路傍の露草 ~徒然なる儘、読書日記。時々、映画。~

“夏の朝の野に咲く、清廉な縹色の小花”
そう言うに値する小説や映画等の作品評。
及び生活の単なる備忘録。

宮尾登美子『天璋院篤姫』上・下巻

2007年09月27日 | Book[小説]
宮尾登美子『天璋院篤姫』(上)(下) 2007年3月15日第1刷発行 講談社文庫 (1984年9月刊行の新装版) 【裏表紙より】 ≪上巻≫ 十八歳で藩主斉彬の養女となった篤姫は薩摩島津分家に生まれた学問好きな姫であった。その才覚、器量を見込んだ斉彬は画策の末、篤姫を十三代将軍家定の正室として江戸城に送り込んだ。 形ばかりの結婚に耐え、病弱な夫を支え将軍御台所として大奥三千人を見事に統べる篤姫 . . . 本文を読む