想風亭日記

人里離れた「想風亭」にて、旧事(ふるごと)を読み、黒犬を友とする日々

カナシイ日デシタ

2008-04-05 00:42:35 | Weblog
       ↑この子は、ここの子



金曜日の午後、久しぶりに新宿。
西口に降り立つと、この子たちがいたのです。
働いていました。

目的地へ向かうため、通りすぎ、また引き返し、
しばらく観察。
4,5メートル間隔を置いて、二つの団体が募金活動を
しているのでした。
介助犬育成の団体と、捨て犬レスキューの団体。

離れたところから見ていると、多くの人が犬の前に
しゃがみこんだり、のぞきこんだりしています。
頭を撫でたり。

どの子も疲れきった、だるい表情だけど
募金活動に一役二役、大活躍しているところ。
愛想犬のはずのラブラドール、上の写真をご覧になれば
わかるでしょ、おうちに帰ってごろんちょしたいだろうな。
疲れてる。
そりゃそうだ、新宿の雑踏!
目線の先は、人の足足足足足足足足足
何時間、埃を吸って座っていたのだろうか。



↑この子はここの子
 ゴールデンレトリーバーだけど、痩せていて違う犬種みたいなの。
 もう一頭、左側に柴犬がいます。
 汚れたままなのはなぜだろう? 
 この団体に保護されているのに、シャンプーまで手がまわらない?


この子も今夜は目がうるるん、です。
カピパラちゃんを従えても、なんだかなー、
おっかあが元気ないし遊べない。




駅の階段を昇る途中、階段の真ん中あたりで
固まっているおじいさんがいました。
もう足があがらないって感じで、フリーズ。
その脇をドドドドドーと人が昇り降りしていく。
枯れ木のようなおじいさんだった。

山の手線のドアが開いたら、ドアの真ん前に
ベビーカー。
赤ちゃんが乗っていました。
若いママがドアのそばに陣取ってるからね。
でもベビーカーがドアの方を向いてて、
赤ん坊のそばを人がすり抜けて乗っていく。

乗りそびれました。
ガックリ、なんす。
なんか、新宿、疲れるなー。

次に来たのに乗って、原宿で降りて
階段昇るときに、駆け込み乗車のボウズに足踏んづけられた。
ナニスンダヨ、と振り返ると、ボウズは金髪碧眼のプリティボーイだった。
そのまま乗るかと思ったら、こっちを見てペコっと金色の頭を下げた。
目をそらして、階段を昇るオバサンは怒っているんじゃないんだよ。

カナシイ 日 だった。