山歩き

苦楽をデジカメで

草津温泉

2021年05月05日 | 旅の思い出

2014年3月

草津白根スノーシューの帰りに草津温泉を訪れました。

この数年前に国立療養所栗生楽泉園を訪ねた時以来、久しぶりの草津でした。

湯畑

湯畑全景

湯もみ風景

湯もみ体験中

湯もみ歌を聴きながら

草津温泉を流れる川へ

ベルツ博士とスクリバ博士両博士の胸像についての説明板

特にベルツ氏は日本人にとって馴染み深いと思う

ベルツ博士は ドイツ出身の医師で 明治政府に召喚されて来日

東京医学校(現東大医学部)の教師として当時の医学界に大きな影響を与え

1902年(明治35年)退任後は宮内省侍医を務めた

明治の知識人が 藩政時代の文化を否定し 表面だけの西洋文明を取り入れる姿勢を批判

「日本人は 先ず自国の文化を理解し 西洋文化と比べて何が優れ 何が劣っているかを知る

必要性がある」と説いた

当時は 西洋建築が次々と建てられる一方 廃仏毀釈運動が吹き荒れ 西洋人から見ると

素晴らしく価値ある寺院や仏像が破却される様子を見るに堪えがたかったようだ

 

学問を学ぶにも  知識や探求心の積み重ねが大切なのに 日本人は結果だけを求める姿勢を

批判している  今の日本にも 未だにその傾向があるように思われる

ベルツ博士が 草津温泉を訪れたのは 1878年(明治11年)頃で

「草津は温泉だけでなく 最上級の理想的な飲料水がある」と絶賛

草津温泉の研究書である「熱水浴療論」を発刊して 草津温泉の医学的有効性を評価

世界に紹介している

 案内板によると 内科にベルツ  外科にスクリバとある 無二の親友だったとか

スクリバ博士も 町民に無料で診療を施したり 町民から慕われていたという

 

以前の訪問とは また違った面での草津を楽しむことが出来ました(^^)/