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撮り散らかし鉄の記憶

撮り散らかした鉄道写真の中から記憶に残るシーンを

豊橋鉄道 前畑(2025.6.8) 復刻デザインラ ッピング モ3203、旧東京都電 モ3502 並び

2025年06月13日 23時56分58秒 | 地方鉄道、路面電車(東海、北陸)
6/8に豊橋鉄道豊橋市内線 前畑電停で復刻デザインラッピングのモ3200形と旧東京都電モ3500形の並びを撮りました。
1枚目は、前畑電停交差点で並んだ左側は復刻デザインラッピングのモ3203(旧名鉄モ582)の駅前行き、右側はモ3502(旧東京都電7028)の運動公園前行きです。
昭和時代に製造された古参車両同士の並びを撮ることができました。



2枚目は後追いですが、前畑電停に停車するモ3203です。



3枚目は、前畑電停を出発するモ3203です。



4枚目は後追いですが、東八町電停に向かうモ3203です。



5枚目は順番が逆ですが、東田坂上電停から33‰の勾配を下るモ3203です。
この区間は石畳が残っており、いかにも路面電車の軌道らしさが残っています。



6枚目は、前畑電停へ向かうモ3203です。
この後に、1枚目の並びを撮りました。



先の投稿で出庫した復刻デザインラッピングのモ3203を紹介しましたが、赤岩口~駅前電停を往復した後の2往復目の駅前行きは前畑電停で東田坂上電停から33‰の勾配を下る光景を撮っていました。
振り向くと運良く旧東京都電のモ3502が来たので、1枚目のように並びを撮ることができました。

以下の記事は過去に書いたブログの再掲になります。
モ3500形は、旧東京都電7000形で1992年と2000年に2両ずつ計4両が譲渡されています。
7000形は東京都電の全盛時の1954~56年に93両が登場しました。
東京都電で軌間の異なった杉並線を除く各線で活躍しましたが、路線縮小の中で徐々に数量を減らしました。
当初は全線廃止の予定でしたが、現在の荒川線に相当する27、32系統の存続が決まり、製造年が新しく1955~56年に登場した3次グループの43両の内、31両が荒川電車営業所に集められて、6000形、7500形とともに運用されました。
1977~78年に、車体更新とともにワンマン化されて、車番も7001~31に整理改番されました。
前面は1枚窓で直線基調の軽快なデザインとなり、その後に登場する路面電車にも影響を与えました。
安全地帯はホームが嵩上げされてステップは廃止され、車内には車椅子スペースが設置されるなどバリアフリーへの対応も行われました。
これらの取り組みが評価され、1978年には鉄道友の会のローレル賞を受賞しています。
長らく荒川線の主力として活躍しましたが、後継車の登場により1991年から徐々に引退が進み2017年に営業運転を終了して全車引退しています。
東京都電の軌間は1372mmで、豊橋鉄道は1067mmと異なっていますが、同じ台車を改造して使用しているそうです。
また、東京都電はホームが有りますが、豊橋鉄道では電停式で低いため出入口にステップを新設したり、前扉を引き戸から折り戸に交換するなどの改造も行われたとのことです。
豊橋鉄道には1992年に7009、7028、2000年に7017、7021が譲渡され、モ3501~3504と改番されて運用されています。