9月28日(月)の18:30から、大分市のアイネスの和室で開催された柳亭市楽さんの落語会を聞きに行きました。
市楽さんは、大分県が生んだ柳亭市馬師匠のお弟子さんで、昭和56年生まれの二つ目の落語家さんです。
職場の同僚を誘って見に行きました。まずは、佐藤さんという矢野大和・話し方教室の生徒さんが高座に上がられ
小噺や「味噌豆」を話しました。この佐藤さん、バリバリの素人です。緊張しているのがわかります。しかし、人柄の良さが全面に出ており、
もう会場が一体となって佐藤さんの語りを応援している状態でした。「味噌豆」の豆を食べるところがかわいい!タバコを吸うしぐさは「この人、絶対ヘビースモーカーだわ!」と思えるぐらいお上手。一緒に見ていた私の同僚は「佐藤さん、すばらしい!落語の途中で、私と相当目が合うのよ。何度も私のほうを見るの!」と言って、喜んでいました。
私も素人なんで佐藤さんの気持ちがよくわかるんですけどね、高座に上がって緊張していると、お客さん全体を見るというのが難しいんです。よく笑ってくれる人とか、よく知っている人などの顔を見つけて、ついついそっちをチラチラ確認しながら、落語を進めていっちゃうんですね。今日のために、きっとたくさん練習したんだろうなぁと思いました。
それに比べると、プロの市楽さんは、やはりすばらしかったです。「真田小僧」と「強情灸」を汗びっしょりになって演じてくださいました。
もっと友だちをたくさん連れてくればよかった~と思うぐらいの「いっしょうけんめいのおしゃべり」に、本当に引き込まれました。
その後、我らが県落の井上が舞台に上がり「子ほめ」をして、最後に市楽さんが「夜鷹そば」というネタをしてくださいました。
この「夜鷹そば」、あらすじは、こちらで確認していただくとして(http://yaplog.jp/chilurin0223/archive/5952)
もうとんでもなくすばらしかったんです!ほとんど私、泣いてましたよ!こんないい話を34歳でやってしまう市楽…おそろしい子!!って感じですね。落語の楽しさを満喫し、外に出ると美しい満月が街を照らしておりました。
落語会、この秋もあちこちで開催されているので、ちょっと面倒だな~と思っても出かけてみたらいいですよ。笑えて泣けて気分すっきり。
とにかく市楽さんの落語の余韻があったおかげで、帰り道、車のラジオで「福山雅治、結婚!」のニュースを聞いても私の心に秋風が吹きすさぶことはなく、安全運転で帰宅できたのでした。めでs