Take Ari's Time

to show you what's been going on

高津劇場

2006-06-09 | 雑感
今日は野球の話をば…

本日ヤクルトはソフトバンクに僅差で勝利したわけだが、その締めを担ったのが我らが高津さん。今日も今日とて9回裏で2アウト満塁まで試合を盛り上げてくれました…はぁぁ。

私は10年以上ヤクルトファンでありそれゆえ黄金時代の高津様のご雄姿は拝見させていただいた。そりゃ全盛期のシンカーは誰も打てない確信があったさ。しかし異変に気づいたのは私がスカパーで野球中継を熱心に見ていた2003年くらいか。とにかく高津さんの投げる9回が長い、長い、長い。彼はショーを盛り上げるべく自らが主役となったハラハラドキドキな展開をわざわざ用意してくれるのだ。ちなみに他でもそう思われていたこと、「劇場」の名が某chあたりでつけられたことは後で知ったが、まあ皆そう思うということはナチュラルなことなのだ。

高津さんはショーの主役としてとりあえず得点圏にランナーを進めておかないと気が済まないらしく、3塁に人が走者がいることもざらである。また2点差があると盛り上がりに欠けるのが気に食わないご様子で、とりあえず相手に1点献上しておくというサービス精神も忘れない。その上全盛期を終えたことがあり失敗も時たまするという事実を観客に刷り込ませることで、高津劇場が始まった瞬間にファンの心情における緊張感や高揚感(?)はMAXに達するのである。まさしくShow Stopperである。

こんな劇場主催者である高津さんを未熟な私は「もう使うな」だの「弘寿使えばいいのに犬監督はアフォだ」などと散々批判してきた。しかし今思う。高津さんはこれがなきゃ高津さんじゃないんだと。結果的に成功率のほうが高いんだし、やっぱり高津さんはツバメ軍団にいなきゃいけないんだと。今年古巣にカムバックした際も高津劇場を少し期待した自分がいたのも事実。まあ向こう1~2年頑張って欲しいと思う。

しかし交流戦首位がかかった大事な時期の劇場はキツイのがホンネ…

最新の画像もっと見る