Said the one winning

映画異様バカ大好き
風の吹くまま気の向くまま
ネタバレ覚悟!
愛しのZ級映画達よ♡

マイ・バック・ページ

2011-06-02 | ま行の映画



監督 山下敦弘
キャスト 妻夫木聡 、松山ケンイチ、忽那汐里、石橋杏奈、中村蒼、韓英恵
前東大全共闘議長役 長塚圭史
京大全共闘カリスマ活動家 山中圭哉
記者先輩 古館寛治 上司 あがた森魚
東都ジャーナル 社会部 
   編集長 as 菅原大吉
      白石as三浦友和
      カメラマン as 中野英

1969年。理想に燃えながら新聞社発行の週刊誌編集部で働く記者、沢田(妻夫木 聡)
彼は激動する“今”に葛藤、日々活動家たちへの取材を続けていた。
2年後、沢田は先輩記者・中平とともに梅山と名乗る男(松山ケン イチ)から接触を受ける。
「銃を奪取し武器を揃えて、われわれは4月に行動を起こす」という不可解な話を聞くことになるのだった…。
梅山に懸念を抱きながらも親近感を覚える沢田
彼が話したように「駐屯地で自衛官が他殺」という事件が起こる
川本三郎がジャーナリスト時代 に経験した日々を綴った
衝撃のノンフィクションが実力派俳優によって遂に映画化。


クリックは、どひー


 

山下敦弘監督が主演の松山ケンイチに、主人公のカリスマ性がありながら空転するキャラクターを学ぶために、これらの映画を観るように勧めたらしい
とのコトである

このお2人が演じらておられるのも素晴しいが
それぞれのムードも味わいつつ
この作品。学生運動を題材にした映画というのは
何かと、折に触れて作られて来た。
私達後の世代は「知りたい・理解したい」から観ると思いつつ
痕跡は、多々テレビ特番、映画でしか知らないのだから

1969年の東大安田講堂事件の後のコトのお話


松山ケンイチ 演じる 
  活動家の片桐優

学生運動の下火になる頃に革命のテーゼに打たれる青年。

妻夫木聡 演じる 
雑誌記者・沢田雅巳

ルポの為、身分を偽りヤク×と行動を一緒にする記者
後の「作家・川本三郎氏

川本三郎氏の自己体験回想録の映画


夜店にて、うさぎサンを売ってる沢田だ
れれれれっっ?!?!?!彼らの見る街が始まりの情景
祭りが終わりかけの大学とイマイチ豊かでない闇市
それでもパワーの街

 若い人。多い・・・
そうだ!ベビー・ブーマー
コレだ団塊の世代



取材を続ける沢田は、梅山と名乗る活動家からの接触を受ける。



己の「思想討論サークル」で 討論は見事 敗れたり
俺の思いに反するヤツは 出て行け!!!!って
追い出す 
え??・・・「キレる人」ってコト?


「銃を奪取し武器を揃えて、われわれは4月に行動を起こす」
と意気揚々と語る梅山

対して疑念を抱きつつ、親近感を覚え惹かれる沢田

大きく変える2人の世界
出会ってしまったが故の「感化」は「変化」となる

「週刊東都」の表紙を飾るモデル倉田眞子

演じる 忽那汐里
ウケが悪い記事と言われつつも 
彼女は彼の記事が好き

安田講堂没落時。
記者の腕章をつけて安全なところから眺めている
我が身を置いたのは~安全エリア~様子のみ
見ていただけ。後悔 逃げ 単なる理屈
「書きたいモノは書け無い」と会社のせいに
取材費用=会社持ち 接待マネーも会社
ジャーナリストになりたくて、就職浪人・・・
現場へと行きたい?!当時のベトナムに行く様な肝っ玉は無し



失敗を見ていないから、評価できるポイントも評価出来ず
全てを見ていないまま「平和」と言って・・・


片桐は・・・
革命って言ってるけど、中身じゃなくて
「言ってる自分」を、かっちょ良くしたいような



そして 起こった事は~~

「革命闘士」は 目的は定めず自己を誇大に見せ

法廷で裁きを受けるのは嫌だと指導者
 あっさり責任逃れて、自己幕引き
 時は流れ、時代に乗って
過去の行動は「我が身の輝きの時」となりて。

「企業戦士」になった
反動と言えば綺麗な表現かな。


「私はちゃんと泣ける男の人が好き」
表紙モデル倉田ちゃんは言う
沢田の反論「男が泣くなんて…」
本音は・・・







ラスト
こらえきれずに泣く

ふらっっと入る飲み屋のオヤジサマ

記者時代フーテン生活ルポを書くが為。我が身を偽わり潜入。
おぉ懐、親切人よ

主題歌
   真心ブラザーズと奥田民生氏
  「My Back Pages
映画にてピアノ曲を弾かれる方は
  清塚信也氏
http://shinya-kiyozuka.com/
  




最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (KLY)
2011-06-05 11:39:37
何気に先週末の公開では1番期待してたし、好きな作品なんだけど、どうもみんなあんまり観てないなぁと想ってたのね。そうしたらここへ来て皆観始めて、概ね好評みたいです。
現実的には当時を知らないわたしですが、主演2人の演技や、あとは特に中平先輩!この人のおかげで当時にすっかりトリップしてました^^
返信する
懐の言葉が聞こえた (q 知らなかった世代)
2011-06-07 21:54:48
klyさん
 この映画を観たいと思っていたから
 即 他のは後回しして、行ったのだ
 いやはや・・・
 私自身は知らない世界で、勿論 知らない世代の話とはいいつつ
中平武弘先輩もだけれど
この作品は、主役を演じておられる
お2人といい、周囲のワキの御方達も
素晴しかったわ~
贅沢な作品だったわ
返信する

コメントを投稿