「不可視の両刃」放射線に挑む~英国大学院博士課程留学~

英国に留学して放射線研究に取り組む日本人医師ブログ

今週は忙しかったなぁ

2017-04-28 | 雑記
金曜日の夜に、独りでこの一週間を振り返ると、今週は改めて多くの仕事をこなしたことに気付きました。Easter holidays中にかなりの量の仕事を片付けたつもりでしたが、あっという間に課題が再度山積してしまって、それをなんとかしようとしているうちに時間がどんどん過ぎて行きました。もちろん、私自身もそれなりに成長出来たと思います。新しい知識をかなり吸収しましたから。
満足する一方、焦燥感も募ります。まだまだこの程度ではいけない、と。一つの目標を達成したと思ったら、すぐ次の目標が見えてきます。いつも、いつまでも、ひたすら目標を追いかけているような気がします。

共同研究者の方々のおかげで、予期していなかった結果をまさに手中にとらえつつあります。これを新しい概念として形に出来れば、低線量放射線被ばく影響に関する新知見を与えるだけでなく、明日の放射線治療の在り方を変えられるかもしれません。夢は大きく広がり、やる気と自信が湧いてきて、身体に力を与えてくれています。
今年あるいは来年には論文として世に出したいところです。

この留学中にどれだけ頑張れるかが大事です。
放射線科学の教科書を書き換えて、福島放射線禍の将来的な被害を最小限にして、将来の放射線治療の改良や人類の宇宙進出などにすこしでも貢献できればと思います(宇宙空間は宇宙線などの放射線が飛び交う空間です)。
今、私の頭の中にあるアイデアについて、実験で検証し、論文にまとめるまでにあと10年くらいはかかるはずです。留学中の成果によっては、今後の研究費や研究ポストの確保が有利になり、もっと早くに最終目標に到達できるでしょう。
個人的な最終研究目標にさえ至ることが出来たら、その時は……。

まあ、とにかく、あと10年くらいは研究に専念したいと思います。その間に死ななければ、なんとか最低限の仕事さえ出来れば、私のハッピーエンドとしては御の字というべきでしょう。多くを望むのはやめておきます。
私のような浅学非才の人間は、為すべきことを為すだけで精一杯です。

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