想風亭日記

人里離れた「想風亭」にて、旧事(ふるごと)を読み、黒犬を友とする日々

花王、あります

2008-04-06 01:53:23 | Weblog
山のなかを歩き回るたびに桜を探すけれど、クヌギや
椎、ミズナラ、朴(ほうのき)、楓、そして赤松などが
あるけれど、なかなか桜は見当たりません。
もっとも名前を知らない木が他にもたくさんあるから、
上にあげたのは葉の形や樹皮ですぐにわかったものだけです。

桜は花のない時期にも、その樹皮が特徴的ですぐに
わかります。
たまにぽつんとあったりするのですが、たいていは傷んでいて
森の茂みで陽がささないから上へ上へと伸び、強い風になぶられる
ために傾いでいるのです。

幸運なことに、うちの前には十数本が集中していました。
家を建てるために二、三本伐ったときは、かなり迷いました。
でも庭を造っていくために木を間引きし、陽あたりがよくなってから
幹が太く、以前よりはちょっと丈夫そうになってきています。
それでも冬のあいだ雪と強風で枝が折れ、倒れるものもあります。




この春、桜はつぼみがやっとふくらんできたばかりで
まだ見頃は先のようです。
寒いもの。

まだ見られないから、一昨年の写真を。
桜って説明しないと、何だかわからない写真かもしれないけど
これ、山桜。夕暮れ、日没寸前くらいに写したんだと思います。

ゴールデンウイーク明けに撮ったもので、
休日に来た客人は花を見ることができず、誰もいなくなって
ひとりで眺めていたような‥‥(ベイビーとふたりね)
誰かに、ほら、咲いたよと言いたくてたまらなくなるんだな。
うれしいんだなあ、
で、見上げて、ありがとうございまーすって言う。

ところで、桜はバラ科なんですね。
そうとは知らず、なんにもないところに最初に植えた花はバラです。
咲く時期が限られているのに、ひたすら開花を待っている
ところが、桜と同じですね。

昨日の写真、あんまりだったから、
山桜でちょっと気をとりなおしたいわけさ、うさこがね。
ついでに、これも。
(ちらかしまくってて失礼しまーす)