県南落語組合のページ

県南落語組合の公式ホームページでございます。
開設10年、結成40年となりました。
引き続き、ご愛顧をお願いします!

行ってきました保戸島(ほとじま)!

2023-10-29 20:57:22 | 寄席日記(活動報告)

10月28日(土)、海を渡って行ってまいりました保戸島に。

素晴らしい秋晴れで、波は穏やかに感じましたが、往きの定期船はかなり揺れました。船酔いするほどではありませんでしたが、かなり想像を上回るものでした(汗)。下船して保戸島に上陸すると、もみじ会のメンバーの女性2人が出迎えてくださり、ここでほっと一安心。

会場の地区集会所に着くと、30人ほどの高齢者の皆さんが、まずは、健康体操で体をほぐしてリラックス。体を十分温めた後に、落語2席を楽しんでくださいました。そのあとは自慢の喉を競う(?)カラオケ大会へ突入し、皆さんの元気が爆発しました。駐在所のお巡りさんと奥さんが飛び入りで登場してデュエット曲を披露すると盛り上がりはピークに達したのでありました(写真2枚目)。「皆さんお元気で芸達者!」。控室で思わず呟いたのであります。

そのあと帰りの船までの時間が少しありましたので、島内を散策して猫と遊んだり、地元グルメ「ひじき飯」をご馳走になったりと、保戸島を満喫させていただきました。島の風景は写真で見たとおりの“シチリア”“ギリシャ”?間違いなくそのイメージでしたが、ここはやっぱり、地元の皆さんの笑顔と元気と人情にあふれた“保戸島”でありました。演目「転失気」「竹の水仙」

 

※写真:落語、カラオケ、素晴らしい風景に猫ちゃんたち。島での良い1日でありました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

出張寄席、またまた海を渡ります!

2023-10-22 18:44:07 | 寄席日記(活動報告)

来る今月26日(土)、出張寄席で“またまた“海を渡ります。“またまた“と申しますのは、ちょうど2年前の大分県姫島村での出張寄席以来、久しぶりに“島”に渡るからであります。

今回海を渡って伺いますのは、大分県内の保戸島(津久見市)です!記憶(記録)の範囲では、恐らく記念すべき保戸島での初出張寄席となるのではないかと思います。大変ありがたいことに、津久見市社会福祉協議会からのご紹介で、もみじサロン(高齢者サロン)で落語2席を聴いていただきます。

実は出演予定者2名にとっても初の保戸島上陸となります。保戸島と言えば、マグロ遠洋漁業を生業にする方が多い島で、その風景がシシリアを思わせるなどと言われます。津久見港から片道25分の定期船でのミニ旅行。地元の皆さんとお会いできるのがとても楽しみです。打合せで連絡した際に地元の方から、「船が少し揺れるけど天気が良ければ多分大丈夫…」と言われています。いろんな意味でワクワク、ドキドキの初上陸になりそうです。次回掲載で、出張寄席のことはもちろん、風景(シシリアに行ったことがないので比較できないと思いますが…)など保戸島の様子をレポートさせていただきます。ご期待ください!

※写真:保戸島の素敵な風景です(画像はツーリズムおおいたHPから使用しております)。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

良い子に落語。

2023-10-15 18:16:53 | メンバーのつぶやき

少し以前に、落語は子どもの記憶力のトレーニングに役立つという“説”のようなものがお親御さんに広がった時期がありました。

それが理由ではないと思いますが、以前大分市から依頼をいただき、私どものメンバーが地域の公民館でしばらくの間、子ども落語教室の講師を務めていました。こぼれ話的にそのメンバーから、「生徒さん本人は恥ずかしがり屋で漸く落語が好きになってきた。ご両親がかなり熱心だから。」と聞いたことがあります。ご両親の力の入れようがとても伝わってきました。

子どもさんに、落語…。これは、我々素人にとっては、なかなか手強いテーマではあります。出張寄席では通常、集まる皆さんが高齢者であるなど絞られていることもありますが、地域の「行事」「イベント」などの場合は、制限されていることはほとんどありません。実は、先日掲載した「お酒の席では演りません」のお願いと同様に、当組合発足当初は「小学生以下はご遠慮ください」とお願いしていましたが、最近は、こちらからお願いすることはしていません。そもそも、どこで線を引くのかも難しいところがあります。

過去の経験から、小・中学校の体育館が出張寄席の会場で、来場者の年齢の線引きを設けていない場合は、正直、“厳しい”ことを予想して伺います。ほぼ例外なく、開演後しばらくすると、会場後方の席の無い空きスペースで、ちびっ子追っかけっこ大会が始まります。それでも我々はひたすらに落語を語るのですが、追っかけっこは激しさを増すばかりです(汗)。でも子どもさんにとって“走ること”は当たり前で、無理もありません。そもそも会場は体育館なのですから…。

我々素人には、どのくらいの年齢の子どもさんに、どのような落語や小噺がウケるのか、喜んで聴いて楽しんでもらえるのか…、ずーっと考えていても、なかなか答えを得にくいテーマであります。

でも、やはり、将来の落語ファンを獲得していくために、幼いうちから落語に親しんでもらいたい、というのが本音、本心であります。

そういったわけで、私どもの主催寄席には特に、子どもさんのご来場についてお願いしていることはありません。

ちなみに、我々のメンバーの中に、先ほどふれた、子ども落語教室の元生徒、修了者がいて、とよのくに寄席“秋席”に出演し、堂々たる高座を披露します。

子どもの頃から磨き上げた芸と感性に、ぜひご注目、ご期待ください!

「第37回とよのくに寄席〝秋席〟」

と き 11月18日(土)開場13:30 開演14:00

ところ 大分県消費生活・男女共同参画プラザ アイネス 2階大会議室

主 催 県南落語組合大分支部

入場料 無料

※写真:とある温泉施設での落語会です。会場後方に熱心に(?)落語を聴いてくれる良い子たちがいました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

平均年齢を下げるメンバーたち。

2023-10-09 22:11:40 | メンバーのつぶやき

結成して40年も経ちますので、当期から加わっているメンバーは単純に計算してもご想像がつくと思いますが、60歳前後、又はそれ以上になりました。

ある時期、この会はいつまで続く、続けるのか、と考えるようなこともあるにはありましたが、気がつけば還暦を過ぎたメンバーが今もいろいろな地域にお邪魔して落語を語らせていただいています。先月は敬老会への出演が多かったのですが、お祝いされる皆さんの年齢に近づいているなぁと、ふと感じたりします。

そんな私どもの会が、変わりなくいきいきと活動を続けられている理由は、落語が好きだという熱い(?)気持ちがまず一番だと思いますが、若手メンバーの存在が大きいのではないかと感じています。

日程の打合せや稽古のために集まる月1回の例会も、やはり、若いメンバーがいれば活気がありますし、全体的にエネルギーが湧いてきます。稽古をしていても、若手に刺激を受けてベテラン勢も力が入ります(年を考えずに、やや力が入りすぎたりもしますが…)。落語や笑いについての考え方にも世代的な違いを感じる所がありますので、驚きの半面、むしろ新鮮で勉強になります。とにかく、若いメンバーは前向きで、元気で一生懸命です。開催まであと1ヵ月となった11月の定期寄席に向け、厳しい(?)稽古に精を出しています。

そんな若手の高座にご期待いただき、ぜひご来場の上、あたたかい応援をよろしくお願いいたします。

「第37回とよのくに寄席〝秋席〟」

と き 11月18日(土)開場13:30 開演14:00

ところ 大分県消費生活・男女共同参画プラザ アイネス 2階大会議室

主 催 県南落語組合大分支部

入場料 無料

※写真:先輩たちが見守る中、稽古に励む若手メンバー。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いろんなところで演ってます。(その3)

2023-10-01 23:08:13 | メンバーのつぶやき

私ども県南落語組合には、発足当時から活動の上で、ルールにしている事柄がいくつかあります。

その中のひとつが、出張寄席の主催の方にお伝えしている「お酒の席では演りません」というお願いです。

少々生意気に聞こえるかもしれませんが、我々メンバーには“教え”とも言えるこの鉄則は、活動を始めて間もない頃にかなり痛い目(修羅場)にあった経験から来ているものなのです。

お酒を飲まれている皆さんの前では、我々のような素人の芸は無力で、とてもお酒の力(魅力、魔力?)に勝てるものではありません。会場の皆さんは、落語には耳を傾けず、ひたすらお酒の徳利を傾けるばかり…と、そのような状況となり、主催者のご期待に応えられない結果になるということでありました。

とはいえ、40年に及ぶ活動の中では、居酒屋さんのご厚意で定期的に店内で寄席を開催していただくこともありました。

そこに集まるお客様は、まずは落語を聴いて楽しんでくださり、終演後は飲みながら、我々も参加しての芸談に花を咲かせるという大変勉強になる会でありました。落語とお酒。程よく組み合わされることで、絶妙の相性が発揮されるようです。

これからも、我々のこのルール、大切に守らせていただく所存であります。

※写真:落語に集中してくださる、某居酒屋のお客さん。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする