路傍の露草 ~徒然なる儘、読書日記。時々、映画。~

“夏の朝の野に咲く、清廉な縹色の小花”
そう言うに値する小説や映画等の作品評。
及び生活の単なる備忘録。

瀬戸内寂聴『源氏物語 巻七』

2007年08月19日 | Book[小説]
瀬戸内寂聴『源氏物語 巻七』 2007年7月13日第1刷 講談社文庫 【裏表紙より】 不義の子を産んだ女三の宮は出家し、柏木は病死。夕霧は柏木の未亡人・女二の宮への恋慕を募らせる。そんな中、ついに最愛の女性・紫の上が死を迎え、悲嘆に暮れる源氏は、かねて念願の出家をはたす。「匂宮」の帖以降は、女三の宮の子・薫と明石の中宮の子・匂宮をめぐる新しい物語が始まる。 ***************** . . . 本文を読む