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スマートフォンブログ 『2012年に10%』

スマートフォンの未来を探るべくGALAXY Tabを使ってみる。
Twitter:@pyon2012

エリアの「安定性」(重大事故件数)

2009-05-30 23:40:00 | サービス
スマートフォンの魅力の一つは、
快適にPCサイトを閲覧できる点にあるだろう。
ただし、ブラウジングを利用するには電波がつながっていないといけない。

そこで気になるのは「エリア」だ。

ひとくちに「エリア」といっても、
エリアの「広さ」「穴のなさ」「安定性」など色々な意味がある。
今回注目したのは「安定性」を表す「重大事故」発生状況である。

「重大事故」とは、
「通信サービスの提供の停止や品質を低下させた事故」のうち、
「事故の影響を受けた利用者が3万人以上」で、
「事故の影響時間が2時間以上」のものをいい、
発生した場合は総務省に報告しないといけない。(※1)

そんな重大事故の2008年度発生状況が総務省から発表されている。(※2)

栄えある(?)1位は、ソフトバンクモバイルの5件。
2位は、同件数でドコモとKDDIの2件。
1位のソフトバンクモバイルは、
2009年4月19日にも重大事故を起こしているので、ぶっちぎりと言える。

■ソフトバンクモバイル 5件
 2008年4月9日(設備要因)
 2008年5月6日(設備要因)
 2008年10月15日(人為要因)
 2009年1月20日(外的要因)
 2009年2月9日(設備要因)

■ドコモ 2件
 2008年4月11日(人為要因)
 2008年8月26日(設備要因)

■KDDI(携帯関連のみ) 2件
 2008年8月24日(設備要因)
 2008年12月10日(設備要因)

これだけ「重大事故」が発生していても、
かつ、監督官庁である総務省からたびたび行政指導を受けても、(※3)
SoftBank社長の孫氏は09年度以降の「設備投資の抑制」をうたう。
ユーザはそんなソフトバンクから逃げているかと言うと、
純増No.1は毎月獲得し続けているので逃げているとも言えない。(※4)

よって、ソフトバンクユーザは「これでいい」という事であろうし、
経営者からみてもコストカットにより利益を増やす事ができ、いいことずくめだ。
このあたりの孫氏のバランス感覚はすごい。
SoftBankは、孫氏が09年3月期決算発表で言ったように、
まさに(既存顧客からの)「収穫期」に入ったのかもしれない。(※5)

(※1)電気通信事業法第28条
(※2)総務省報道資料 2009/5/21
(※3)総務省報道資料 2009/4/24
(※4)TCA
(※5)ケータイウォッチ 2009/4/30

Google利用(HT-03Aの目玉)

2009-05-30 21:38:32 | サービス
本ブログでたびたび取り上げる、日本初のandroid搭載機種「HT-03A」は、
「ケータイするGoogle」(※)というキャッチコピーが枕につく。

正直なところ、Googleが提供するサービスで使ったことがあるものは、
検索、YouTube、地図くらいで、凝った使い方もしていない。
そのため、他にどんな提供サービスがあり、どんな事ができるのか、
また、それらを「ケータイ」することでどう便利になるのか、
あまりイメージがつかめていない状態だ。

そこで、これから実際に各種Google提供サービスを利用していき、
使用感を記していきたい。

次回エントリーは、まずはアカウントを取得するところからの予定。

(※)ドコモ「HT-03」専用サイト

エリアの「余裕」(帯域制御の現状)

2009-05-26 23:49:14 | サービス
スマートフォンでブラウジングする場合、
ケータイと比べてパケット量が多くなりがちである。

そこで気になるのは「エリア」だ。

ひとくちに「エリア」といっても、
エリアの「広さ」「穴のなさ」「安定性」など色々な意味がある。
今回注目したのはエリアの「余裕」とでもいうべき、
各社の「帯域制御」の現状である。

「帯域制御」とは、ユーザが自社通信網へ接続するのを制限したり、
通信速度をあえて遅くしたりする事だ。

事の起こりはパケット料金の定額制の導入である。
定額制によりユーザの利便性は大きく向上したが、
P2Pソフトを利用したり動画を見るユーザが増えることで、
自社の通信網のキャパシティを超える可能性が出てきた。
そのため、一部の大量の通信を行っているユーザを対象に、
各社が「帯域制御」を行いだしたのである。

そのような背景のもと、結論から言うと、
本日「帯域制御」を行う事を発表したSoftBankを含め、
主要4社はいずれも大量通信利用ユーザ向けに「帯域制御」を実施している。

国から国有財産である電波を借りている企業が、
そんな事して問題はないのか?という疑問もありそうだが、
通信事業者の監督省庁である総務省も帯域制御の必要性を認め、(※1)
業界団体であるTCAがガイドラインを策定している。(※2)

結果、現在の「帯域制御」の実施状況は下記のとおり。
スマートフォンで動画を見る場合があるので、
制御対象となる基準を明確にして欲しいところだ。

■ドコモ(※3)
 対象   :パケット定額利用者で、特に利用が多いユーザ
        (Biz・ホーダイダブルも対象)
 制御方法:対象ユーザの通信速度を抑える。

■KDDI(※4)
 対象   :前々月の月間パケット数が300万パケット以上のユーザ
        (スマートフォンによる通信は対象外?要確認)
 制御方法:対象ユーザの通信速度を抑える。

■SoftBank(※5)
 対象   :パケット定額利用者で、一定期間に大量の通信を利用するユーザ
        (スマートフォンによる通信も対象)
 制御方法:対象ユーザの通信速度を抑える。
 備考   :6月1日~10月31日まで試験導入。その後、正式運用。

■イー・モバイル(※6)
 対象   :連続的かつ大量の通信を利用しているユーザ
        (スマートフォンによる通信も対象)
 制御方法:対象ユーザの通信速度を抑える。
 備考   :5月1日~7月31日まで試験導入。その後、正式運用。

(※1)総務省報道資料 2008/5/23
(※2)日本インターネットプロバイダー協会報道発表 2008/5/23
(※3)ドコモ報道発表 2009/1/27
(※4)au報道発表 2008/7/30
(※5)SoftBank報道発表 2009/5/26
(※6)イー・モバイル報道発表 2009/4/9

「iモード.net」モバイルモードの利用

2009-05-15 20:03:06 | サービス
引き続き、「iモード.net」(アイモードドットネット)である。
本件についてはこれで打ち止めの予定。

モバイルモードを利用するにあたって、以下の事前準備をする。
PC版ですでに初回ログインが終了している事が前提である。

(1)「docomo ID」と「Password」の確認
   「iモード.net」にログインするのに利用。
   入り口は異なるが、同じサイトにログインするだけのでPC版と同一のもの。
(2)iモード対応ケータイ
   「初回ログイン時に使うパスワード」をメールで受け取るのに利用。
   メールは「iモード.net」を契約したケータイ(=「docomo ID」を登録したケータイ)宛に届く。

準備が整ったら、以下の手順で利用する。

「iモード.net」サイト(※)にアクセス
⇒「スマートフォン向け(モバイルモード)」を押下
⇒「docomo ID」と「Password」を入力して「ログイン」を押下
⇒iモード.netのトップ画面が表示される。
 (受信BOXが表示され、iモード.net契約以降の受信メールが一覧で並んでいる)

基本はPC版と同じなので機能としては十分。
ただし、モバイルモード版では添付ファイルや絵文字等のダウンロードができない。
そもそも「iモード.net」上に絵文字を新しく追加できないため、
絵文字ダウンロードが出来ない点は問題ない。
だが、せっかくのスマートフォンなのだから、
添付ファイルをダウンロードできる機能はPC版と同様にしてほしかった。

また、「iモード.net」はあくまでWebメールであるが、
新着確認ツールが対応していないスマートフォン向けには、
ケータイにメールが届けば自動でスマートフォンのメールアドレス宛にプッシュ配信し、
スマートフォンで利用しているメーラーで(ローカルで)閲覧できるようになればありがたい。

なお、PC版の記載内容に誤りがあったため修正している。
あわせてご覧いただければ幸いである。

(※)「iモード.net」サイト

「iモード.net」PC版の利用

2009-05-15 06:52:36 | サービス
今日も「iモード.net」(アイモードドットネット)である。
カメの歩みのような理解であるが、いったん理解できれば良いサービスである。

利用にあたって、以下の事前準備をする。

(1)ネットワーク暗証番号の確認
   ケータイを契約したときに設定した4桁の番号
(2)「docomo ID」と「Password」の取得
   「iモード.net」にログインするのに利用。
(3)iモード対応ケータイ
   「初回ログイン時に使うパスワード」をメールで受け取るのに利用。
メールは「iモード.net」を契約したケータイ(=「docomo ID」を登録したケータイ)宛に届く。
(4)IEをインストールしたPC
   推奨ブラウザはIEである。
   ちなみにFirefoxで試すと、ログイン後に白い画面が表示された。

準備が整ったら、以下の手順で利用する。
まずはPCでのiモードメールの閲覧を試した。

「iモード.net」サイト(※)にアクセス
⇒「docomo ID」と「Password」を入力して「ログイン(PC)」を押下
⇒「ご本人確認」画面で「ワンタイムパスワードを取得」を押下
⇒ケータイのアドレス宛にメールが到着(アドレスは
⇒メールに記載されているワンタイムパスワード(8桁の数字)を
 「ご本人確認」画面の所定の箇所に入力。
 同時に、次回利用からワンタイムパスワードでの本人確認をするかしないか選択。
 (面倒なので「しない」を選択。)
⇒iモード.netの画面が表示される。
 (受信BOXが表示され、iモード.net契約以降の受信メールが一覧で並んでいる)

なお、ワンタイムパスワードの有効期限は、発行後3分程度である点に注意。
有効期限を過ぎると再度発行してもらう必要がある。

さて、実際に使ってみると、
PC版は通常のiモードメールで出来る事は、PC画面上でほぼ出来た。

受信メールの絵文字1、絵文字2、絵文字D(デコメ絵文字)、
デコレーション機能(画像挿入)に対応している。
添付ファイル(画像)は添付ファイルがある旨を表示。
(直接見ることはできないが、ローカルに保存して閲覧可能。)
メール作成でも絵文字、デコメ絵文字等デコレーション機能に対応。
引用返信をすると、もらったメールの絵文字等全て反映される。
また、その絵文字等をローカルに保存する事も可能で、使い勝手は良いと感じた。

また、ドコモが提供する「新着確認ツール」をダウンロード&インストールすると、
新着メールがあればパソコン画面上で知らせてくれる。
が、利用シーンが思い浮かばなかったので、今回は試していない。
(家で利用しているときはケータイが鳴るから新着メールがあることがわかるし、
 外出先のPCで閲覧する場合はツールのダウンロードはしない。)

ケータイのメールでは出来るのに「iモード.net」で出来ないため不満に思う点は、
デコメ絵文字をWeb上(「iモード.net」上)に保存して利用出来ない点だ。
可愛い絵文字に愛着を持つ女性には厳しいのではないかと思ったが、
そもそもそのような女性がこのサービスを使う可能性が低そうなので、問題はないか。

また、日ごろ利用しているFirefoxが利用できないのは不便。
IEだけでなく、主要なブラウザには対応してほしいところ。

というわけで、事前にきちんと準備できていれば簡単なものである。
しかし、いきなり全てを理解するのは難しい。
FLASHでサイトを作っているのであれば、
サービス手順説明もFLASHを使って分かりやすくしてくれればありがたい。

(※)「iモード.net」サイト