ある年の秋の街角で
うす茶色の中型犬が
人並みにまぎれて歩いていました。
心引かれて、少し離れたところに
立ちどまって、ながめていました。
すると、ベージュ色のコートを着た
男の人の姿を見つけたその犬は
いままでのしょんぼりした体に
急に灯が燈ったように
生き生きとうれしそうに走って
その人に近づいて行きました。
そして、立ち止まったその男の人の
黒い革靴からズボン、コートのすそを
見上げてゆきました。
しかし、その顔に犬の目が止まったとき
その犬は急に哀しそうに肩を落とし
うなだれてしまいました。
その人は、立ち去ってゆきました。
もとの飼い主に似た姿だったのでしょうか。
うなだれたその犬に、何もしてやれませんでした。
何年もたつのに、ふと、あの犬の姿を
思い出すことがあります。
( あるときは、人間以上に
深い精神性を持っている動物に対する
日本の他の先進諸国に比べて遅れすぎている
動物実験に反対します。 )
国際動物福祉宣言に
EU加盟国27カ国の農務大臣は、満場一致で
正式な支持をしたそうです。
50年以上遅れているような
日本の政策は、どうなるのでしょうか?
Celtic Woman - You Raise Me Up (日本語訳)
生きもの地球紀行 ED2 "この星に生まれて" (1996)
[Moody Penguin] '枯葉 Les Feuilles Mortes' Yves Montand cover