2020年の映画
第78回ゴールデン・グローブ賞で外国語映画賞を受賞。
韓国系の移民二世で、アメリカの田舎町で育ったチョン監督が、
自らの体験をもとに、アーカンソー州に移住した韓国系の一家と
その祖母の喜怒哀楽を描いたホームドラマ。
農業でひとやま当てたい父に振り回される一家に、
様々な困難と予想もしない事件が降りかかる。
デビッドは、チョン監督の子供時代の投影である。
父には「ウォーキング・デッド」シリーズのスティーヴン・ユァン。
監督は、あの『君の名は。』ハリウッド実写版を手掛けることでも話題のリー・アイザック・チョン。
タイトルの「ミナリ」は、韓国語で香味野菜のセリ(芹)。
たくましく地に根を張り、2度目の旬が最もおいしいことから、
子供世代の幸せのために、親の世代が懸命に生きるという意味が込められている。
(Webより抜粋)
■米国映画「ミナリ」
「君が描く光」に続いて、ユン・ヨジョンさんの話題の映画をようやく観ました。
とても淡々としたストーリーでしたが、アメリカに4480万人いる移民たちに
大反響だったと聞いています。
アメリカンドリームを目指して、荒野で暮らしている家族が
いろいろな苦労をしながら淡々と生活する姿が逞しくも思えました。
破天荒なおばあちゃん役のユン・ヨジョンさんは滑稽でもあり、
孫のデヴィットとのシーンが面白かったです。
お互いに不満を持ちながらも、一緒に生活していく家族の姿。
おばあちゃんが韓国から持ってきた「ミナリ(セリ)」の種が
うっそうと茂る最後のシーンは、生きて行く人間の強さを感じました。
■STORY
時は1980年代。
電柱も立っていない広大な野原の一本道。
韓国移民のジェイコブは、荒野のど真ん中で野菜畑を開拓する夢のために、
妻モニカとアン、デビッドの2児を連れて、カリフォルニア州の大都会から
南部アーカンソー州の農業地帯に引っ越してきた。
荒れた土地とボロボロのトレーラーハウスを見た妻のモニカは、
いつまでも心は少年の夫の冒険に危険な匂いを感じるが、
しっかり者の長女アンと好奇心旺盛な弟のデビッドは、新しい土地に希望を見つけていく。
まもなく毒舌で破天荒な祖母も加わり、デビッドと一風変わった絆を結ぶ。
だが、水が干上がり、作物は売れず、追い詰められた一家に、
思いもしない事態が立ち上がる。
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