パンプキンズ・ギャラリー

パンプキンヘッドの日々の創作活動やあれこれを記したブログです。イラストなども多く、見て楽しめるかもしれません。

【同人作品制作秘話】アクト・モビルあれこれ話

2022-02-10 21:57:00 | 同人作品制作裏話
 今日の話題は同人作品制作秘話で、うちの宇宙冒険もの企画”スペースウォーリー”世界に登場する作業ロボ”アクト・モビル”の元ネタ&裏話であります☆

 さてこのアクト・モビル。大中小と様々なサイズの機体はありますが、まずは小型機体から。

 

 この”ダグダック”さん。5m級の機体だけに荷物運搬などの作業がメインですが、デザインの元ネタとなったのはAT各種とよくあるバイザーつきロボの頭部、そしてちょいとダサめの作業機体の手足という、極めて没個性型のデザイン。

 うむ、あくまで安価な一般機。いわば量産雑魚の極致みたいな感じの機体です。

 

 次に鳥脚が素敵な高速移動機体”オストリッチ”。名前からしてダチョウですな。

 ただダチョウそのままではなく、80年代当時色々と流行っていたリガードさんやジェリーさん、レッグタイプなどの鳥脚型ロボの外見を参考にしています。それをチョイと鋭角的装甲とかに変えたりバイザーつき頭部とか色々とつけて。

 

 そして次の小型機体は反重力でふわふわ移動する”プリュースタ”。

 一見どこぞのボールみたいな外観だが、元ネタは夢幻戦士ヴァリスの敵だったりします。

 二面かそこらにでてきた雑魚ですが、当時のドット絵だと灰色の球形の塊に見えたので、それを独自解釈&武装とか色々つけたりしてメカに仕上げた感じ。

 そして中型機体に話は変わり、まずはこの”ライドボクサー”!

 

 元々これら”アクト・モビル”が登場するゲーム”メタル・パレード”は、以前ツクダ・ホビーが出していた戦闘メカザブングルのシミュレーションゲーム”ウォーカーギャリ―”を参考にして作られているので、その中に登場した小型ウォーカーマシン、クラブタイプが元ネタとなっています。

 胴体部分のコクピットがその名残で、あと武骨なロボの手足に、頭部は機甲界ガリアンの哨戒機が元ネタだったりするんですな。

 

 さらに、みんな大好き高速移動機体”コーカサック”。

 これが一番わかりにくいかもしんないけど、ザブングルのガバメントタイプとカプリコタイプの悪魔合体みたいなもので、両肩の突き出した部分はガバメントタイプのコクピット横の突起みたいなものが元ネタで、胸部でっぱり部分は元々は銃座なのですな(アッチは15m機体だから、こっちは銃座ではなく荷物やベッドなどが置ける空間となってる)。

 曲線的な上腕がカプリコタイプの名残で、それらが合わさった感じのがコーカサックの元ネタ。

 

 そして反重力浮遊可能な”ルーヴァーン”。

 一見ゲッター3に見えなくもない下半身だが、元ネタはアクロバンチのフォリングスで、それに肩衣のような感じの上半身と中世騎士の兜やコンコルドのような頭部をつけた上半身にしました。で、全体的なイメージはブラスティーのエリクセンみたいな非人間型な感じで。

 

 珍しく戦闘用に作られた砲撃型無限軌道機体”トゥールス”。

 一見ヒルドルブが元ネタだと思われがちだが、そればかりではなく(元々突撃砲とか列車砲もあるし)、機体本体は弁当箱やおかずトレーをひっくり返した感じにし、さらに頭部や脆弱な感じの腕は、アオシマの合体プラモ群の頭部が元ネタだったりするんだな。

 それらが混然一体となりこの外観となり申した。

 

 さらに話は進み大型機体の”フルゴーヴァ”さんだ!

 こいつは元々はブロックヘッドとゴリラ(リアルの方)が元ネタで、さらにやたらとデカい腕とかはアメコミとか格ゲーのパワータイプ。

 顔は機銃取っ払ったブロックヘッドみたいな感じだけど、背中の部分は元々スぺウォーの機体が背中にバッテリーとか色々な機関を積んでいるのでそんな感じに。

 だから背中からの攻撃には全般的に滅法弱い作りともなっています。

 そして最後は動く移動基地”ドックロ―”だ。

 

 幾つもの碗部と複数のコクピットを備え、さらに背中には居住区を完備した、まさに前線用少人数型移動基地ロボ。ちなみにコイツのバッテリーなどは全部下部に収められてる。

 元々無限軌道型なのでタンク型だけど、突出した前部機動部分は強襲型ガンタンクが参考元。そして展開した幾つもの碗部はガンヘッドの敵メカなのですな。

 元々は前線や派遣先の機体補修も兼ねているので、腕自体が補修整備用アームともなっていて、それらが整備する機体を囲みつつ各所を改修整備する感じで(ゲーム中でもリペア効果を持ってます)。

 そんな感じで描かれているアクト・モビルたち。

 次回は小説関係の話でもするかのぅ。
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【同人作品制作秘話】ケイト・ブエルの小さな冒険

2019-09-12 20:22:23 | 同人作品制作裏話
 今日の話題は、6月初めにリリースされた3Dダンジョン短編RPG”ケイト・ブエルの小さな冒険”の制作秘話。

  

 うむ……このゲームの開発は長かった……

 そう、あれは今を遡ること3年前、RPG制作ツール”WOLF RPG エディター”を使う手前、とりあえず短いRPGでも作ってみるか☆

 ……という、軽い気持ちではじめられたのがこの企画。

 そのころの画面がこれだ!

 

 

 

 見るがいい! 見事なまでの2D画面だ!!

 うむ……この当時はこんな感じだったのですよ~☆

 いわゆる見下ろし型のRPG?

 ドラクエ風ともウルティマ風ともいえるアレです。

 で、それから紆余曲折あり、なんだかんだで別のゲームを作っている最中に現れた新式制作ツール!

 その名も”SMILE GAME BUILDER”!

 そう、3D画面を構築することにより、一人称視点のものや斜め俯瞰からの画面も制作できるツールが登場したのです!

 そんなわけで、3D画面のツールに興味があったので、早速体験版をDLして試しました☆

 うむ……幾つかわからない点もあるけど、使い慣れればいけそう……

 そう考え製品版を購入☆

 それから開発が加速し、その時の画面がこちら!

 

 

 

 すでに3Dマップと新規制作キャラ、壁ブロックがオリジナルのものになっていたりと、開発初期ながらも色々試してます☆

 そしてそれから他のゲームや作品を作りつつ、チマチマと進めて完成させたのが今年の6月!

 長かった……あまりにも……

 しかしその出来は今の自分では満足していたりと、自分的にはOKOK☆

 ちなみに街の様相なども、さらに新規で描き直した壁ブロック絵と合うように変えられたり、色々と細工した結果、よりマッチしたものとなり申した!

 

 

 実は制作中に、冒険のベースキャンプとなる”外民区”を舞台としたマンガも描いていて、その雰囲気に近づけようと手をく加えた結果だったりします。

 そのマンガ”リーボック古書店へようこそ!!”はこちら☆ 

 そして色々と制作していき、その間に作った設定とすり合わせたり色々やってみました☆

 うむ……ゲーム後半に出てくる某店は、ゲーム後半における経験値不足解消のためのお助けショップなんですが、ネタもしこんであったり、また序盤から出てくるあのお店は、”スペースウォーリアー”の他作品がお好きな方ならニヤリとできるかも☆

 そんな感じで作られた作品なんです☆

 ”ケイト・ブエルの小さな冒険”のゲームファイルDLはこちらからできます☆

 ちなみにPCによっては動かない場合がありますので、ご注意を(うちの作業用PCでは動きませんでした)。

 今もなんだかんだで作ってはいますが、今後も3Dダンジョン物は作りたいので、なんとかかんとかするですよ(企画では地下遺跡探検とその探検家たちで賑わう街”DARM”を舞台としたゲームを企画してます)。

 まぁ、こちらもマッタリと制作できればいいですね☆

 ではでは今日はここまでということで☆  
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【同人作品制作秘話】暗闇の中で

2017-05-25 11:57:02 | 同人作品制作裏話
 今回の同人作品制作秘話はこれだ!

 

 まるで市川崑監督の金田一シリーズみたいな、あるいはエヴァのサブタイトルっぽい感じのデザインですが、これが何かといえば、全編暗闇の中で展開するというAVG!

 うむ……まるで前衛芸術だぁ……(前衛芸術に失礼じゃないかな、とセルフツッコみ入れときます)。

 この着想となったのは、あれはそう……これを作ろうと思った少し前のことでした……

 マンガの”月刊少女野崎くん”という、無骨な男子高校生が実は売れっ子少女漫画家で、その周囲の男女が織りなす切なくも楽しい青春ストーリー、という、一見少女漫画っぽい内容ですが、中身が残念な人たちのスットコドッコイ珍生活を描いた4コママンガがあるんですよ。

 以前アニメ化もされましたねぇ。

 で、その6巻に収録されている第52回のお話の中に”暗闇の中で”というタイトルの小話があるのです。

 で、オチを言うと面白くないので割愛しますが、その中で主人公の野崎梅太郎が、全編暗闇でやれば楽できるんじゃないか、という趣旨の言動をするわけですよ!!

 それを読んでピコーンときました!

「じゃあ、全編暗闇で進行するAVG作れば、楽できるじゃん!!」



 ……あ、そこ、無視しないでぇ……読むのやめないでぇ……

 いや、確かに楽でしたよ、作画は。

 うん、サイズ分の原稿に黒塗って、あとは少し加工するだけだったから。

 で、一ヶ月も経たずにできたのがこの作品☆

 

 

 もうこの裏パッケージを見ればおわかりですね☆

 黒ベタに青い光と緑の光しかありません。

 主人公は暗闇で目覚め、周囲は完全に真っ暗闇。

 前に進むも戻るもできず、焦って色々探していたところ、緑の光の存在である”カテーナ”と遭遇し、カテーナの導きの元、青い光を辿り脱出を図るという内容です。

 この青い光が動きながら道を指示し歩いているように見せ、緑の光”カテーナ”が主人公であるプレイヤーに話しかけてくる仕様となっています。

 途中カテーナとの会話や道が分かれていたりすると選択肢がでてきて、その選択によってはバッドエンドになるという感じで、しかし難易度は低いので、初見でもクリアは可能な作りとなっています。

 AVGというより、軽い選択肢があるビジュアルノベルといった方がいいか。

 そんなこんなで作られていきました。

 さらにエンディングには実は!

 という内容なんですけどねぇ。

 さらにもう一つの試みとして、女の子の立ち絵やイベント画のないギャルゲーは成立するのか?というものもあり、そんな感じでカテーナに関しては可能な限り可愛くて健気な女の子にしてみました。

 で、そんなこんなで作られたゲームなんですが、独特過ぎたのか手抜き感満載がばれたのかは不明ですが、まったくといっていいほど人気なし!!

 うむ~、やはりキワモノ過ぎたかぁ……というか、まだ今の人類には早すぎた存在だったか……(それは違う)。

 まぁ、そんな感じのゲームなんですが、気になったらここからDLできるので遊んでみてくださいな。

 とはいえ……

 もし光を辿っている中で、暗闇の中に洞窟の輪郭がおぼろげでも浮かび上がったのであれば、うちの勝ちだな……
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【同人作品制作秘話】GUN&TURN

2017-05-13 11:04:01 | 同人作品制作裏話
 今回の同人作品制作秘話はこれだ!

 

 短編RPG”GUN&TURN”!

 「銃と回転ってなんやねん?」

 と、ツッコミが入りそうなタイトルだが、和訳の意味は考えないでくれ!

 そう!”&”の部分を除いて読んでみればおわかりだろう!!

 ”ガンターン”☆

 ……あ、そこ、石投げないで……

 このゲームはねぇ、2017年のお正月企画として2016年の12月初頭に突発的に始まった企画でねぇ……

 いや、年賀状として描いていた女の子が意外と可愛い感じにできてきたんで、この子を使ってゲームを作りたいなぁ、なんて考えて。

 ちなみにその子はこの子ね☆

 

 歌姫のキセナちゃん☆

 この子のイラストを使って、さらにお話とかどうするかなぁ、と思って作ったのがこのゲーム。

 で、せっかくだから2016年の年賀状も使うか、となって使ったのがこの御仁。

 

 獣人族ガンバント人のサル型部族エイパー族の傭兵、バルガさん☆

 このゴリラにキセナちゃんがさらわれたことにして、それを助け出しに行くことにすればいいじゃん☆

 

 いわば「酉年を迎えるためには、申年を倒さなあかん!」という感じで、それに抗うためにも、サル型部族のバルガさんが鳥女のキセナちゃんを誘拐してまで阻止しようとしたわけで。

 そんな風に基本骨子は出来上がりました。

 で、それからバルガさんが立て籠もった洞窟のマップを作って、仕掛けを作って、敵を配置して。

 

 まともにコンピューターRPGを作るのは初めてだったけど、テストプレイやらを何回もやってバランス調整とか色々して、とりあえず年内にはマスターアップできました☆

 で、それをお正月だけ特別にデーター便という形で配布したのが始まりで、その後半月にわたって改修作業をして完成させたのがこちらです!

 

 

 この改修作業はけっこう骨が折れました~。

 このゲーム、主人公の”ストライカー”さんに、途中で相棒さんが加わるのですが、当初相棒さんにはもっと色々としゃべったりしてもらう予定だったのですが、なんか色々イベントのフラグとかを管理していたら、どうにもAのイベントフラグを立てたらBやCまで連動したり、色々不具合が発生し、今の自分的には処理は難しいなぁ、と感じたので、その部分は排除して、いわゆる順当な感じで、あまり連動とかをしないイベント構成にしたのです。

 そんな感じなので、今後のセリフやイベントのフラグ管理&操作は要勉強という課題ができたり。

 ただ幾つかバグというか、それほど致命的ではないけど、背景がキャラに被るとか散見されるけど、基本的にはそれほど問題ないし、普通にプレイできると思います。

 ちょっとボスのバルガさんが、ストレートな戦い方だとプレイヤーがボコボコにされるので、そこは多少色々なスキルを駆使した戦い方を要したりしますけど(ただレベルを上がると問答無用の必殺技”14へ行け”を習得できるので楽勝ですけど)。

 そんな感じで作られている短編RPGです。

 もしこの記事を見て気になったらDLして遊んでみてくださいな。

 30分もあれば終わりますので、楽しんでいただけたら有意義な暇つぶし程度にはなると思いますので。

 DLはこちらからお願いしますね☆

 そして、名前だけしか出てないけど、こんな人も絡んでいたりします。

 

 もう一人の歌姫”アリダ”さん。

 この人がどう事件に関わっているかは、プレイしてからのお楽しみ☆

 ではでは、今回はこのあたりで~☆
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【同人作品制作秘話】スペースウォーリアーTRPG

2017-02-20 23:38:07 | 同人作品制作裏話
 さて、久々の同人作品制作秘話。今回はこれだ!

 

 うちが初めて完成させた自作TRPG”スペースウォーリアーTRPG”!

 うむ。これはねぇ、さすがに初めてということもあり色々難渋しました。

 まずゲームルール制作!

 これね、結構面倒でした。

 まず基本形となるシステムですが、実はこれ、以前発刊されていたゲームブックのルールをかなり参考にしました。

 まぁ、そのゲームシステムでは能力値は3つしかなく、極めて大雑把な作りだったのですが、それはそれでゲームブックには最適な作りをしていて、汎用性も高いもので様々なジャンルのゲームブックが発売されてました。

 ただこのままでは使うことができず(パクリを避ける、とかではなく、元々のシステムでも同じ人間キャラなのに強い奴は徹底的に強い、という、バランスの悪さもありましたし)、メイン能力値をそれぞれの職能に適した4つ(戦士、魔術師、盗賊、商人)に分け、それぞれの能力を伸ばすことによって、各分野の専門家たり得るようにしようと考えました。

 また各キャラの得意技を表すスキルシステムも導入し、それによって同じ戦士技術が高いものでも、より銃に習熟したものや剣に習熟したもの、特殊攻撃を習得したものなど、より専門性を高めたキャラ作りができるよう配慮しました。

 で、なんで”スペースウォーリアー”はSFTRPGなのに、戦士とか盗賊が出てくるんだ、という話ですが、元々このシステムで作る世界観は”イージープレイ”というゲームタイトルで、その世界はファンタジーものでいわゆる剣と魔法の世界でした。

 ですが「トイレが水洗じゃないといやだな」という考えでSF世界である”スペースウォーリアー”になったという。

 ”スペースウォーリアー”の世界設定ですが、某銀河大戦ものに似ていますが、直接参考にしたのは数十年前に発売されたPCゲームの”コズミックソルジャー”というRPGなんです。

 [これはレトロゲーム販売サイトEGGさんでの”コズミックソルジャー”ページへのリンク] 

 まぁ、このゲーム。ちょっとエッチィ要素はありますが、ちょっと骨太の3DダンジョンものRPGで、主人公はある星域を支配する銀河帝国軍から平和と自由を取り戻すべく立ち上がったレジスタンス戦士の一人で、色々な惑星や色々な場所を冒険し、仲間を集め成長し、色々な情報を手に帝国軍基地へと乗り込んで、超能力者の能力を抑制するリミッターを解除するための情報を得るために戦いを繰り広げていきます。

 

 ボツイラストの帝国軍総督の就任式イラスト。この就任宣言の後、捕らえたレジスタンスの公開処刑が行われるというシーン。

 で、元々はこの設定を踏襲しようとしていたのですが、PCサイドがレジスタンスでは、ただの破壊活動や襲撃ばかりになりゲームの自由度が失われるとの声があり、急遽設定を変更し、銀河帝国はいいやつ、PC達はそこの平和を守るために宇宙を旅する超人だ、という世界観へと落ち着きました。

 ですがそこで問題になるのが敵の存在です。

 初期は帝国軍が悪役でしたが、じゃあ帝国が味方である以上どうすんべ?と考えた結果、スペースウォーリアーから裏切り者が出て、そいつがあちらこちらで破壊活動やら騒動を起こすので、その鎮圧に乗り出せばええやん!となり、そこで生みだされたのが”ヘラティック(異端者)”です。

 スペースウォーリアーにはいわゆる教義的なものがあり、人様に迷惑かけんな、とか、弱い者いじめすんな、してるやつがいたら懲らしめろ、とか、修行積めよ!という、至極まっとうな考え方で生きるよう勧められており、しかし中には、力こそ正義だ!とか、俺のやりたいようにやって何が悪い!とか、アアン、悪ってサ・イ・コ・ウ☆という、力を手にしたためにトチ狂っちゃった奴もでてきたり。

 そんなのを懲らしめたり、あるいは宇宙海賊や怪物を倒したり、あっちゃこちらで冒険したり、用心棒やったり、ただの都合のいい人の成り下がったりするのがスペースウォーリアーなんです。

 そんな感じで作られたゲームだったんですが、システムは何度かのテストプレイとかで整合性が取れてきたんですが、問題はルールブック作りでした。

 いや、まぁ、初めての同人誌印刷で、まずどこに印刷を頼めばいいのかもわかんなかったので、近くにある同人印刷所で少部数から印刷してくれる”ねこのしっぽ”さんに頼んでみました。

 で、入稿当日になったのですが、紙原稿でも入稿可能ということで、プリントアウトした原稿に各ページのタグを貼りつけて持っていったのですが、イラストがね、ちょっと不備で。

 まぁ、うちのイラスト、この当時はペン画だったんですよ。

 

 

 こういうのが各セクション(”スペースウォーリアー”は、キャラクター、ルール、ワールド、マスターの4つのセクションに分かれています)の扉絵として載っていたり、またサンプルキャラクターのイラストや冒頭マンガなどイラストが多数あり、その原稿を紙原稿から印刷すると非常に粗くなりお勧めできない、といわれたのです。

 それではどうすれば?とお伺いしたら、イラストデーターをそのまま入稿用データーに作り直してそれを入稿してください、といわれ、帰ってからデーターを作って再度入稿した、という経緯があります。

 そのおかげで非常に綺麗な仕上がりとなり、最初に作られた同人誌としては上出来な内容として完成しました☆

 このルールブックのほかにキャラクターシートや簡易スキル表や簡易アイテム表が掲載されたチャートブック、サンプルキャラクターとシナリオ1本が掲載されたシナリオブックが、コピー誌として付属し、それをスペースウォーリアーのロゴとキャラが印刷されたB5サイズ封筒に入れてコミケで頒布しました。

 そんな感じで最初の同人誌でもあり、初めて完成させたTRPG”スペースウォーリアー”は完成しました。

 

 ここにルールが掲載されてるから、是非読んでみてくださいな☆

 それからはこの世界観を元に色々創作していき、今ではボードシミュレーションゲームやカードゲーム、小説やイラストブックにデジタルゲームであるAVGやRPGと色々なジャンルで展開しています。

 その都度追加された世界観やガジェット、アイテムによって、現在では80~90年代のジャパニメーション的な世界観へと構築されつつあります。

 そんな感じではじまり、現在も続いている”スペースウォーリアー”。

 これからも作り続け、皆さんに楽しんでいただけたら幸いです☆
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