禁煙と挫折と政治と

禁煙を目指すブログのはすが、政治の話が多くなってます。禁煙は失敗と再チャレンジを繰り返し継続中。。

橋下徹さんが

2020-05-15 12:44:57 | 政治
検察庁法改正法案について、橋下徹さんの意見がニュースになっていました(中日スポーツ)



橋下さんは

「検察の中立性とかの話ではなく、検事総長が内閣の意向で一年ごとに延長されてそれが3年間続くことに問題がある」

と言っていて、

「法案の中のちょっと一部分に問題があると思うので反対」

と結んでいます。

その通りだと思います。でもこれ、野党の要求と全く同じですね。


でもこのニュースを見ると、橋下さんは


「一部分に問題があるので国家公務員法改正法案に反対」


と言っている様に聞こえます。


今、委員会審議で与党と野党が話し合っているのは


「検事総長の68歳まで定年延長」部分の削除」


を巡ってのことです。


野党は

「検事総長の68歳定年延長部分のみを削除した対案」

を提出しています。


橋下さんが本気で「検事総長定年延長だけ反対」と思っているなら、

「野党の対案に賛成」

と言わないと、結果このままこの法案は成立してしまいます(与党の方が数が多いから)。

橋下さんは「反対」と言いながら、頭の中では色々な計算が働いてこの発言をしている気がします。



※内閣の意向で一年ごと延長出来るのが問題、というのは完全に同意です。

普通に考えても、それじゃ検事総長は内閣の言う事を聞くしかないです。




橋下さんの真意はどうあれ、この

「何を与野党が争っているか」

が不透明な点が色々な誤解を生んでいないでしょうか。


与党側は

「検察官も国家公務員なのだから、一般の国家公務員と同じにしないと不平等になる」

と言って野党の対案を却下しています。

これはおかしいです。

68歳定年の国家公務員はいないのに、検事総長だけそうするのが平等??

そもそも野党は一般検察官の65歳定年延長は了承しています。



こういう話が通ってしまうのは、

野党が

検察庁法改正法案

を含む

国家公務員法改正法案に反対

していると思われているからでは?

(このまま採決となれば野党は反対するしかないですから、結果的に野党は「国家公務員法改正法案に反対」したことになるんですよね。悲惨)


与党が採決前に

「検事総長の68歳定年延長」

部分の削除を認めれば、国家公務員法改正法案も検察庁法改正法案も成立します。


それが1番良いと思うんですが、日本人の大半は「検事総長の68歳定年延長」に賛成なんでしょうか。。