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【ゲーム紹介】ウォーカーギャリア

2016-12-03 19:02:30 | ゲーム紹介
 今回ご紹介するのは、すっごく古いアナログゲームで、アニメ”戦闘メカザブングル”が原作のボードシミュレーションゲーム”ウォーカーギャリア”。

 

 あれはそう……まだコンピューターゲームなんてまともになかった時代でありますよ……

 世間のゲーム好きな子たちは、ボードゲームやカードゲームなどのアナログゲームで遊んでいたのであります。

 そしてこの”ウォーカーギャリア”は、当時のロボットアニメ”戦闘メカザブングル”をテーマにしたもので、ツクダホビーという、今現在はメガハウスと呼ばれている会社から出されたものでした。

 この前身には”ブルーゲイル”という、これも”戦闘メカザブングル”を題材としたボードシミュレーションゲームがあるのですが、この”ウォーカーギャリア”はその正統発展形のゲームで、アニメ後半の展開が可能なように、ウォーカーマシン(ザブングルにでてくるロボットの総称)やランドシップ(ザブングルにでてくる母艦の総称)の追加や荒野だった戦闘マップを雪原に変えたり、追加装備としてスキーなどのアイテムやキャラクターユニットを入れたりとした、前よりも豪華な作りとなっています。

 そしてこれが戦闘で使う記録シート。

 

 このゲームでは、ウォーカーマシンやランドシップのダメージは記載制となっており、ダメージを受ける都度マス目にチェックを入れていき、マス目が埋まるとその機体は破壊されたことになります。

 そしてこれがウォーカーマシンやランドシップを表すユニット群。

 

 こういったプラスチックのカウンターに入れて保存するんです。

 このゲームでは、敵も味方もほぼ同じ機体を使うので、各機体は二色の色分けをされており、敵と味方で別々の色を使うために、ユニットが混同することを防ぐ仕様となっています。

 

 マップはこんな感じ。

 この”ウォーカーギャリア”はアニメ後半の雪原シーンを再現しているので、全面雪原ばかりです。

 マップは3枚入っており、全部を広げてあわせるとかなり広い戦域を再現できますが、まずこんな広い戦域を使うことはないと思います(理由としては射程が短いのと移動速度があまり早くないので、全域使うと接敵に異様に時間がかかり、結局マップの端っこで固まって戦うことになるので)。

 ゲームのユニットはこんな感じ。

 

 1へクス(六角のマスをへクスと呼びます)に入るきるのはウォーカーマシン、2へクス使っているのはランドシップです。

 これらユニットはウォーカーマシンとランドシップでは若干動かし方が違うのですが、それは今回は割愛。

 ウォーカーマシンの一例としてこんな感じになります。

 

 色とりどりのユニット群☆

 これらが各ウォーカーマシン一機を表しています。

 使用する能力値はそれほど多くないので、小学生でも大丈夫な作りでした。

 ランドシップはこんな感じ。

 

 これらが並ぶとちょっと壮観です。

 これらのユニットを使い戦闘を行っていくゲームです。

 各ユニットには火力という能力値があり、それが1倍、2倍、3倍以内と距離が遠くなるごとに命中率が低下していく仕組みとなっており、1倍はサイコロ2個で8以上、2倍は9以上、3倍は11以上で命中でした。

 ランドシップはウォーカーマシンとは倍率も命中率も異なり、距離は遠くまで飛びますが、その分命中率が悪い作りをしています。

 ダメージは攻撃したユニットの火力-攻撃されたユニットの装甲で、上回った分ダメージが行く仕組みとなっていますが、これには欠点があり、例えば火力2のユニットが装甲2のユニットを攻撃しても、どんなに命中してもダメージがでない!という惨事も起きました。

 今にして思えば、これを解決するには、命中値以上のサイコロの目を加算するようにすればいいんではないかな、なんて思っています(例えば8以上で命中のところを、サイコロが11をだせば+3ダメージ)。

 さらにこれにはパイロットであるキャラクターユニットの命中、防御の修正値が入り、主人公であるジロンなどはすごく強いキャラとなっていました。

 戦闘風景はこんな感じ。

 

 こうやって二つの部隊が対峙し、戦闘を行います。

 

 大概近距離まで接近しての戦いとなります(火力=射程=命中率なので、高火力機体以外はどうしても接敵せざるを得ない)。

 こうしてシナリオの勝利条件を満たしたものが勝者となります。
 
 こんな感じで作られているゲームなんですが、実はその数十年後、うちがこれを参考にして作り上げたのがこれなんです。

 

 ”メタル・パレード”。

 うん、うちの企画”スペースウォーリアー”に登場する作業ロボット”アクト・モビル”の戦闘を描いた自作のロボットバトルゲームなんですが、かなりこの”ウォーカーギャリア”の影響が強いんですよ。

 

 ただゲーム中書きこみとか面倒だった記録シートは廃してダメージマーカーや替えたり、より広範囲に展開できる仕組みを入れたりと色々しました。

 

 ”メタル・パレード”のルールとか内容はこちらで読めます☆

 そんなこんなで、懐かしいロボットシミュレーションゲーム”ウォーカーギャリア”のお話でした。

 ユニットもマップも記録シート(これは旧来のものをフォトショで取り込んで綺麗にしたものをプリントしてます)はあるので、自作のルールを作って遊んでみるのもいいかも(ちゃんと”ウォーカーギャリア”のルールブックもありますよ)。

 ここまで読んでくださってありがとうございます☆

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