郷土史より 「 凍坂山長徳寺 」 2009-04-25 | Weblog 本尊は阿弥陀如来。 45代の聖武天皇の天平11年、名僧・行基菩薩の開基。 阿弥陀如来 源義家の曽祖父で、多田満仲の末子の 常陸大掾(だいじょう)益仲が66代の一条天皇の 長徳2年に寺院を建立、 年号を寺号として長徳寺と云った。 源義家 113代、東山天皇の時、 徳川綱吉より元禄4年、功労のあった 比栄相法師は、朱印地19石を受け、 延明院と法唯院のふたつの末寺を建立した。 だが、その後、住職に良き人なく しだいに荒廃し、ついに慶応のころ廃絶し、 今は昔の本殿表九間、横五間、 境内三百七十八坪のあとかたもなく、 また古き歴史を知る雨巻山も語らない。 出典・福島護 著作