一部芸能人が #安倍総理お疲れ様です とツイートしている事に関して前にも触れましたが、私としてはモーレツな違和感があります。
賛否両論、様々な意見が出ているようですが、、
私としては、今回の緊急事態宣言解除までに政府がやった事は布マスク2枚配布だけじゃないか?(それすらまだ届いていないけど)と思うからです。
けれど、実際に感染はひとまず収束してるわけで、なんだかんだ言っても指揮を取っていた政府が正しかったのではないか、という思いもあります。
それにはっきりと答えを出してくれた記事がありました。
諸外国のようにロックダウンなどの強行措置を取ることなく、ほぼ収束状態にこぎつけた
ことを安倍総理は「日本モデルの力を示した」と言ったわけですが、それに対して以下のようにコメントしています。
モデルとなるよう政権があらかじめ計画したことでも意図したものでもなく、法律的に強制できなかったため、そうせざるを得なかったということではなかったっけ?
そうなんです。
出来ないからしなかった
だけで、
対策をとらずに自粛という弱い措置だけでやってみたら上手く行った
という話であるはず。
それなのに「安倍総理お疲れ様です」と言う人達の気持ちがわからない。
結果的に上手く行ったから万々歳なのでしょうか?それともひとまずの収束をポジティブに祝おうという気持ち?
給付金、補助金などを自粛中に配るなど、それなりの対策を取っていたのならそういう気持ちにもなれるのてすが、、
日本国民が真面目に自粛を守り、がんばったからこそ上手く行ったことは確かだと思います。
また「手を洗う」「マスクをする」「靴を脱ぐ」といった日本人の基本的な生活様式もプラスに働いたことも間違いないと思います(個人的には「靴を脱ぐ」習慣は大きいと思ってます)。
医療従事者の奮闘については異論ありません、感謝あるのみです(感謝だけでなく実質的な支援をもっとする必要があると思います。その点も私は政府に対して不満なのですが。。)
その他運送関係、スーパーやホームセンターの店員さん、休まなかった保育園、学童関係者、自粛した全ての日本人に感謝を!というのも同じ気持ちです。
でもそれに乗っかって何もしなかったのは誰か、、??
と、どうしても考えてしまう。
他国でも医療従事者は奮闘していますし、日本人のきれい好き、自粛する真面目さだけでこんなにも上手く行くとはちょっと信じられない、、
という思いは誰でもあるはず(それがそもそも違うのでしょうか?「日本は違う」と真剣に思っている??)
どの学者も「第二波、第三波は必ず来る」と言っている以上、政府は「なぜこの弱い措置でこれだけ上手く行ったのか」を真剣に検証する必要があると思うんです。
そして給付金などをほとんど出せていないのに2ヶ月近い自粛を乗り切れた点もちゃんと検証してほしい(倒産が相次いでいる以上本当に乗り切れているのか、という検証も。自粛期間に間に合わなかったのだから政府にはその責任があると思います)。
その検証の結果「日本人がきれい好きで真面目だから」収まったのだとしたら、その時に初めて胸を張るべきと思うのです。
どうしてそうなったかもはっきりしていないのに「日本モデルの力示した」などと自慢する余裕は、今はないと思うのですが。。