ベイビーは、ハナウタが聞こえると
しっぽブンブンさせて、やってくる。
木の芽がふくらんだ
窓のさきの木の芽
木の芽のさアきに
雫が一つ生まれた
うまれた雫
雫がまあるく光った
光ったと思ったら
きらきらきらりと落っこった
落っこったと思ったら
またひとつ生まれた
木の芽 木の芽
木の芽のめぐりに雨が降る
(童謡詩「春の雨」作:若山牧水)
よくハナウタを歌う、かってに節をつけて。
ご機嫌なのかといえば、そうと限ったことではなく
たぶん、我を忘れている感じに近い。
人は他人がいるから我を思うわけで、
他者を意識しないとき、我もまた消えている。
そんなときは、ハナウタである。
るるるるーららーりりりー、りらりりりーとか
文字にするとナンだが、けっこうメロディアス。
まあ、どっかで聞いて記憶にあるような節がつながって
オリジナルなような、そうじゃないようなのを口ずさみつつ
何かする。何もしていないときは歌わない。
料理だったり、掃除だったり。
そう、歩いているときはよく歌っている。
もちろん東京じゃなくて、森ン中です。
今日みたいな日は、牧水の詩集なんかいい。
ぱっと開いた頁に、森の景色にぴったりの歌があったんだな。
「春の雨」
この詩は曲はついていない。
ってことは各々、気分に合わせて節をつけて歌おうぜ。
雨をみつめていると、最初はいろんなことを思い出したりする。
だけど、雨にけむってぼーっとかすんだ木々を
眺めるともなく見ているうちに、
頭に浮かんだことが滲んで消えて
いい気持ち、やわらかな、何かに包まれるような
ここちになってくる。
芝生の上に、小鳥がやってきた。
雨んなか、歌いながら。
土の上でなにかついばんでる。
飛び去って、木の上で、また歌ってる。
雨んなか、けっこう楽しそうです。
ふふふん
しっぽブンブンさせて、やってくる。
木の芽がふくらんだ
窓のさきの木の芽
木の芽のさアきに
雫が一つ生まれた
うまれた雫
雫がまあるく光った
光ったと思ったら
きらきらきらりと落っこった
落っこったと思ったら
またひとつ生まれた
木の芽 木の芽
木の芽のめぐりに雨が降る
(童謡詩「春の雨」作:若山牧水)
よくハナウタを歌う、かってに節をつけて。
ご機嫌なのかといえば、そうと限ったことではなく
たぶん、我を忘れている感じに近い。
人は他人がいるから我を思うわけで、
他者を意識しないとき、我もまた消えている。
そんなときは、ハナウタである。
るるるるーららーりりりー、りらりりりーとか
文字にするとナンだが、けっこうメロディアス。
まあ、どっかで聞いて記憶にあるような節がつながって
オリジナルなような、そうじゃないようなのを口ずさみつつ
何かする。何もしていないときは歌わない。
料理だったり、掃除だったり。
そう、歩いているときはよく歌っている。
もちろん東京じゃなくて、森ン中です。
今日みたいな日は、牧水の詩集なんかいい。
ぱっと開いた頁に、森の景色にぴったりの歌があったんだな。
「春の雨」
この詩は曲はついていない。
ってことは各々、気分に合わせて節をつけて歌おうぜ。
雨をみつめていると、最初はいろんなことを思い出したりする。
だけど、雨にけむってぼーっとかすんだ木々を
眺めるともなく見ているうちに、
頭に浮かんだことが滲んで消えて
いい気持ち、やわらかな、何かに包まれるような
ここちになってくる。
芝生の上に、小鳥がやってきた。
雨んなか、歌いながら。
土の上でなにかついばんでる。
飛び去って、木の上で、また歌ってる。
雨んなか、けっこう楽しそうです。
ふふふん