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ネイガーのマンガ

2006-07-11 12:54:01 | 本と雑誌
ドラゴンエイジに読みきりで掲載されていた。
いかな秋田県人の漫画家であろうと,いかな弱小萌え系雑誌であろうとも,全国誌に秋田ローカルヒーローのマンガが掲載されることの難しさは分かっているつもりだ。でもだからといって手放しで褒めて良いものかというとそれは違うだろう。
生み出す苦労と作品の質には全く関連はないのだから。そして物語自身が持っているヴォリュームにももちろん無関係だ。

つーわけでアタシの感想
つまんねえ。

まあ好き嫌いはあるし,あたしゃこの人のマンガは初めて読んだけど,背景のないキャラオンリーなマンガだなあと。
コレだけだったなら「うおお,NPの中の人たちすげえなあ。秋田県人とはいえプロを口説き落としたよ!」と生暖かく褒める側に回ったとは思う。ところがだ,どうやらこの奥田さんってハンさまの中の人のご学友らしいのだ。身内で済ました(といってはさすがに失礼ではあろうが)のだとすれば,「ネイガー」というネタそのものが持つヴォリュームに対して失礼ではないのか?と辛口になるのは仕方のないところであろう。

一発目,あたりをとるのはコレで良いとして,特撮ヒーローなんだから「ガイバー」の高屋良樹で暗い雰囲気のを描いてもらうとか,土田世紀に暑苦しく農業青年を描いてもらうとか,遠藤浩輝になにやら複雑にやる気のない組織を描いてもらうとか,「バイオ」みたいにwきくち正太に描いてもらうとか,いやいやいっそ一思いに小池一夫に頼んで本を書いてもらうとか(ry
どーでもいいんだけどね。一応秋田の人を並べてみた。もじょもじょww

でもねえ,ネイガーがココまで大きなうねりになったのは「情熱」だけで本職であるところの水木のアニキを引き出したからなんじゃないのか?だったら手近の身内ですませずに,ホンモノに頼んでほしかったのよ(けっして奥田さんがニセモノと云っているわけではないゾ)。

ショーやラジオドラマならともかく,ストーリーマンガの場合ホジーネの扱いが非常に難しいことがよく分かるマンガではあった。消化するにはああいうおちゃらけた話にせざるを得なかったのかも知れない。とだけフォローを入れておこうかな。

さて,↓で購入したエクステンデッ「ト」バージョンなんだけど,CDとの違いが分からなかった(エクステンデッ「ド」じゃないのはナニカこだわりがあるのだろうか?)。CDと聞き比べるとメリハリだけが強調された気持ちドンシャリな音作りになっているような気がしたぐらいかな。まあこれこそが正しいヒーローモノ主題歌の音作りかも知らんが。


今更ではありますが

2006-04-24 13:03:21 | 本と雑誌
「ダ・ヴィンチ・コード/ダン・ブラウン」を読了しました。
単行本はたしかアフリカに追い出される(笑)直前に出版されてまして,当時も気にはなったものの買わずに渡航した記憶があります。まあもともと鳴り物入りで「ベストセラー」とか宣伝される本は嫌いなので(つーか面白かった例しがない)日本にいたところで買わなかったような気もしますが。

で,やっぱりわたし的には再読可能性がほぼゼロに等しい物語でした。
ダメな物語じゃないんですよ,スリルもサスペンスもあるし。でも肝心の謎解き部分がねえ…。
ソニエール館長の出した(=作者の考えた)「なぞなぞ」を主人公が(=作者が)解読しているだけなんだもん。まあミステリーってそんなもんだから悪くはないけどゲリマンダーだよなあ。
聖杯伝説については謎解きじゃなくて解説しかしていない。シオン修道会についても一緒。
もつれた糸を解きほぐすとかそーゆーことしてないし。聖書外典からの引用とか,修道会の総長リストがどこからどうやって洩れたのかとか,そもそもそのリストは本物なの?とかもっと書き込んでくれればなあ。まあ欧米の人にとってはもしかしたらごくごくアタリマエの常識なのかもしれないけどさ…。

この程度の物語を歴史・宗教ミステリーだとか思って欲しくないし,傑作なんて言わないで欲しいですな。
だってこの物語には歴史や宗教に関する「謎」が提出されていないし,提出されていないんだから「発見」とか「解読」とかのワンダーもない。物語世界のリアルが表現できていないのが一番いけない。我々の住んでいるリアルな世界でもそれが正しいのだと思わせてくれるような表現がされていないのだからどうしようもない。
この物語を読んで四角錐の下に「アレ」が埋まっていると思いこめた人,手を挙げてくださいwww

さてそういえば,ダ・ヴィンチの隠した謎ってどっかにあったの??
「最後の晩餐」なんて経年変化と過去の修復過程とで塗りつぶされたから謎になったんじゃないのかね。この物語でマグダラのマリアとされる人物は修復前に誰だと考えられていたのかとか,一般的には左から順番に誰なのかとか,ワイングラスが人数分揃っていたら現在どういう意味を持つのかとか,もっと掘り下げるべき処はあるとむしゅーきょーのジャパン人は思ったりするのだけれどね。

てわけで,気を取り直して「ヒストリアン/エリザベス・コストヴァ」にとりかかりました。こっちはまだ読み始めでしかないけど,今のところ雰囲気良いなあ。あ,もちろんこっちはミステリーじゃなくてホラーとかダークファンタジーになるんだろうな。でもね作中世界にリアルを感じるか?つーと,こっちの方がはるかにリアルですね。

まあなんだ。「ダ・ヴィンチ・コード」は映画用の脚本であって,アタシ的には「小説」じゃないですね。内容に驚きがないから効果音で♪じゃじゃーん!!! とかやらないと驚くことも感動することも感心することもできまへん。
ただし,コレ映像映えはするぞう。凄く良い映画になるんだろうなあと,マジで思う。映画のノベライズみたいなモンなのかもね,この本。映画は見に行くかもしれませんね。

う~ん,でも文庫の解説を(妙にかしこまって書いている)荒俣宏の「レックス・ムンディ」の方が小説としてはとてつもなく上ですわ。


アナン、/飯田譲治・梓河人

2006-02-28 00:30:23 | 本と雑誌
Anan
人間って良いな。
久々に涙の止まらない小説を読みました。何で単行本買わなかったんだろうなあ??
80年代にアニキの本棚から見つけた「幽霊/北杜夫」,90年の予備校時代に出会った「フィーヴァードリーム/ジョージ・R・R・マーティン」,90年代半ばに誘われた「傭兵ピエール/佐藤賢一」,2000年の足音を聞く頃に見つけてしまった「ライラの冒険シリーズ/フィリップ・プルマン」他にも色々と好きな物語はありますが,今4冊選べばこんなところ。
そしてついに5冊目が見つかってしまいましたよ。

やさしさって何?愛するってなんだろう?愛されるってどんなんだろう?生きるって?生かされるって?癒されるって?
勿論物語に回答が書かれているわけではなく,私たち読者と作者と物語そのものが会話をする中で,私たちの心に浮かんで来るものではあるんだろうけどね。
ひとは綺麗なものですか?美しいものですか?
お腹の中の,アタマの中のどろどろを自覚したときにニンゲンは綺麗になれるのだと思います。

以下,ダメ子ちゃんへの助言或いは説教
「わかってくれない」だとか「理解できない」だとか…たいがいの場合は自分の弱さやずるさを認めることが出来ないから世間と祖語が生じるんだよ。
偉くなりたいんじゃない,金を稼ぎたいんじゃない,名誉を得たいんじゃないもの。
楽して仕事してもらうのが会社の利益になるんだっつー事実をたった一つで良いから証明してみせれば良いんだよ。
口先だけなら色々言えるだろうけど,オマエは現場に楽させて(=現場に感謝される)利益上げて(=会社と上司に感謝される)みせて,詰まるところは「ダメ子ちゃん,ちみは素晴らしい!」って褒められたいだけじゃないのかな?それって誰かのために何かしてあげてるんじゃなくて,自分のために他人をネタにしているだけだよ。
ひとの美しさってそういうところからは出てこない。と,思う。
他人に褒められる/認めてもらうんじゃなくて,ごまかし抜きで許してもらえる/許してくれたと思える自分になれればいいね。懺悔しただけではひとは許してはくれませんから(どっかのカミサマは許してくれるかもしれないけどね)。

パチやらスロやらのネタで仕事中の現場の作業員と話し「込む」より先に,オマエはやらなきゃならないことい~っぱいあるんじゃないの?オマエにも出来ることはい~っぱいあるんじゃないの??
栄光の(爆)過去を振り返る前に,現実の一歩を踏み出してよね。


キマイラ青龍変

2006-02-21 06:04:49 | 本と雑誌
Chimera
いやはや。
くだらない感想なんて書かなくていいですね。久々の「キマイラ」というひいき目かも知れませんが「すげえ物語」としか表現できません。
もーねー。まったく「崑崙の王」とは違った話です。
当時のあとがきとかインタビューとかで「崑崙の王」は「キマイラ青龍変」となるべき物語である-とか書かれていました。それが,龍王院弘の側から見た話として書き直したい-に変わって,今回の物語になったわけです。

「天を望んで堕ちた」オトコが再生する話だったのですが,コレは龍王院弘がいかにして「天を望む」ことのできるような人間となったのか(或いは宇奈月典善がいかにして龍王院弘をつくりあげたか)つー話で,キマイラ本編の7~8年前のお話です。(○年後に菊池に出会うつー記述があったような)
キマイラのファンだったら間違いなく買わなきゃならない話だし,これを入口にキマイラに入っていくのも良いんじゃないかな?

雑魚キャラ以外はみんな恰好イイというか存在感があって,これはホントに面白かったです。
おそらく勘九郎先生の息子である馬垣勘十郎も出てきますが,どうやらこの人どっかでキマイラ見ているらしいので,この先玄造の昔語りで出てくるかもしれませんね。

ってわけで,キマイラ本編はいつ頃か検証(笑)。
アタシの予想は1990年。
ここを現在とすると,1960年に大学三年生の玄造さんは50過ぎ。
今62歳の雲斎先生は大陸渡る前のあのとき32歳。
勘九郎先生が大陸に渡ったのが1904年10歳ぐらいで,1960年で65歳ぐらい。
仮に30の時の子供が勘十郎ならば今回のラストで典善と戦ったのを55歳ごろとすればまあ辻褄は合いますね。
円空山でパソコン弄るシーンも1990年ならまあイケるかなと。

ところが,青龍変が1980年ごろとなると,バーでのラフロイグのシーンが…。
80年頃にシングルモルト(しかもアイラ)を飲ませる店がそうそうあったとは思えないなあ。
だからこそ失いたくない隠れ家だったとも言えなくはないけどね(笑)。

獏さんもラフロイグ好きなんだ~。ちょっと嬉しい。
今夜のお酒はラフロイグだな。


黄金の羅針盤

2006-02-12 23:05:15 | 本と雑誌
Thegoldencompass
ども。
きちんと紹介する本の一冊目を何にしようかな~?なんて思ってずるずる来てたのですが,やっぱりここは「幽霊/北杜夫」から毎年読む一冊の地位を奪ったこの本で行ってみたいと思います。
なんだかハードカバーってやっぱり敷居が高いのかなあ?
WEBで紹介してる人達の殆どが文庫版の表紙をのっけてますよね。
誰に紹介されたわけでもなく,書評を読んだわけでもなく,本屋で偶然何故か気に入ってしまって以来付き合っているこの本だからこそ,自分の持っているハードカバーで行きたいのです。
もちろん木内さんの可愛いライラが表紙の文庫本も悪くはないのですが,イオレクが間抜け面なのがなんとなく許せなかったりして(笑)。
あと,黄金「の」羅針盤,神秘「の」短剣,琥珀「の」望遠鏡と「の」の字だけを黒文字で表現したセンスの良さも文庫版にはないのが哀しい。

で,何でまたあらたまって今頃(99年初版)コレを紹介するのか?というと,やっと,やっっっっっっっっっと映画化の公式発表があったのでありますよ。って去年の11月頃のニュースなんですけど,いままで引っ張っちゃいました。
2007年の年末ぐらいらしいです。舞台は冬だし,夏にはハリポタがぶつかるから,ちょうど良いのではないかと思ったりなんかして(笑)。
でもナルニア国の2作目が同じ頃に公開だったよね…。

イイのイイの。ライラが映画になるってだけで,オレは嬉しい。この可愛くなくって可愛い女の子をどんな役者で表現する気なのか?とか,キリスト教の妨害はホントにないのか?とか,ダイモンやイオレク達は安易にCGにせずにジム・ヘンソン的着ぐるみぬいぐるみでやって欲しいとか,いろいろ興味は尽きないところではあります。

※内容が内容だけに,教会から本気で嫌われてるらしいです。今はハリポタが矢面にあげられていますが,とある宗教紙ではハリポタの100万倍邪悪とか書かれちゃっているらしいです。

愛と平和,別れと再会,優しさと哀しみと成長と真実と,やっぱり愛がテーマのステキな物語です。