昨夜、星野が正式にWBC監督辞退を表明し、監督人選は振り出しにもどった。まだ完結していないが、一連の動きはある種の政治ドラマを見るようで中々おもしろかった。
王がコミッショナー諮問会議で星野を推したことが野村の口から洩れて、星野で流れが決まったかに思われ、出来レースと早とちりしたマスコミもあった。
ところが海の向こうからイチローが暗に星野に反対したことから、再び監督人選は混沌としてきたが、それも昨夜決着がついた。
私はかねがね選手のほうが経営サイドよりえらく、球団社長と言ったってタレントのマネージャー程度だと思っていたので、選手が監督を選ぶかのような今回の成行きは欣快の至りである。
イチローのいない日本チームは考えられないので彼の発言は重い。
大分前、選手の立場の改善を求めた当時の選手会長の古田のことを「たかが選手」と言った巨人軍の実質的オーナーはさぞ苦々しく思っていることだろう。
ダルビッシュもオリンピックで日本のエースとしてのプライドをずたずたに引き裂くような使われ方をして星野には頭にきていたらしい。
大体「長嶋ジャパン」とか「星野ジャパン」とか監督の名を冠することがおかしい。主役は選手なのだから。
今回の王の動きに興味をそそられた。おそらく彼は星野の辞退を見越して、星野と彼を推す巨人の渡邉の顔を立てただけではないのか。オリンピックで日本チームを率いた星野の名前が誰からも出ないのではメンツまるつぶれとなる。王はプレーヤーとしてだけでなく政治性においても非凡なものがあるかに見える。
もしかしたら星野がその場で辞退しなかったのは王にとって意外だったかもしれない。星野には多少その気があって世間の様子を見ていたところ、イチロー発言等風向きが思わしくないので昨夜の辞退表明となったのかもしれない。
星野にとっては阪神が優勝を逃したのも彼の評価を下げることになり痛かったであろう。
阪神と言えば岡田監督が辞任したのは、星野が来年も引き続きシニアディレクターと称して大した仕事もしてないのに自分より高給を食み続けることがわかって嫌気がさしたからという週刊誌の記事があった。
星野が阪神監督を辞任した後、球団側がシニアディレクターなるポストを新設しておまけに高給で引きとめたのも公言できない事情があったのだろう。その後一時巨人監督に意欲を見せたので少なくとも健康問題ではなさそうだ。
アメリカ発の金融危機はハリウッド映画にも大きな影響があり、資金難のためこれまでのような大作の制作は難しくなるらしい。
だがこれは映画にとどまらない。アメリカのスポーツビジネスのマーケットはざっと日本の十数倍あるがこれは日米の経済規模からしても過大であり一種のバブルではないか。だとすれば大リーグもこれまでのような法外な高給を出せなくなるかもしれない。
今のプロ野球のリーグ優勝決定制度について。
今年は三位の日本ハム、中日ともに勝率は五割を超えているが、理論的には三位チームが五割を切ることもあり得る。
そうすると、レギュラーシーズンの勝率五割以下の三位チームがクライマックスシリーズを勝ち上がりそのまま日本シリーズで勝ち日本チャンピオンとなることもあり得ないことではない。
一位チームが独走した場合、二位チームも勝率が五割を切ることだって理論的にはあり得ないわけではない。そうなった時この制度への批判はいっそう高まるだろう。
だからもしこの制度を残すとすれば勝率五割を切ったチームはクライマックスシリーズ出場権がないとするしばりを設けるべきだろう(あるいはすでにこうした規定があるかもしれない)。
アメリカ大リーグは日本と多少制度が違うが勝率も問題となるみたい。
話は違うが今月20日マイクロソフトのワード2007のIMEが改善され変換精度が高まっているのでまだの人は無償でダウンロードできるので試みられたらいい。ソフト名称 office KB957698
以前は単語の区切りがめちゃくちゃで頓珍漢な変換をすることが多かったが大分よくなった。一時一太郎に変えようかと思ったけどしばらくワードを使ってみることにする。
このソフトは中国で作られているので日本語に関してはあまり使い勝手がよくないと誰かが書いていた。
OSのウインドウズビスタは容量が大きすぎるのでXPのほうがいいという人も多いようで今でもXPが手に入る。