友人より一冊の本が届きました。
”螺旋モビール”短歌集の一遍から題名がつけられたようです。
子と競い「の」の字するする尾を伸ばすりんごの皮の螺旋モビール
ときどき届く手紙から、その文面には心に響くものがあり、出版に至ったのは、ごく自然な感じがしました。
昨年、命に関わる事態に直面し、このとき「生き直し点だ」「人生の節目だ」と実感し、歌集に思いが募ったたようです。
私が彼女と出合った頃の短歌で、初入選したという一遍
天ぷらはたぎる想いのありったけあわあわあわーっと湧きたち泳ぐ
お料理上手で私もたくさんご馳走になったり、教えていただいたり・・・
それに何と言っても、私をパッチワークに誘ってくれたのがNさんなのでした。
思えば、あの時あの出会いが無ければ、今の私は無いわけで、それもお伝えしたくて、今日久しぶりに電話をかけました。
久しぶりに聞くその声は、軽やかな心地よい昔のままの声、
絵本の読み聞かせボランティアもされていましたが、子供達も楽しい時間を過ごせたことでしょうね。
たくさんの短歌、これからゆっくり、楽しませていただきたいと思います。
八十歳のわれに会いたしまだまだとこれからだとも七分の桜
* 短歌と本は、本人の許可を経て載せています。