まいにちにっき from Boston

アメリカで社会人1年生。仕事先での奮闘ぶり、日常のこと、ごはんのことなどボストンから綴っています。

窓から見える景色。

2004年10月31日 | くらしかた。
とても紅葉が美しい季節になりました。この写真、うちの寝室から見える景色です。この景色にほれてこのアパートに引っ越したとも言えるかもしれない。

今住んでいるアパートを最初に訪れたときは4月の初め。ちょうど5月末に私の共同で暮らしていたアパートのリースが切れるし、結婚するしで5月初めくらいに新しいアパートに引っ越せたらいいね、と物件探しをしていたのがその頃。Craiglistというローカルなオンラインコミュニティサイトを通して、いろいろ探してた。

ある日そのサイトで見つけたこの物件は、1ベッドルーム(キッチン、居間、トイレがちゃんと別々にある)、地下鉄の駅から徒歩5分で、スーパーや薬局などにもとても近く便利そうなのに加えて、家賃に暖房代(寒いボストンでは冬の暖房代がものすごく高い!)と温水代込みで1050ドル。早速電話して物件を見にいくことにした。

アパートの前に着くと、他にもたくさんひとが待っている。出てきたのは結構若そうな女性。もともと彼女が4月から住むという予定で一年契約で借りたのだけど、シカゴにいる妹が白血病で倒れたので実家に戻るから、代わりにここのリースを引き継いでくれるひとをさがしているのだ、という。それまで自分で家賃を払わないといけないので、結構切羽つまっている状態だった。アパートに入って行くと、あとからぞろぞろとひとが続いて入ってきた。インターネットを通じてこの物件を見にきたひとたちらしい。

まずぐるりと一周して家中に窓があることに感激した私とケビン君。しかも南向き!日当たりが良好な物件だ!この物件に来る前にも20くらいの物件を見て、こんなの初めてだった。そして寝室の窓からみえるたくさんの木々。街のど真ん中なのに、ちょうど家の向い側におおきなマンションぽい建物があって専用の公園が作られてあるおかげで、とても眺めがいい。

早速専用用紙に必要事項を書き込み、提出したんだけど、他にその場で小切手を置いて行けるひとがいるなら、そのひとが優先的に考慮されると言われたのだな。だからこれだけのひとだとムリかもなあ・・・って思っていた私とケビン君。でもでも、後日連絡があり、この物件に引っ越すことになったのでした。

ちなみにボストン近辺で値段は1000ドル前後で、地下鉄に近くて、1ベッドルーム、リビング、トイレ、キッチンのあるところ、っていうと、あんまりない。ちょっと離れたところなら大丈夫だけどね。不便すぎても困るので、今のアパートはとっても快適です。特に車を持っていない私たちにとって、交通に便利なところに住むのはとても大切。

仕事をバリバリできない自分。

2004年10月30日 | まいにちのこと。
火曜から始まった仕事。慣れない大きな事務所なのと、上司の求めているものに応えられなかったりして大変。女部長が上司なのですが、なんやら、あの子ってちょっと働きづらい、とだれかにぽろっとこぼしているのを聞いて、あー、どこに行っても大変なのだわ、って実感・・・。ちなみにまだ四日目でこんな状態ってやばくない?これは予想外の展開、ってむこうはおもっているのかしら。さてはて。部長の上司はまだ彼女始めたばかりなんだから、って言っているのが聞こえたし。あー、体にわるいよう。

それでも昨日大学の友達のアルマちゃんとカフェで一緒に愚痴りあったから、そのおかげで気は楽になっていたんだけど。彼女も結構似たような境遇にいるから、わかってもらえるのでうれしい。ファッションデザインを専攻して、今ブライダル関係のお仕事をしているのですが、そこでの仕事の給料が悪いのに加えて上司の態度もかなりやばいらしい。一ヶ月分のが給料未払いよ~~~~!!って。(それって違法じゃない??ってあとからケビン君に言われた。)好きで専攻したけど、仕事となると自分の性分にあっているのかなってよくわからなくなるね、ってふたりでココアを飲みながらぼそぼそと話した。

今の私は正社員で9時から6時まで働くってことに耐えられない気がする。(一応忍耐だって言い聞かせているんだけど。)自分で好きなようにバイトでもしながら生活費を稼いで、好きなことをして生きたいなーって最近ものすごく感じるようになった。なによりも通勤、というものに苦痛を感じるのだ。そして、一日中コンピュータの前で過ごす。そういう人生ってやだな。

ちょっと前までは、グラフィックデザインの仕事がんばるのじゃ、って言っていたけど、なんだか周りの人を見ていても、あんまり憧れるというようなタイプのひとがいない。フリーのスタンスもそれはそれで自分で会社を経営しているようなものだからかなり大変だけど、やっぱりいい面っていうのは自分の自由がある程度持てるということだろうね。リスク大なので今はあんまりフリーで仕事はしたくない気分なんだけど、やっぱりいずれはフリーで仕事ができるようになったらいいなあ。アルマちゃんいわく、あなたみたいな人は洋服屋さんとか雑貨屋さんでバイトしながら写真だとかデザインだとかを地道にやっていくのに向いていると思うって。私もそう思う・・・。人にあわせるのが苦手だからかなあ。自分の世界を持っているひとって見られがちだし。個性が濃いのか自分勝手なのか。あ、そういえば来年に結婚することになったからって、アルマちゃん。あーうれしい。

彼女が言うには、『私たちみたいに自分の家族を大切にして生きたいっていう女性はやっぱり普通の男性みたいにがつがつ仕事はできないのよ。男性はひとつのことに集中するのに長けているからああやって9時から5時までの単調なペースが合ってるんだろうけど、女性は複数のことを同時にすることが上手でしょう。だから主婦もやって、仕事もやって、子育てもして、なんて思ったら男性と同じようにがつがつ働けないのよ。それでいいのよ、好きに生きてりゃ。』って。彼女の仕事先の女社長は、子供に二人のベビーシッターをつけているそうだ。子供のことなんだっておもっているのかしら!って憤慨してるアルマちゃん。私の上司の女部長負け犬っぽいしなあ。だから共感できないのかなあ。

仕事をばりばりできない女、それが今の私。

ちなみに仕事始まったとたんに、家でご飯を作る回数が減った・・・。自分の幸せ度数がよくわからない状態。自炊している人の方が、外食するのが多い人よりも幸せ度数が高いってどこかに書いてあったわ。

初日。

2004年10月27日 | まいにちのこと。
今日(火曜)から仕事。うーんなんか久しぶりにオフィス出勤。100人以上もいるデザイン事務所で、なんだか自分の居場所がない感じがしちゃうのは私が新人(しかも短期)だから?夏の間の仕事先は夫婦二人プラス私だったから、常にいろいろとやることに追われていたけど、今日ディレクターのひとに
『暇なときも出てくるかもしれないけど、気にしないで、好きにしていてくれていいから。君が必要なときに応じて、チームにサポート役としていてくれることが大切なんだから。』
と言われました。初日の今日は結構暇でした。でも、全体的には忙しい感じなのでこれからいろいろと仕事が回ってくるのかな?

それにしても、こういう大きな事務所って居心地悪いということを発見。あ、あくまでも、私にとって、という意味で、ですが。やっぱり小規模な事務所のほうがアットホームで、好きだなあ。ドレスコード(私服を着る際の注意ごとみたいなもの。)とかあるのかよく分からず、とりあえずスカートはいて行ったのですが、ジーンズはいているひとがいないということに気付いた・・・。

広告代理店でも、デザイン事務所でもジーンズは今まで全然おっけいだったのですが、やはり建築事務所って普通のグラフィックデザイン事務所とは違うのかな・・・。ケビン君の友人の一人も建築事務所で働いているけど、ジーンズはダメだって言っていたもの。

さてどうなることやら。

私の将来の夢

2004年10月26日 | まいにちのこと。
毎週発行されている日本人向けのフリーマガジン『フロント・ライン』に世代調査についての記事が載っていました。アメリカ経営者連盟と呼ばれる団体が18~37歳の青年層を対象にデータを集めた結果によると、アメリカでX世代と呼ばれる60年代半ばから70年代半ば生まれのひとたちと、Y世代と呼ばれるXの次世代であるひとたち(つまり私の世代)は、団魂世代と異なり職場よりも私生活を優先する傾向が強いのだとか。

離婚の増加や、仕事一筋で働いた末に解雇されるといった団魂世代の暗い部分を見て育っているので、自分が望むように生きたい、とか、子供にとって味けない存在にはなりたくない、という意見を持っているひとが多いのが特徴だそうです。出世よりも、自分の人生を充実させることを優先させたいと思っているのですね。

大卒男性のうち『出世を願い努力している』52%(10年前は68%)
大卒女性『より責任ある仕事を担当することや昇進に興味』36%(10年前は57%)
週刊Front Line最新号より。


美味しいもの食べて、好きな仕事やって(←これが大変なんだけど)、好きなひとと生活していければそれで幸せ、って考えている私はきっとこの自分優先グループに入るのでしょうね。

そんな私の夢リスト☆
1)来年NYへ引っ越す。
2)写真をもっと学ぶ。個展を開けるくらいに作品を増やす。
3)ケビン君といっしょにカフェを経営する。
4)世界一周旅行する。


1)と2)はかなり具体的な夢です。10年くらい先を見据えた上で、社会に向けて自己表現していきたい、ということで、写真もがんばるぞ、っていうのが私の心構え。これから私のデザイン魂に何が起こるのかわからないけど、デザインも続けたい。続けていけば何か分かるような気がする。やっぱりこの業界ムリ、とか、やっぱり好きとかいうことが。その上で自分を写真を通して表現していければ、私のストレス(?)はなんとか発散できるのではないかと思っています。

もう少し大人になったら自分の家がほしい、とかいう夢も出てくるのかもしれないけど、今のところはこんな感じです。夢というよりどれもこれも目標です。

実現するために頑張ることによって、夢も目標へと変わるのだ。

明日から新しい仕事が始まります。がんばれ自分!


美味しいライスプディングの作り方

2004年10月25日 | デザートにっき。
土曜の晩ごはんのあと、手作りライスプディング(ライスプリン)を作るぞ宣言をしたケビン君。基本的には米と牛乳と砂糖とバニラエッセンスと塩が材料なんだから、作るのに難しいはずがない!ということでインターネットを通して頑張ってレシピ探しに取り組んで、見つけたレシピがここ

材料:牛乳4 1/2 カップ、米3/4カップ、卵1個、砂糖1/2カップ、バニラエッセンス小さじ2、塩小さじ1/2、(好みで)シナモンを出来上がったときにかける。

作り方:
1)鍋に牛乳を入れ、中火であたためる。
2)米をかき混ぜながら入れ、とろ火でとろとろ煮る。このときに頻繁に混ぜるのが大切。これを米が柔らかくなるまで続ける。大体35分くらい。そして一旦火を止める。
3)ボールに卵、砂糖、塩、バニラエッセンスを混ぜる。これを少しずつ2)に混ぜ合わせながら入れる。
4)また火に戻して卵に火を通すために1分程中火で煮る。
5)できあがり。好みでシナモンを振りかける。一時間ほど冷蔵庫で冷やしてできあがり。

このときに温かいまま食べても美味しいです。

材料費は$1.50くらい。あら、普通に買って食べるのよりも安いし、美味しいね、ってふたりで感激しながら食べたのでした。フツーにおうちにあるお米をちょっとお洒落なデザートにいかがですか?

お魚用のお皿と家具のはなし。

2004年10月24日 | まいにちのこと。
いつも行く日本スーパーの日本食器コーナーをケビン君と一緒に見ながら、家にお魚をのせれるお皿がほしいね、という話になった今日。ちょっと今までになく真剣に見てみました。結構いろいろな種類が置いてある。値段は一皿5ドルから15ドルくらいのものがメイン。今までお魚を食べるときにも、普通の洋食器を使っていたのですが、なんだかしっくりこないんですよね。洋風のサーモンなどならともかく、和風のさんまとか塩鮭なんかが大きな丸いお皿に乗っていてもあんまり和風という感じがしない・・・。お茶碗とか小皿はちゃんと和風のものなのですが。

ということで、本日お魚用のお皿を購入しました。一枚。

どこでだったか、食器は一種類に揃えるよりも、いろいろな形やデザインのものを少しずつ集めていった方が楽しい、っていうのを読んで以来、ときどきこうやって気に入った食器なんかを見るとひとつ買ったりしています。マグカップなんかがいい例かな?個人的には手作り感のあるちょっとぼこぼこしていたりするものが好きです。

家具もそんな感じで、今はまだどこかに定住する予定もないので、使い勝手がよくて値段的にも手軽なものを必要に応じて揃えるようにしています。IKEAがお気に入りです。でも近所にないのが難点・・・。コネチカット州(ケビン君の実家)に新しく開店したのでそこへ夏に連れて行ってもらったらすごいひとでした。いいデザインは消費者に手の届きやすい値段であるべき、というアイデアにかなっているので、デザイン好きな人にはたまらない。(私だったりする)素材に工夫してあったり、お店でもセルフサービスがメインだったり、自分で組み立てる分、かなり安くなっているのです。私のコンピュータ机用のいすもそこで購入しました。パトリックという名前です。

共同生活だったころなんて、道ばたに落ちているいすなんかを家に持ち帰っては再利用していたこともあります(笑)。ボストンは9月に引っ越す学生が多いので、そういうときが狙いめ。いらない家具なんかをみんな道ばたに置いていくのです。

そういえば、以前、ケビン君のお父さんとお母さんの家の隣にすんでいるヘレンおばあさんから、『あなたたちなんて若いんだから、これからこつこつ食器や家具を揃えていけばいいのよ。一度に全部揃えるのなんて、つまらないもの。』というアドバイスをいただいたりもありました。

何事もこつこつ、が大切ですね。

髪を切ってちょっとすっきりしました。

2004年10月23日 | まいにちのこと。
6月くらいに結構髪を短くしたのでしばらくの間、美容院に行っていなかったのですが、さすがに来週から仕事あるし、ちゃんとしようと思って美容院へ行ってきました。特に行きつけの美容院はないのですが、今日行ったところはチャイナタウンにあるちょっとかわいい感じのするサロンで、仕上がりも満足。ぱっつんが復活しました。かなり昔に2回ほど、フツーのサロンに行ったらスタイリストがアジア人の髪のことを分かってないせいで、レイヤーがあんまり入っていなくて、ちょっと重たく見える髪型になった経験がある私。今回行ったサロンは値段も安かったし、また来てもいいかな?って思いました。日本からのヘアカタログとか置いてありました。

髪はもう二年半くらい染めてないのですが、ハイライトを入れるとこのレイヤーが引き立って髪が軽く見えるよ~って、お勧めされました。そういえば、この前行ったところでも言われたなあ。(まあ、むこうも商売だからね。)今は、特に興味がないんだけどね、私。そういうのに興味があった時期もあったけど、今は自然が一番自分ぽいかなあって思っています。いい意味で流行に捕われなくなってきた、というのかな?また染めたくなったらそうするし。

自分スタイルでのんびりしていたい私です。

ベトナム料理屋さん

2004年10月22日 | ごはんにっき。
ベトナム料理屋さんでの食事はこんな感じです。

左上の写真にある生春巻の中には、レタス、豚肉、エビ、春雨っぽい細い麺などが入っています。この甘辛いソースをつけて食べるのですが、本当においしい。

そして、手前に見えるフォーは私の頼んだベジタリアン・ヌードルスープ。別に私はベジタリアンではないんだけど、なぜか肉入りのを頼むとあんまり野菜が入っていないんだよね。野菜好きな私はそんなわけで野菜たっぷりのほうを選ぶのでした。右手に見えるバジルの葉、もやし、ライムを入れていただきます。奥に見えるのがケビン君の頼んだ牛肉入りフォーです。

食感がさっぱりしていて、はまっちゃうんだなあ、これ。

デザートレストラン美味☆

2004年10月22日 | デザートにっき。
短期で仕事が決まったということもあり、ケビン君にごはんを食べに連れて行ってもらいました。まずディナーに行ったのはハーバードスクエアにあるベトナム料理屋さん。そこの生春巻がほんとうにおいしい。ソースがいいんだな。そこに行くたびに、必ず注文します。で、フォー(ベトナム風ラーメン)をいただきました。テーブルの上に3種類のスパイシーソースがおいてあり、好みで(私は辛いのが大好きなので、しっかりと入れます)辛さを加えて食べます。スープ自体の味は薄めだから、ちょうどいい。そこのレストランはいつも混んでいる感じがする。人気あるんだろうな。フォーは6ドルくらい。月1くらいで通っている気がする・・・。

そして、デザートはフィナーレというハーバードビジネススクールを出た人たちによって立ち上げられたデザートレストランへ。ボストンでのデザートはここが一番じゃないかな。実は私たちの結婚式のケーキはここで頼んだのです。別に特別注文とかじゃなくて、普通にお持ち帰り用のケーキを3つ。すごくデコレーションがきれいで、しかもおいしいのでとても好評でした。ちなみに、レストランに入って食べるのはこれが初めてだった私たち。ウェイターからここへは初めてですか、と尋ねられたので5月末に結婚式のためにここでケーキをたのんですよ、とてもおいしかったです、と話したりしたあと、私はチャイを頼んで、ケビン君はカプチーノ。そして、デザートはコーヒーコネクション(Coffee Connection)と呼ばれるプレートを。

すると、ウェイター君が気を利かせてくれたたようで、コーヒーコネクションに加えて、もう一皿持ってきてくれるではないですか!

ご結婚5か月記念に、と。あら!ふたりとも結構お腹いっぱいだったんだけど食べちゃいました、両方。写真でこのすてきさが伝わるといいな。

レストランで食べるデザートはお持ち帰りのケーキでは再現できないとても繊細な施しがなされていて、とってもすてき。それがとてもお客さんたちに受けているみたい。いろいろと賞をもらっているだけあって、本当に食のアート感たっぷり。そして、料理の鉄人を思わせるような、調理実習を思わせるような大きな鏡がケーキ職人さんの上に斜めにかかっているので、見えるのですよ、仕事の様子が。一番人気はモルテンチョコレートと呼ばれるもののようで、両隣のカップルや、ほかのひとのテーブルをちらっと見てみると、みんなそれを食べてた!びっくり!

また行きたいな。でも特別なときのためにとっておきたい。

生き方についてちょっと語る。

2004年10月21日 | まいにちのこと。
以前面接に行ったと書いたと思うのですが、無事採用されまして、12月末までフルタイムで仕事が決まりました。(1月からはまた別に5か月の仕事が決まっている。ケビン君も5月に大学を終えるので、それが終わったらNYに引っ越す予定。)そんなに調子よく短期で雇ってくれるようなところはあるまい、と思っていた時にこういうチャンスが舞い込むとは。むむむ。結構大きめの建築事務所のなかにあるグラフィックデザイン・チームに配属。仕事が見つからないと、デザインを勉強したのになんなのさ!って思っていたけど、長い目でみれば、5月に大学卒業して結婚して、夏はインターンとフリーの仕事と写真に頑張って、ほんとうに無職だったのって二か月くらいなんだなあ。その間もフリーの仕事とかボランティアしていたし、妹が遊びにきていたし。今もだけど、写真のクラスをとっているし。充実してたから、プー太郎ライフをそれはそれで楽しんでいた気がする。やっぱり、時間があるときはそれを思いきって楽しむべきだって思う。(なかなかそれができないんだけど。いろいろと心配しちゃったりして。)

こういう偶然が起こったりして、人生なんとかなるものなのだ、と実感しました。一時はちょっと焦ったりしたから。結局、焦ってもどうにもならないんだな、ということもよーくわかったし。どうにもならないときは無理にあがいても仕方ないということが身に染みてよくわかった。父母祖母なんかに無理はしないでゆっくりいけばいいよ、ってよく言われたものだけど、やっぱりそういうのは彼等の人生経験から来るのでは?と思う。私は単に勉強ができる人よりも、生き方において頭がいい人をすごく尊敬する。休みと仕事の切り替えがうまい人とか、自分の人生の中での優先順位なんかを把握できているひととか。私はいわゆる下積み中のデザイナーだから今の自分に大切なのは忍耐力と他のひととうまくコミュニケーションできる力が大切だと思う。そういうのは、どこに行っても必要とされるものだと思うし、自分自身を高める上でも重要でしょ。それにしても、10代だったころは、23にもなればもう大人だと思っていたんだけど、うーん、まだまだこれからだぁ。

全てをプラスに変えていけるようにいきたい。えいえいおう!