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SYLPHパーツの自作について

2010-10-26 16:05:47 | 喫煙具
babussoさんからコメントいただきました。
手持ちのパテント資料を洗ってみましたが,残念ながらSYLPHの図面はありませんでした。
なので,アタクシの落書きで勘弁してください。

Sylph_repair

真鍮の3mm丸なり角なりをひたすら削って叩いて形を出せば宜しいかと。
要はバネが抜けなければいいだけなので,直角さえ出ていればTの縦棒部分の形状はどーでも良いと思います。
バネはジャンクを流用して,長さはアームが気持ちよく開閉できるよう現合でしょうね。

あんまり参考にならんと思いますが,是非挑戦して修理完了してください。


dunhill sylph

2009-06-22 23:49:39 | 喫煙具
どーも,ご無沙汰です。
マジンガーも零も中途半端な紹介だわ,SICのキンちゃんやリボのグレンとラガンに至っては取り上げてもいないという絶賛停滞中のプログーです。

いやね,アタリマエっちゃあアタリマエなのですが,何を書いても娘自慢になっちゃうというか,子育て日記になってしまうというか,それはそれで面白いとも思うのですが…。

Rimg0143

ってわけで(?)今日の美人さん。
いやはや,毎日可愛い。泣かれても可愛いし,うんちしても可愛い。お風呂で金魂蹴られても許せちゃう(笑)。

Sylph_5

とまあ,そんなわけで。sylphです。子供が生まれたんだから,いつまでもタバコ吸ってんじゃねえという嫌煙教信者のお言葉は華麗にスルーさせていただくとして。

Sylph_1

アームを下から押し上げるT字型の小さなパーツが数年前に折れてしまって,ずっと封印していた物です。先日工務の作業長から5mmほどの真鍮丸棒(の切れ端)をいただいたのでハンマー打ちとヤスリがけででパーツを自作しました。手頃なサイズの真鍮の固まりって無いんですよね。

箱,ペーパー付きの完品です。

Sylph_2

Sylph_4

ペーパーにあるとおり,ねじ式のオイル注入口を廃し二重ケースに変更したセカンドモデルですね。ファーストモデルと比べるとパーツも薄っぺらで塊感がないというか,耐久性に問題はあるかも。

Sylph_6

アウターケースは黒革巻きで百合模様のプリントもきちんと残っています。

Sylph_3

当時の値段で$12の値札が付いています。
禁煙はしたことないのでこの先どうなるかは分かりませんが,アンティークライターの蒐集は趣味ですので…。


Ronson PET

2006-05-11 21:42:18 | 喫煙具
Ronson_pet_1
どーも,です。
先日はお子様に家中タバコ臭いって叱られて心臓ばくばくだったわけですが(笑)RonsonのPETをジャンクと2個イチで復活させましたので紹介を。
箱から何からフルセットで揃っています。
Ronson_pet_2
フタを開けますとこんな感じ。
ポーチもギャランティーもブラシも値札も(笑)残っています。
ちなみにお値段は$6.50です。1930年代の$6って現在価値でどのぐらいなんでしょうね??
お店のスタンプも綺麗に残っています。
HAHNE $ CO.っていうデパートで買ったもののようですね。
このお店はNEWARKにあったデパートですので,Ronsonのお膝元ですね。
Ronson_pet_3
刻印は消えかかっていますが
ARTMETAL WORKS
NEWARK N.J.
U.S.A.
CHROMIUM PLATE
US.RE.PAT
19023
になります。
Ronson_pet_4
本体裏面はこんな感じ。
ブラックのエナメルが綺麗に残っています。
個人的にはいつぞや紹介したRondetteのような茶色のエナメルが深い色でステキなんですが,漆黒のエナメルもやはり美しいですよね。
Ronson_pet_6
さあて,ソレでは最後に肝心の表面をご覧いただきましょう。
イニシャルの刻印「H」が彫られているのがちっと悲しかったりはしますが,アタシも「H」だし(普段は「F」だと云ってるけど)コレはコレで良いのかも。
サイズの方は縦が2インチ横が1と1/16インチです(51mm×22mm)。やっぱり欧米はインチサイズでモノをつくっているんだなあと実感させられます。
ってわけで,このライター,一般的な100円ライターより小さいのです。
70年前,タバコが害悪ではなかった頃の淑女のためにつくられた,アクセサリーのようなモノだったんでしょうね。
常習性があるにもかかわらず犯罪の原因になったことのない唯一の薬物であるところのタバコ,こんなに嫌われなくても良いのに…orz
まあ,節煙→禁煙になるんだろうなあ,このオレでさえ。シガレットを完全に止めて,自室で楽しむパイプにしてしまおうかと思わないでもない今日この頃なのであった。


Thorens Single Claw Lady's celluloid

2005-12-25 00:43:18 | 喫煙具
Thorenssinglecrawpat
えーと,ついにトーレンスのシングルクロウでセルロイド巻きのレディースモデルを入手しました。
着火率はそれほど良くないし,ウィックカバーは欠品してますが,セルロイド巻きが割れずにオリジナルのまま残っているってのが「!」です。セルロイドは化学的に安定した材料ではありませんし,物理的な衝撃にも強くはありません。そのためこのモデルは本来セルロイド巻きなのに革巻きモデルに変更されているものが殆どです。

トーレンスは世界で初めてライターの製造を始めたメーカーである・・・と云われていますが資料が残っていないのでなんとも言えません。
このモデルは「single claw」の名前のとおりウィールを回す爪が片側一本しかありません。そのためウィールの軸が斜めに歪みやすく現存する中古品は着火性能があまりよろしくないというのが欠点です。その後爪をウィールの両側につけてDouble Clawとして市場に投入されました。
今回入手したモデルも着火率は50%と云ったところでしょうか。勿体ないけどDunhillの青石に交換しようかな?なるべく軟らかい石を使うのが着火率の向上とウィールの延命に役立つようです。
Thorenssinglecrawladys
艶めかしいグリーンのセルロイドを堪能してください。
「美しい・・・」「ウツクシ??」
てな感じ(笑)。

アタシはポケットでゴロゴロするのが嫌いなので女性用モデルを好む傾向にあるようです。まだ紹介してないけどDupontのオイルとかオートローラの銀無垢とか,男モデルも持ってはいるのですが重すぎて常用はしていません。

ってな処で刻印をどーぞ。
Thorensengrave
THORENS
SWISS MADE
BRIT.PAT.
JAN,29,1920
No.137,508
イギリスのパテント取得が1920/1/29ってことですね。
一番上の図面は米国パテントで,1919に受理されたのでしょうか?(filed june 12, 1919)
シングルクロウにはノーマルのボトムフィラーの他に,図面のサイドフィラー(注入口が横),スローリリース(オイルタンクが二重になっていて揮発が少ない),サイズの違いでレディースモデル(スモールモデル)があったようです。

メカメカしさでは敵のいないトーレンスのシングルクロウ。着火部の機構を見ていただきましょう。
Thorensmecha
模型少年とか機械いじり好きには堪らないモノがあるはずです。安っぽいながらも必要十分なシステムです。着火ボタンを押すとバネの力でキャップがびにょーんと跳ね上がり,キャップに追随する爪がウィールを回転させるという機構です。爪がどう動くかはパテントのFig.3で想像してください。
ここまで複雑なメカニズムにする必要なんてないような気はしますが(笑)。
例え火の着きが悪かろうとも愛用してしまう一品となることでしょう。

つーわけで,世間はクリスマスですね。
あたしらの寮でもささやかながらぱーちー的なモノをしました。寮飯のおかずの鶏のモモとハガネさん購入のケーキとオレ様差し入れのスパークリングワインでね。参加者はハガネさんオレ様pecoちゃん&新潟からの応援者の四人でした。
リンチューは行方不明,まつもっち&カシは多分パチンコ,まにょは彼女さんとデート(爆)ってことで,若干引きこもり系だけが残っていたという…。
Kurusimimasukeeki

関係ないような気もするがやっぱり関係あるだろ的なあにぃへ。ミニスカサンタはやっぱりやめておけ。笑うか引くか,いずれにしろフツーの感覚で接することは出来ないだろうし,コスプレ夫婦いわれるのも良くないっしょ(笑)。

業務連絡
あ゛~,パーカーのペンシルは「あげた」わけじゃないので代価はミニスカサンタのフィギュアでヨロシク。ってかアレ20k弱するんだかんね。大切に使ってくれないと「ギャー」っていうかんね。


dunhill SYLPH

2005-11-17 17:50:05 | 喫煙具
テスト的にこっちをメインにしていたりしますが,ちゃんとコレクションの紹介もしなくてはね。
sylph_1
というわけで,dunhillのモデルSYLPHです。モデル名のとおり細身で優美な姿ですね。
着火方式はUniqueと同じくリフトアームといわれるタイプです。アームを持ち上げてからホイールを回して着火。アームを閉じて消火です。
リフトアーム式ですから,想像どおり英国製です。

英国ダンヒルは(フランス発祥の)着火部がエンクローズされたモデルをかたくなに拒み続けました。
Cartierライセンスで作らざるを得なかったtall boyがよほど悔しかったのでしょう。その後もリフトアームにこだわり続け,その他のモデルはスイス或いはフランスで製造されます。

サイズは70mm×17mm×11mmで青いフリントを使います。リフトアーム式の良いところは,フリントチューブのおしりに付いているネジを締めることでプレッシャーが変えられることではないでしょうか。アームが短すぎて火を消すのが怖かったりしないでもありませんが,何のことはない息吹きかけて消せば良いんです(笑)。

このSYLPHは大きさが5種類あってそれぞれ高さが70mm,55mm,40mm,34mm,23mmとなっています。コレクターの人は全部集めたりするんでしょうが,やはり使い勝手がよいのは70mmのモデルです。
sylph_3
またわたしの所有しているのはご覧のとおりスリーブ式ですが,通常のdunhill製品同様オイル注入口がスクリュータイプのものが一般的なのかな?eBayでもスリーブ式はあまり見かけません。
で,さらにそのスリーブは黒革でまかれ,王冠&月桂樹&百合のマークがゴールドでプリントされています。本体の見える部分は真鍮に銀メッキにゴールドウォッシュでしょうか?かなり手が込んでいますね。
だからというわけではないのでしょうが,大切に保管されていたようで箱&内袋がちゃんと残っています。
sylph_2
残念ながらわたしの好きな(笑)刻印はスリーブ底面のこれだけです。
dunhill
SYLPH
ちょっとがっかりかも。