忘れえぬ野良たち  ( その1 ) REぷらす   2009年8月3日投稿分

2010-09-09 | Weblog

 ある年の秋の街角で
うす茶色の中型犬が
人並みにまぎれて歩いていました。


  心引かれて、少し離れたところに
立ちどまって、ながめていました。



 すると、ベージュ色のコートを着た
男の人の姿を見つけたその犬は



 いままでのしょんぼりした体に
急に灯が燈ったように



 生き生きとうれしそうに走って
その人に近づいて行きました。



 そして、立ち止まったその男の人の
黒い革靴からズボン、コートのすそを
見上げてゆきました。



 しかし、その顔に犬の目が止まったとき
その犬は急に哀しそうに肩を落とし
うなだれてしまいました。


 その人は、立ち去ってゆきました。



 もとの飼い主に似た姿だったのでしょうか。
うなだれたその犬に、何もしてやれませんでした。



 何年もたつのに、ふと、あの犬の姿を
思い出すことがあります。



       
                           
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( あるときは、人間以上に
深い精神性を持っている動物に対する
  日本の他の先進諸国に比べて遅れすぎている
  動物実験に反対します。 )

 国際動物福祉宣言に
EU加盟国27カ国の農務大臣は、満場一致で
正式な支持をしたそうです。


 50年以上遅れているような
日本の政策は、どうなるのでしょうか?


Celtic Woman - You Raise Me Up (日本語訳)


生きもの地球紀行 ED2 "この星に生まれて" (1996)


[Moody Penguin] '枯葉 Les Feuilles Mortes' Yves Montand cover






郷土史「 西念寺(親鸞聖人ご縁)の良水師 」 その7               再び 

2010-09-03 | Weblog



 民間省要 」 に、いわく

ー たとえば牛馬に重荷を負わせて打ちたたき
  つまづけば、なお怒って大鞭し
  この畜生めとののしるが如し。 


 言辞なく泣くことなし。
 百姓相同じ ー


 熊沢蕃山 も、いわく

 「 百姓は、年中辛苦して作出したものを
  残らず年貢に取られー 略 -
  妻子をうらせ、田畠山林牛馬まで売らせて



  取られるのは、その百姓
  家を破りて流浪し
  行方なきものは乞食となり


  たまたま村里にをさまり居といへども
  凶年には餓死をまぬがれず。 」 と。



  両説とも当時の農民が
生活難とたたかったことが
描かれている。





                           
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