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日記

あっ! いーじわるぅー

ドブニウム 105 Db

2006-07-10 14:31:18 | Weblog
 雲は多いが、陽射しも 結構 多くて、気温少しは高め、湿度も高め。

      ドブニウム Db (Dubnium) 原子番号 105 原子量 268

 ドブニウムとは、105の陽子と105の電子で構成されている原子。
核の中に陽子105と、
150εε の中性子を持つドブニウム原子 105Db255 (20:γ崩壊, 80:α崩壊→103Lr251,
                                               半減期 1.6秒)と、
151εε,ε の中性子を持つドブニウム原子 105Db256 (<40:γ崩壊,
           <90:α崩壊→103Lr252, <35:電子捕獲→104Rf256, 半減期 1.9秒)と、
152εε の中性子を持つドブニウム原子 105Db257 (6:γ崩壊, 94:α崩壊→103Lr253,
                                              半減期 0.76秒)と、
153εε,ε の中性子を持つドブニウム原子 105Db258 (<1:γ崩壊,
               67:α崩壊→103Lr254, 33:電子捕獲→104Rf258, 半減期 4秒)と、
155εε,ε の中性子を持つドブニウム原子 105Db260 (9.6:γ崩壊,
           90.4:α崩壊→103Lr256, <2.5:電子捕獲→104Rf260, 半減期 1.52秒)と、
156εε の中性子を持つドブニウム原子 105Db261 (18:γ崩壊, 82:α崩壊→103Lr257,
                                               半減期1.8秒)と、
157εε の中性子を持つドブニウム原子 105Db262 (γ崩壊, <67:α崩壊→103Lr258,
                                                半減期35秒)と、
158εε の中性子を持つドブニウム原子 105Db263 (57:γ崩壊, 43:α崩壊→103Lr259,
                                                半減期27秒)と、
162の中性子を持つドブニウム原子 105Db267 (γ崩壊, 半減期 73分)と、
163εε,ε の中性子を持つドブニウム原子 105Db268 (γ崩壊, α崩壊→103Lr264,
                  電子捕獲→104Rf268, 半減期 16時)の、放射性同位体がある。

 ドブニウムは、第5族・遷移元素で、銀白色の金属。 比重 29。

 ドブニウムは、カリホルニウム249(98Cf249)-窒素15(7N15) 照射→ドブニウム260(105Db260)を作る。 アメリシウム243(95Am243)-ネオン22(10Ne22) 照射→ドブニウム261(105Db261)を作る。 バークリウム249(97Bk249)-酸素18(8O18) 照射→ドブニウム262(105Db262)を作る。

 ドブニウムは、研究用に使われる。

 ドブニウムは、ドブナ研究所のあるロシアのモスクワ州 のドブナ(Dubna)の地名からこの名が付けられた。

ラザホージウム 104 Rf

2006-07-09 10:59:51 | Weblog
 朝から雨降り。雨は 10:00 前に止んだが、雲にはまだまだ余力がある色をしている。

      ラザホージウム Rf (Rutherfordium) 原子番号 104 原子量 267

 ラザホージウムとは、104の陽子と104の電子で構成されている原子。
核の中に陽子104と、
149εε の中性子を持つラザホージウム原子 104Rf253 (γ崩壊, 微量:α崩壊→102No249,
                                            半減期 48マイクロ秒)と、
150の中性子を持つラザホージウム原子 104Rf254 (γ崩壊, 半減期 23マイクロ秒)と、
151εε の中性子を持つラザホージウム原子 104Rf255 (48:γ崩壊,
                               52:α崩壊→102No251, 半減期 1.5秒)と、
152εε の中性子を持つラザホージウム原子 104Rf256 (99.68:γ崩壊,
                            0.32:α崩壊→102No252, 半減期 6.7ミリ秒)と、
153εε,ε の中性子を持つラザホージウム原子 104Rf257 (<1.4:γ崩壊,
               α崩壊→102No253, 微量:電子捕獲→103Lr257, 半減期 4.7秒)と、
154εε の中性子を持つラザホージウム原子 104Rf258 (83:γ崩壊,
                              13:α崩壊→102No254, 半減期 12ミリ秒)と、
155εε の中性子を持つラザホージウム原子 104Rf259 (8:γ崩壊, 92:α崩壊→102No255,
                                                半減期 3.2秒)と、
156εε の中性子を持つラザホージウム原子 104Rf260 (γ崩壊, 微量:α崩壊→102No256,
                                              半減期 21ミリ秒)と、
157εε,ε の中性子を持つラザホージウム原子 104Rf261 (<10:γ崩壊,
        >80:α崩壊→102No257, <1.5:電子捕獲→103Lr261, 半減期 65秒)と、
158の中性子を持つラザホージウム原子 104Rf262 (γ崩壊, 半減期 2.3秒)と、
159の中性子を持つラザホージウム原子 104Rf263 (γ崩壊, 半減期 10分)の、
                                            放射性同位体がある。

 ラザホージウムは、第4族・遷移元素で、銀白色の金属。 比重 23。 原子価は、+4価, +6価である。 揮発性がある。 ラザホージウム以降は、超アクチノイド元素で、(超)重元素である。 

 超アクチノイド元素は、アクチノイド収縮するが一方で、外殻電子の起動半径は、内殻軌道の収縮により原子核の正電荷が遮蔽されるため、原子番号に比例して大きくなり、原子価電子が大きく変化し、周期表上の同属元素とは異なった化学的性質を持つ。 ラザホージウムがフッ化水素酸(HF)溶液中でフッ化ラザホージウム(RfF6)を形成する力は、他の第4族の元素が、フッ化ジルコニウム(ZrF6), フッ化ハフニウム(HfF6)を形成する力よりも著しく弱い。 

単一原子科学(Atom at a time chemistry) --- 超アクチノイド元素の生成率は、わずかであり、半減期が短いので、単一粒子を仮定した熱力学的関数質量作用の法則と等価の解釈し、多数実験を行うことによって統計的に分配係数等を決定する。

 ラザホージウムは、94Pu239-10Ne22 照射→ラザホージウム261(104Rf261)を作る。 カリホルニウム249(98Cf249)-6C12 照射→ラザホージウム257(104Rf257)を、カリホルニウム249(98Cf249)-6C13 照射→ラザホージウム259(104Rf259)を作った。

 ラザホージウムは、研究用に使われる。

 ラザホージウムは、英国の物理学者アーネスト・ラザフォード(Rutherford)の名に由来。

ローレンシウム 103 Lr

2006-07-08 08:50:03 | Weblog
 空の低い周囲の部分はくすんだ色をしているが、まあまあの天気。夕べこれくらい晴れていたら天の川も見えたであろうに。二十一世紀になってからこの愛知県では、天の川が見えていない。

     ローレンシウム Lr (Lawrencium) 原子番号 103 原子量 262

 ローレンシウムとは、103の陽子と103の電子で構成されている原子。
核の中に陽子103と、
149εε,ε の中性子を持つローレンシウム原子 103Lr252 (90:γ崩壊,
            10:α崩壊→101Md248, <1:電子捕獲→102No252, 半減期 0.36秒)と、
150εε,ε の中性子を持つローレンシウム原子 103Lr253 (<2:γ崩壊,
            90:α崩壊→101Md249, 10:電子捕獲→102No253, 半減期 0.57秒)と、
151εε,ε の中性子を持つローレンシウム原子 103Lr254 (76:α崩壊→101Md250,
                              24:電子捕獲→102No254, 半減期 13秒)と、
152εε,ε の中性子を持つローレンシウム原子 103Lr255 (<0.1:γ崩壊,
              85:α崩壊→101Md251, 15:電子捕獲→102No255, 半減期 22秒)と、
153εε,ε の中性子を持つローレンシウム原子 103Lr256 (<0.03:γ崩壊,
              85:α崩壊→101Md252, 15:電子捕獲→102No256, 半減期 27秒)と、
154εε の中性子を持つローレンシウム原子 103Lr257 (<0.03:γ崩壊, 
                                α崩壊→101Md253, 半減期 0.646秒)と、
155εε の中性子を持つローレンシウム原子 103Lr258 (<5:γ崩壊, α崩壊→101Md254,
                                                半減期 4.1秒)と、
156εε の中性子を持つローレンシウム原子 103Lr259 (22:γ崩壊,
                              78:α崩壊→101Md255, 半減期 6.2秒)と、
157εε,β の中性子を持つローレンシウム原子 103Lr260 (<10:γ崩壊,
               80:α崩壊→101Md256, 20:β崩壊→104Rf260, 半減期 3分)と、
158の中性子を持つローレンシウム原子 103Lr261 (γ崩壊, 半減期 39分)と、
159εε の中性子を持つローレンシウム原子 103Lr262 (<10:γ崩壊, α崩壊→101Md258,
                                  半減期 3.6時)の、放射性同位体がある。

 ローレンシウムは、第3族・稀土類・アクチノイド系列元素[5f-14,6d-1,7s-2]。 銀白色の金属。 アクチノイド元素としては最も重く、5f軌道は14個の電子が全て詰まっている。 原子価は、+3価である。

    融点  1627℃
    沸点   -

 ローレンシウムは、アクセラレータ(重イオン線型加速器)で、カリホルニウム-B 照射→ローレンシウム258(103Lr258)を作る。 

 ローレンシウムは、研究用に使われる。

 ローレンシウムは、サイクロトロンを作った、米国の物理学者アーネスト・ローレンス(Lawrence)の名に因んで命名。

ノーベリウム 102 No

2006-07-07 11:54:38 | Weblog
 空一面雲が覆い尽くしているが、薄日が射し気温も少し上がって来ている。

      ノーベリウム No (Nobelium) 原子番号 102 原子量 259

 ノーベリウムとは、102の陽子と102の電子で構成されている原子。
核の中に陽子102と、
149εε の中性子を持つノーベリウム原子 102No251 (<8:γ崩壊,
                                  α崩壊→100Fm247, 半減期 0.8秒)と、
150εε,ε の中性子を持つノーベリウム原子 102No252 (19:γ崩壊,
             58:α崩壊→100Fm248, 23:電子捕獲→101Md252, 半減期 2.27秒)と、
151εε の中性子のノーベリウム原子 102No253 (α崩壊→100Fm249, 半減期 1.62分)と、
152εε,ε の中性子を持つノーベリウム原子 102No254 (<0.17:γ崩壊,
              90:α崩壊→100Fm250, 10:電子捕獲→101Md254, 半減期 51秒)と、
153εε,ε の中性子を持つノーベリウム原子 102No255 (61:α崩壊→100Fm251,
                              39:電子捕獲→101Md255, 半減期 3.1分)と、
154εε の中性子を持つノーベリウム原子 102No256 (0.53:γ崩壊,
                             99.47:α崩壊→100Fm252, 半減期 2.91秒)と、
155εε の中性子を持つノーベリウム原子 102No257 (<1.5:γ崩壊, α崩壊→100Fm253,
                                                 半減期 25秒)と、
156の中性子を持つノーベリウム原子 101Md258 (γ崩壊, 半減期 1.2ミリ秒)と、
157εε,ε の中性子を持つノーベリウム原子 102No259 (<10γ崩壊,
             75:α崩壊→100Fm255, 25:電子捕獲→101Md259, 半減期 58分)と、
158の中性子を持つノーベリウム原子 101Md260 (γ崩壊, 半減期 106ミリ秒)の、
                                             放射性同位体がある。

 ノーベリウムは、第3族・稀土類・アクチノイド系列元素[5f-14,6d-0,7s-2]。 銀白色の金属。  原子価は、+2価, +3価で、+2価が安定である。

    融点  827℃
    沸点   -

  ノーベリウムは、サイクロトロンで、アインスタイニウム253(99Es253)-α粒子照射→メンデレビウム256(101Md256)を作る。 キュリウム246に炭素12をぶつけてノーベリウム254(半減期2.3秒)を発見した。

 ノーベリウムは、、研究用に使われる。

 ノーベリウムは、 ダイナマイトを作ったスウェーデンの化学者アルフレッド・ベルンハルド・ノーベル( Nobel)からこの名が付けられた。

メンデレビウム 101 Md

2006-07-06 10:47:20 | Weblog
 朝から曇り。10:00 頃から雲は一杯だが少し空が明るくなって来た。

      メンデレビウム Md (Mendelevium) 原子番号 101 原子量 258

 メンデレビウムとは、101の陽子と101の電子で構成されている原子。
核の中に陽子101と、 
149εε,ε の中性子を持つメンデレビウム原子 101Md250 (7:α崩壊→99Es246,
                               93:電子捕獲→100Fm250, 半減期 52秒)と、
150εε,ε の中性子を持つメンデレビウム原子 101Md251 (10:α崩壊→99Es247,
                               90:電子捕獲→100Fm251, 半減期 4分)と、
151ε の中性子のメンデレビウム原子 101Md252 (電子捕獲→100Fm252, 半減期 2.3分)と
152ε の中性子のメンデレビウム原子 101Md253 (電子捕獲→100Fm253, 半減期 6分)と、
153ε の中性子のメンデレビウム原子 101Md254 (電子捕獲→100Fm254, 半減期 10分)と
154εε,ε の中性子を持つメンデレビウム原子 101Md255 (<0.15:γ崩壊,
                 8:α崩壊→99Es251, 92:電子捕獲→100Fm255, 半減期 27分)と、
155εε,ε の中性子を持つメンデレビウム原子 101Md256 (<3:γ崩壊,
               9.2:α崩壊→99Es252, 90.8:電子捕獲→100Fm256, 半減期 77分)と、
156εε,ε の中性子を持つメンデレビウム原子 101Md257 (<1:γ崩壊,
               15:α崩壊→99Es253, 85:電子捕獲→100Fm257, 半減期 5.52時)と、
157εε の中性子を持つメンデレビウム原子 101Md258 (微量:γ崩壊, α崩壊→99Es254,
                                                半減期 51.5日)と、
158εε の中性子を持つメンデレビウム原子 101Md259 (γ崩壊, <1.3:α崩壊→99Es255,
                                                 半減期 96分)と、
159εε,ε,β- の中性子のアインスタイニウム原子 99Es260 (42:γ崩壊, 25:α崩壊→
    99Es256, 23:電子捕獲→100Fm260, 10:β崩壊→102No260 半減期 31.8日)の、
                                             放射性同位体がある。

 メンデレビウムとは、第3族・稀土類・アクチノイド系列元素[5f-13,6d-0,7s-2]。 銀白色の金属。  原子価は、+2価, +3価で、+3価が安定である。

    融点  827℃
    沸点   -

 メンデレビウムは、サイクロトロンで、アインスタイニウム253(99Es253)-α粒子照射→メンデレビウム255(101Md255), メンデレビウム256(101Md256)を作る。

 メンデレビウムは、研究用に使われる。

 メンデレビウムは、 周期表の考案者ドミトリ・イヴァーノヴィチ・メンデレーエフ(Mendeleev)(ロシア語:Дмитрий Иванович Менделеев) に因んでこの名が付いた 。

フェルミウム 100 Fm

2006-07-05 23:58:58 | Weblog
 あさから雨降り。鼠色の空の下を濃い鼠色が、南から北へ忙しなく動いていく。山より低い雲は、白くてじっとしている。段々と雲が離れ離れになって行き、空が少し明るくなって、雨が止んだ。しかし風は収まりきらず、相も変わらず雲を運ぶ。

      フェルミウム Fm (Fermium) 原子番号 100 原子量 257

 フェルミウムとは、100の陽子と100の電子で構成されている原子。
核の中に陽子100と、 
149εε,ε の中性子を持つフェルミウム原子 100Fm249 (33:α崩壊→98Cf245,
                              67:電子捕獲→99Es249, 半減期 2.6分)と、
150εε,ε の中性子を持つフェルミウム原子 100Fm250 (69/10000:γ崩壊,
               90:α崩壊→98Cf246, 10:電子捕獲→99Es250, 半減期 30分)と、
151εε,ε の中性子を持つフェルミウム原子 100Fm251(1.8:α崩壊→98Cf247,
                             98.2:電子捕獲→99Es251, 半減期 5.3時)と、
152εε の中性子を持つフェルミウム原子 100Fm252 (23/10000:γ崩壊,
                               α崩壊→98Cf248, 半減期 25.39時)と、
153εε,ε の中性子を持つフェルミウム原子 100Fm253(12:α崩壊→98Cf249,
                               88:電子捕獲→99Es253, 半減期 3日)と、
154εε の中性子を持つフェルミウム原子 100Fm254 (0.06:γ崩壊,
                            99.94:α崩壊→98Cf250, 半減期 3.24時)と、
155εε の中性子を持つフェルミウム原子 100Fm255 (24/100万:γ崩壊,
                               α崩壊→98Cf251, 半減期 20.07時)と、
156εε の中性子を持つフェルミウム原子 100Fm256 (91.9:γ崩壊,
                            8.1:α崩壊→98Cf252 , 半減期 157.6分)と、
157εε の中性子を持つフェルミウム原子 100Fm257 (0.21:γ崩壊,
                          99.79:α崩壊→98Cf253, 半減期 100.5日)と、
158の中性子を持つフェルミウム原子 100Fm258 (γ崩壊, 半減期 370マイクロ秒)と、
159の中性子を持つフェルミウム原子 100Fm259 (γ崩壊, 半減期 1.5秒) の、
                                           放射性同位体がある。

 フェルミウムとは、第3族・稀土類・アクチノイド系列元素[5f-12,6d-0,7s-2]。 銀白色の金属。 原子価は、+2価, +3価で、+3価が安定である。 陽イオン交換樹脂に吸着させ、濃塩酸で溶離すると、ランタノイドよりも先に溶離され、塩化物イオンと結合力の強い錯体をつくる。

    融点  1527℃
    沸点   -

 フェルミウム254(100Fm254)は、1952年、西太平洋のマーシャル諸島エニウェトク環礁で行われた米国の水爆実験の灰の中からアインスタイニウムと共に発見された。
 フェルミウム250は、酸素原子核がウラン原子核の先端部で衝突したときに生成する。 92U230-酸素(8O20)照射→100Fm250

 フェルミウムは、研究用に使われる。

 フェルミウムは、水素爆発の塵の中から発見された。原子核物理学のエンリコ・フェルミ(Fermi)に因んで名付けられた。

 日中は、風も収まり、薄日が射したり小雨が降ったりしたが、涼しく過ごしやすかった。だが、夜になって湿度が上がってきて、20:00 頃 雨が降って来た。暫く降ってから止んだ。かなり降ったのにまだ湿度が高い。24:00 頃から 又かなりの雨が降って来た。

アインスタイニウム 99 Es

2006-07-04 11:55:31 | Weblog
 久々に青い空を見た。白い雲も久々だ。面積的には白の方が多いが、風も涼しく清清しい。夕方には、白の量が増し、鼠の部分も出て来た。18:00 南の空の高い所に、13:00 頃昇り始めたであろう月齢 8.9 の半月が、雲の合間で雲と同じ白い色をしていた。

      アインスタイニウム Es (Einsteinium) 原子番号 99 原子量 252

 アインスタイニウムとは、99の陽子と99の電子で構成されている原子。
核の中に陽子99と、 
151εε,ε の中性子を持つアインスタイニウム原子 99Es250 (3:α崩壊→97Bk246,
                               97:電子捕獲→98Cf250, 半減期 8.6時)と、
152εε,ε の中性子を持つアインスタイニウム原子 99Es251 (0.5:α崩壊→97Bk247,
                               99.5:電子捕獲→98Cf251, 半減期 33時)と、
153εε,ε,β- の中性子を持つアインスタイニウム原子 99Es252 (78:α崩壊→97Bk248
            22:電子捕獲→98Cf252, <0.01:β崩壊→100Fm252, 半減期 471.7日)と、
154εε の中性子を持つアインスタイニウム原子 99Es253 (87/1千万:γ崩壊,
                                  α崩壊→97Bk249, 半減期 20.47日)と、
155εε,β- の中性子を持つアインスタイニウム原子 99Es254 (3/100万:γ崩壊,
              α崩壊→97Bk250, 17/10万:β崩壊→100Fm254 半減期 275.7日)と、
156εε,β- の中性子を持つアインスタイニウム原子 99Es255 (41/10000:γ崩壊,
                 8:α崩壊→97Bk251, 92:β崩壊→100Fm255 半減期 39.8日)と、
157β- の中性子を持つアインスタイニウム原子 99Es256 (β崩壊→100Fm256,
                                  半減期 25.4分)の、放射性同位体がある。

 アインスタイニウムとは、第3族・稀土類・アクチノイド系列元素[5f-11,6d-0,7s-2]。 銀白色の金属。 原子価は、+2価, +3価である。 酸素と反応して、酸化アインスタイニウム(Es2O3)を作る。 ハロゲン元素と反応して、塩化アインスタイニウム(EsCl3), 臭化アインスタイニウム(EsBr2,EsBr3), 沃化アインスタイニウム(EsⅠ2)を作る。

    融点  860℃
    沸点   -

 アインスタイニウム253(99Es253)は、1952年、西太平洋のマーシャル諸島エニウェトク環礁で行われた水爆実験の灰の中からフェルミウムと共に発見された。
 ウラン238(92U238)-中性子×12, β崩壊×7→アインスタイニウム253(99Es253)

 アインスタイニウムは、研究用に使われる。

 アインスタイニウムは、物理学者アルベルト・アインシュタイン(Einstein)に由来する。

カリホルニウム 98 Cf

2006-07-03 09:34:27 | Weblog
 朝から曇り。空一面に延ばしたような雲の、薄いところを見つけて太陽が、何とか存在感を表そうとするが、へばりついた雲にはなかなか勝てない。

      カリホルニウム Cf (Californium) 原子番号 98 原子量 252

 カリホルニウムとは、98の陽子と98の電子で構成されている原子。
核の中に陽子98と、 
147εε,ε の中性子を持つカリホルニウム原子 98Cf245 (36:α崩壊→96Cm241,
                               64:電子捕獲→97Bk245, 半減期 45分)と、
148εε,ε の中性子を持つカリホルニウム原子 98Cf246 (25/10万:γ崩壊,
              α崩壊→96Cm242, 4/1000:電子捕獲→97Bk246, 半減期 35.7時)と、
149εε,ε の中性子を持つカリホルニウム原子 98Cf247 (0.04α崩壊→96Cm243,
                             99.97:電子捕獲→97Bk247, 半減期 3.11時)と、
150εε の中性子を持つカリホルニウム原子 98Cf248 (29/10000:γ崩壊,
                                  α崩壊→96Cm244, 半減期 333.5日)と、
151εε の中性子を持つカリホルニウム原子 98Cf249 (5/1000万:γ崩壊, α崩壊96Cm245,
                                                半減期 351年)と、
152εε の中性子を持つカリホルニウム原子 98Cf250 (0.08:γ崩壊,
                             99.92:α崩壊→96Cm246, 半減期 13.08年)と、
153εε の中性子を持つカリホルニウム原子 98Cf251 (微量:γ崩壊, α崩壊→96Cm247,
                                               半減期 898年)と、
154εε の中性子を持つカリホルニウム原子 98Cf252 (3.09:γ崩壊,
                           96.91:α崩壊→96Cm248, 半減期 2.645年)と、
155εε,β- の中性子を持つカリホルニウム原子 98Cf253 (α崩壊→96Cm249,
                                β崩壊→99Es253, 半減期 17.81日)と、
156εε の中性子を持つカリホルニウム原子 98Cf254 (γ崩壊, α崩壊→96Cm250,
                                              半減期 60.5日)と、
157β- の中性子を持つカリホルニウム原子 98Cf255 (β崩壊→99Es255, 半減期 85分)と、
158εε,β- の中性子を持つカリホルニウム原子 98Cf256 (γ崩壊, α崩壊→96Cm251,
                    β崩壊→99Es256, 半減期 12.3分)の、放射性同位体がある。

 カリホルニウムとは、第3族・稀土類・アクチノイド系列元素[5f-10,6d-0,7s-2]。 銀白色の金属。 比重 15.1。 原子価は、+2価 ~+4価で、+2価は琥珀色、淡緑色の+3価が安定で、+4価は緑色である。 酸素や水に酸化され、酸化カリホルニウム(CfO2,CfO3,Cf2O3)を作る。 ハロゲン元素と反応して、フッ化カリホルニウム(CfF3,CfF4), 塩化カリホルニウム(CfCl2,CfCl3), 臭化カリホルニウム(CfBr2)を作る。 塩酸と反応して、オキシ塩化カリホルニウム(CfOCl)を作る。

    融点  900℃
    沸点   -
  
 カリホルニウムは、サイクロトロンでキュリウム242(96Cm242)にアルファ粒子照射して、カリホルニウム245(98Cf245)で得られ、ウラン235(93U235)-中性子×6 捕獲→カリホルニウム252(98Cf252)で得られる。


 カリホルニウムは、カリフォルニア大学バークレー校があるカリフォルニア(California)に由来する。
 カリホルニウム(98Cf252)は、中性子線源, 非破壊検査, 研究用に使われる。

バークリウム 97 Bk

2006-07-02 10:03:59 | Weblog
 朝から曇り。気温はあまり高くは無いが、湿度が高い。空全体の薄い鼠色のキャンパスの上を、濃い鼠色が、南から北へせわしなく移動している。9:00 頃から雨が降り始めた。暫くして止んだが、9:30 頃から振り出した雨は強く、風がその勢いを増した。

      バークリウム Bk (Berkelium) 原子番号 97 原子量 247

 バークリウムとは、97の陽子と97の電子で構成されている原子。
核の中に陽子97と、 
146εε,ε の中性子を持つバークリウム原子 97Bk243 (0.15:α崩壊→95Am239,
                             99.85:電子捕獲→96Cm243, 半減期 4.5時)と、
147εε,ε の中性子を持つバークリウム原子 97Bk244 (0.006:α崩壊→95Am240,
                            99.994:電子捕獲→96Cm244, 半減期 4.35時)と、
148εε,ε の中性子を持つバークリウム原子 97Bk245 (0.12:α崩壊→95Am241,
                             99.88:電子捕獲→96Cm245, 半減期 4.94日)と、
149εε,ε の中性子を持つバークリウム原子 97Bk246 (<0.2α崩壊→95Am242,
                                電子捕獲→96Cm246, 半減期 1.8日)と、
150εε の中性子を持つバークリウム原子 97Bk247 (α崩壊→95Am243, 半減期 1380年)と
151εε の中性子を持つバークリウム原子 97Bk248 (α崩壊→95Am244, 半減期 9年)と、
152εε,β- の中性子を持つバークリウム原子 97Bk249 (47/10億:γ崩壊,
               14/10000:α崩壊→95Am245, β崩壊→98Cf249, 半減期 330日)と、
153β- の中性子を持つバークリウム原子 97Bk250 (β崩壊→98Cf250, 半減期 3.212時)と、
154β- の中性子を持つバークリウム原子 97Bk251 (β崩壊→98Cf251, 半減期 55.6分)の、
                                             放射性同位体がある。

 バークリウムとは、第3族・稀土類・アクチノイド系列元素[5f-9,6d-0,7s-2]。 銀白色の金属。 比重 14.79。 原子価は、+2価 ~+4価で、水溶液中では黄緑の+3価が安定で、黄色の+4価は不安定である。 酸素と反応して、酸化バークリウム(BkO2,BkO3,Bk2O3)を作る。  ハロゲン元素と反応して、フッ化バークリウム(BkF3,BkF4), 塩化バークリウム(BkCl3)を作る。 塩酸と反応して、オキシ塩化バークリウム(BkOCl)を作る。 これらの化合物は、X線回折で確認されている。

    融点  1047℃
    沸点   -

 バークリウムとは、発見されたカリフォルニア大学バークレー校のあるバークレー(Berkeley)に由来する。

 バークリウム243(97Bk243)は、サイクロトロンで、アメリシウム241(95Am241)にアルファ粒子を照射して作る
 
  バークリウムは、化学的研究に使われる。

キュリウム 96 Cm

2006-07-01 13:41:17 | Weblog
 昨夜から振り始めた雨は、早朝 3:30 雨脚を強め、窓を叩いたが、起きる頃には、もう止んでいた。時折 薄日が射したり、小雨が降ったり、ややこやしい天気である。

      キュリウム Cm (Curium) 原子番号 96 原子量 247

 キュリウムとは、96の陽子と96の電子で構成されている原子。
核の中に陽子96と、 
136 の中性子を持つキュリウム原子 96Cm232 (γ崩壊, 半減期 1分)と、
142εε,ε の中性子を持つキュリウム原子 96Cm238 (10:α崩壊→94Pu234,
                             90:電子捕獲→95Am238, 半減期 2.4時)と、
143εε,ε の中性子を持つキュリウム原子 96Cm239 (<0.1:α崩壊→94Pu235,
                               電子捕獲→95Am239, 半減期 2.9時)と、
144εε,ε の中性子を持つキュリウム原子 96Cm240 (39/1000万:γ崩壊,
            99.5:α崩壊→94Pu236, 0.5:電子捕獲→95Am240, 半減期 27日)と、
145εε,ε の中性子を持つキュリウム原子 96Cm241 (1:α崩壊→94Pu237,
                             99:電子捕獲→95Am241, 半減期 32.8日)と、
146εε の中性子を持つキュリウム原子 96Cm242 (62/1000万:γ崩壊,
          1/100兆:ケイ素放出→82Pb208, α崩壊→94Pu238, 半減期 162.8日)と、
147εε,ε の中性子を持つキュリウム原子 96Cm243 (53/100億:99.71:γ崩壊,
              α崩壊→94Pu239, 0.29:電子捕獲→95Am243, 半減期 29.1年)と、
148εε の中性子を持つキュリウム原子 96Cm244 (14/10万:γ崩壊, α崩壊→94Pu240,
                                              半減期 18.1年)と、
149εε の中性子を持つキュリウム原子 96Cm245 (61/1億:γ崩壊, α崩壊→94Pu241,
                                               半減期 8500年)と、
150εε の中性子を持つキュリウム原子 96Cm246 (0.03:γ崩壊, 99.97:α崩壊→94Pu242,
                                               半減期 4760年)と、
151εε の中性子を持つキュリウム原子 96Cm247 (α崩壊→94Pu243,半減期 1560万年)と
152εε の中性子を持つキュリウム原子 96Cm248 (8.39:γ崩壊, 91.61:α崩壊→94Pu244,
                                            半減期 34万8000年)と、
153β- の中性子を持つキュリウム原子 96Cm249 (β崩壊→97Bk249, 半減期 64.15分)と、
154εε,β- の中性子を持つキュリウム原子 96Cm250 (74:γ崩壊, 18:α崩壊→94Pu246,
                                 8:β崩壊→97Bk250, 半減期 9700年)と、
155β- の中性子を持つキュリウム原子 96Cm251 (β崩壊→97Bk251, 半減期 16.8分)の、
                                             放射性同位体がある。

 キュリウムとは、第3族・稀土類・アクチノイド系列元素[5f-7,6d-1,7s-2]。 面心立方の結晶構造で、銀白色の金属。 比重 13.51(理論値)。 原子価は、+2価 ~+4価で、+3価が安定である。 展性、延性に富む。 酸素と反応して酸化キュリウム(CmO,CmO2,Cm2O3)を、ハロゲン元素と反応して三フッ化キュリウム(CmF3), 四フッ化キュリウム(CmF4), 塩化キュリウム(CmCl3)を作る。 

 プルトニウム239(94Pu239)にα粒子(ヘリウムイオン)照射で キュリウム242(96Cm242)が、アメリシウム243(95Am243)に中性子照射で キュリウム244(96Cm244)が作られる。 三フッ化キュリウム(CmF3)をバリウムで1275℃で還元して金属を得る。手に入れやすいのはキュリウム244(96Cm244)。

 キュリウムは、化学的研究に使われる。

    融点  1340℃
    沸点  3110℃

 キュリウムは、キュリー夫妻(Curie)に由来する。