雨引山楽法寺 ( 後 )                    

2010-12-06 | Weblog

                                     
 観音堂につづく正面石段の奥には
宿椎(すだじい)の大木が風雪を超えてそびえる。



 横の道をのぼると、白木蓮の大木の下に
幽遠なお顔の観音像と、思わずほほえみかわす



 無邪気な笑みを浮かべられた観音像が
ひっそりと立っておられる。
 


 人間の命のみでなく全ての生命
動植物をも尊び慈しまれ



 人間のみが己の欲心のため
他の命を犠牲にして省みない時代において


 生命というものについて深く思惟されているような
貴いお姿をみる。



 この石垣にむかし母と二人座り
遠くの青い山々や陽のあたる木々をながめた日がある。


 その時の母を思い
今の母を思う。
幸あれかしと思いながら、かなしみが透き通る。


 わが母を守りたまえ。
苦労ばかりしてきた母。
動物好きで無邪気な母。



 観音堂の奥の小道をゆけば
延命水をひく水屋があり
生命を養う水音をひびかせている。



  いつおとづれても
心癒やされる雨引の観音様は



 なつかしい風光の中に人々を抱擁して
千四百年の時を越えてたたずまれている。

       
                  
            
                



           ( 雨引山楽法寺小史・参照 )




                               


             
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 自然が心を癒してくれます。

 

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