県南落語組合のページ

県南落語組合の公式ホームページでございます。
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引き続き、ご愛顧をお願いします!

何かの事情で…。

2023-11-26 17:41:45 | 落語組合からのお知らせ(いろいろ)

「何かの事情で…」とか「ちょっとした手違いで…」という言葉は苦しい状況で絞り出てくるということを切実に体感いたしました(汗)。

昨日(11月25日)、大分市内の昆布刈公民館で「きずな会文化祭」が開催されました。地元の老人会主催の行事で、数週間前に2名の出演依頼をいただき承りました。開会後まず地元の女性の方が日舞を披露され、来場された30人弱の高齢者の皆さんがさっそく和んで良い会場がとても雰囲気になりました。そしてその後がいよいよ我々の出番でありました。そうです2人ですので「我々」なわけですが、着替えをして待機している控室には出演直前になっても一人だけ…(そこにはただ風が吹いているだけ~♪)。

“たぶん場所がわからなくて到着が遅れているのだろう…”。 出番となりましたので、そう思い(願い)ながらいざ高座へ。演目を語り噺が進む中で、控えの下手方向をキル(見る)度に、出演予定のメンバーの姿をさりげなく探し求めましたが結局演目のサゲになってもその姿を見ることはなかったため、サゲ終わったあとに「何かの事情で…ちょっとした手違いだと思います。大変すみません。今日は予定を変更してもう一席私が語らせていただきます。」とお詫びを申し上げ(何故かここで会場の皆さんが大笑い⁈)、一旦下がった後に再度高座に上がり一席演らせていただきました。

そもそも落語は1人で演るものです。が、出張寄席を1人で務めることはなかなかないことです。それも突然で全くのハプニングではありましたが、さながら“独演会となり続けて二席、案外スムーズに語られてホッとして微妙な充実感はありました。温かく見守って楽しんでくだった地元の皆様のおかげです。心から感謝し、改めてお詫びを申し上げます。ちなみに、事の顛末はと申しますと、当人が期日を一日勘違いしていたということで大反省していました。

演目:「転失気」「猫の皿」

 

※写真:地元の芸達者な方のステージ。皆さんとても盛り上がっていました!

 

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何とダブルヘッダー!

2023-11-19 21:33:16 | 寄席日記(活動報告)

昨日(11月18日)は、2つの高座にAチーム、Bチーム(A群、B群なら高崎山のおサルさん⁈)が手分けして対応した“落語デー”となりました。

まずは当落語組合大分支部主催の「第37回とよのくに寄席〝秋席〟」です。急な寒さも手伝って(?)少~し控えめなご来場状況ではありましたが、A群、ではなく(汗)、Aチームの各演者は自作自演の新作落語からお馴染みの古典落語まで5席をきっちりやりきりました。お客様は終演まで温かく見守ってくださり、大いに笑って楽しんでくださいました。誠にありがとうございました。

とよのくに寄席が終演してしばらくした頃、欧風料理オーベルジーヌ新酒会が開演しました。ボジョレーヌーボーの解禁に合わせたお店の毎年恒例の人気イベントです。オープニングでBチームが落語2席を披露させていただきました。こちらもとても良い雰囲気で演者は新酒の宴に相応しい(?)演目を熱演しました。お客様、お店のシェフ、共演のバンドの皆さん、大変ありがとうございました。


ダブルヘッダーとなった昨日、AチームとBチーム(A>Bなどの実力差を示すものでは決してありませんので念のため…)それぞれが奮闘し、特にその中の若手メンバーの活躍で大いに盛り上がった落語デーでありました。

 第37回とよのくに寄席〝秋席〟~「初天神」「つる」「おげれつ学園」「竹の水仙」「寿テ~無」「三方一両損」

 欧風料理オーベルジーヌ新酒会 ~「弥次郎」「猫の皿」

 

※写真:各高座で力を発揮した若手メンバーたち (注)一部若手以外が写り込んでいます。

 

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「秋の図書館寄席」(佐伯市)

2023-11-12 20:30:53 | ご案内(活動予定)

私ども県南落語組合の発祥の地、佐伯市での久しぶりの出張寄席に出演させていただきました。

11月11日(土)佐伯市図書館の主催・企画で「秋の図書館寄席」が初開催されました。

事前申し込みによるお客様90人が2時間たっぷりの寄席に最後までお付き合いくださいました。

会場入口には落語に関する図書の臨時コーナーが設けられるなど、図書館主催ならではの気配りが活かされ、とても温かさが感じられる寄席でありました。

珍しい図書館での寄席ということで、出演するメンバーは各自演目に文化や教養のスパイスを加えるひと工夫を凝らしながら…ということはほとんどなく、いつもどおりにネタを語り、とにかく楽しく笑っていただきました。演しもの「牛ほめ」「老婆の休日」「猫の皿」「漫談」「幾代餅」。

この調子で、いよいよ来週に近づいた「第37回とよのくに寄席〝秋席〟」に突き進みます!皆様のご来場を心からお待ち申し上げております。

 

「第37回とよのくに寄席〝秋席〟」

と き 11月18日(土)開場13:30 開演14:00

ところ 大分県消費生活・男女共同参画プラザ アイネス 2階大会議室

主 催 県南落語組合大分支部

入場料 無料

※写真:とても熱心に聴いてくださる佐伯のお客様です。

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本気の「博多・天神落語まつり2023」。

2023-11-05 21:14:11 | メンバーのつぶやき

行ってきました「第17回 三遊亭円楽 名誉プロデュース 博多・天神落語まつり2023」。

2日間で「古典落語の福袋」「江戸落語の本気」の2公演を堪能させていただきました。

公演時間は約2時間30分と事前告知されていましたが、いずれの公演も熱演、熱演で、“たっぷりと”3時間弱に及びました。落語好きにはたまらない満足をいただき感謝でありました。素晴らしい高座ばかりでしたが、中でも圧巻は「江戸落語の本気」でトリを務められた柳家喬太郎師匠の「文七元結」でした。絶妙な語り口と気迫で涙あり、笑いあり。聴く者の心をわしづかみにしたままエンディングまで一気に駆け抜けていかれました。「今日ここに居られてよかった」。会場を埋めつくした満面の笑みの観客はその喜びを割れんばかりの拍手に変えて、喬太郎師匠ほかの演者の皆さんに感謝の気持ちとともに贈られていました。もちろん、筆者もその中の一人でありました。

「落語はやっぱりいい!」。今年もそう感じ満喫した落語まつりでありました。実は、初日には笑福亭鶴瓶師匠とエレベーターで偶然一緒になってお話できたり、2日目には三遊亭わん丈さんと廊下で出会ってご挨拶させていただいたりと、とても貴重なプレゼント付きのハッピーな落語三昧の2日間でした!

※写真:(上)会場のひとつ、FFGホール入口で列に並ぶ来場者。

    (下)「江戸落語の本気」の演者と演しもの

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