同位体がある。
           
 塩素とは、第17族・ハロゲン元素で、常温, 常圧で黄緑色(ギリシャ語でχλωρο純・→ Chloros→ Chlorine)の不快な臭いを持つ猛毒な2原子分子の気体。 比重 3.214。  原子価は、±1価,+3価,+5価,+7価である。 反応性が高く、アルカリ金属やアルカリ土類金属と塩を作る。

 塩素は、地殻中に 130ppm 存在。  岩塩として含まれている。 食塩水の電気分解で生産される。(食塩---塩素 60%, ナトリウム 40%)

 塩素は、食塩、漂白剤、プールの水の殺菌に用いられる。

 生物は海から誕生し、塩を必要としているが、不足も過剰も毒となり死につながる。ヒトの血液中で白血球は塩から次亜塩素酸塩を作り出しバクテリアを撃退する。 胃で食物を消化する塩酸も塩から作り出す。

    融点  -101℃   固体塩素は、黄緑色の斜方結晶構造の固体    
    沸点   -33.97℃  液体塩素は、無臭の濃黄色の油状の液体
 
            ★ 塩素化合物による環境汚染 ★
 塩素は、水道水の消毒に用いられる。水道水中に、塩素消毒によって生成される トリハロメタン は、発ガン性がある。東京の水道水は、オゾン殺菌・活性炭方式が導入され、水道水中の塩素の量も、必要最小量になった。
   〇トリハロメタン(Trihalomethane - メタンを構成する4つの水素原子のうち3つがハロゲン族の原子 塩素-Cl, 臭素-Br に置換した有機塩素化合物) ----- クロロホルム(CHCl3)・ブロモジクロロメタン(CHCl2Br)・ジブロモクロロメタン(CHClBr2)・ブロモホルム(CHBr3)の4種類の総称です。  
 
 地下水にも有機塩素化合物が染み込むようになった。
   〇有機塩素系溶剤 ----- ジクロロメタン, 四塩化炭素, トリクロロエチレン,テトラクロロエチレン, 1,1-ジクロロエタン, 1,1,1-トリクロロエタン
   〇塩素系農薬 -------- ヘキサクロロベンゼン(HCB,パラジクロロベンゼン),ペンタクロロフェノール(PCP), ニトロフェン, シマジン(CAT), DDT, メトキシクロル, ジコホル, アルドリン, エンドリン, クロルデン, ディルドリン, ヘプタクロル, エンドスルファン, 2,4,5-トリクロロフェノキシ酢酸(2,4,5-T), 2,4-ジクロロフェノキシ酢酸(2,4-D), アラクロール, ヘキサクロロシクロヘキサン(HCH,BHC), マイレックス, トキサフェン, 1,3-ジクロロプロぺン, 1,2-ジブロモ-3-クロロプロパン(DBCP)
   〇塩素系プラスチック - 軟質ポリ塩化ビニル, 硬質ポリ塩化ビニル, ポリ塩化ビニリデン 
 (ポリ塩化ビニル - PVC - Poly Vinyl Chloride は、石油と塩からできる、プラスチックスである
           - PCB - Poly Chlorinated biphenyl - ポリクロロビフェニル - 塩素ビフェニル
                                        --- 生産停止)

 19:00 過ぎに東の空に昇った雲越しの月は、夕方沈んだ雲越しの太陽とそっくりだった。22:00 雲もすっかり晴れて、月が丸くくっきり見えた。スピカは満月のすぐ側で影を顰めて見えないが、アルクトズルス, 木星は、はっきり見えている。

イオウ 16 S

2006-04-12 19:23:31 | Weblog
 昨日一日中 雨を降らせた低気圧は、東へゆっくりと進み、東の方で雨を降らせている。こちらでは、雨は止んだのに、一向に晴れてくる気配がない。

      イオウ(硫黄)  S (Sulfur)  原子番号 16  原子量 32.065

 イオウとは、16の陽子と16の電子で構成されている原子。
核の中に陽子16と中性子が16のイオウ原子 16S32 (94.99)と、
          17の中性子を持つイオウ原子 16S33 (0.75%)と、
          18の中性子を持つイオウ原子 16S34 (4.25%)と、
          20の中性子を持つイオウ原子 16S36 (0.01%)の、同位体と、
14ε の中性子を持つイオウ原子 16S30(電子捕獲→15P30, 半減期 1.178秒)と、
15ε の中性子を持つイオウ原子 16S31(電子捕獲→15P31, 半減期 2.572秒)と、
19β- の中性子を持つイオウ原子 16S35(β崩壊→17Cl35, 半減期 87.51日)と、
21β- の中性子を持つイオウ原子 16S37(β崩壊→17Cl37, 半減期 5.05分)と、
22β- の中性子を持つイオウ原子 16S38(β崩壊→17Cl38, 半減期 170.03分)と、
23β- の中性子を持つイオウ原子 16S39(β崩壊→17Cl39, 半減期 11.5秒)の、
                                         放射性同位体がある。
            
 イオウとは、第16族・酸素族で、常温, 常圧で淡黄色の シクロ-S8 環状の8原子分子の固体。

 イオウには、シクロ-S8硫黄を単位構造とする α,β,γ硫黄の固体の同素体がある。
α硫黄(斜方結晶構造)-転移点 95.6℃→β硫黄(単斜結晶構造)- - -転移点(融点) 119.6℃→λ硫黄(流動性の液体)
α硫黄(斜方結晶構造)-転移点 95.6℃→γ硫黄( 針状単斜結晶構造)-転移点(融点) 106.8℃→λ硫黄(流動性の液体) 
   o α硫黄 --- 融点 112.8℃   比重 2.07   淡黄色の斜方結晶構造
   o β硫黄 --- 融点 119.6℃   比重 1.96   淡黄色の単斜結晶構造
   o γ硫黄 --- 融点 106.8℃   比重 1.955   淡黄色の針状単斜結晶構造
              
 イオウには、λ,μ硫黄の液体の同素体がある。
λ硫黄(淡黄色,流動性の液体)-転移点 200℃→μ硫黄(濃褐色,粘稠の液体)-転移点 250℃→流動性の液体-転移点(沸点) 444.674℃→気体硫黄(S2,S4,S6,S8)
 液体のλ硫黄は、159.4℃から、粘性が増し、流動性をなくし、オリゴマー化が進行し、200℃で濃褐色の直鎖状硫黄(環が解裂し直鎖状のビラジカルが発生)の μ硫黄(S16, S24)が形成される。 比重 1.808。

 159.4℃~200℃の硫黄を冷水に投入すると、暗赤色でゴム状のアモルファス硫黄となる。

 イオウには、シクロ-S2, S4, S6, S7, S8 等の同素体がある。木星の衛星 イオ に、シクロ-S2, S3, S4が存在。 環状硫黄分子として人為的にシクロ-S6, S7, S9, S10, S11, S12, S18, S20 が合成される。

 夜になっても曇ってて、月も、星も見えない。東の方では、晴れて来たから、明日は晴れるかな。