●ガイリィの行為判定
ガイリィは一般キャラクターや宇宙船同様に、様々な事態に対して行為判定を行うことができます。
この場合、一般キャラクター同様、各能力値は以下のような状況に対応しています。
・戦士点
重いものを持ち上げる/素早く動く/物を投げる/ジャンプする/戦闘を行う
・魔術点
周囲を探る/遠いものを観る/電気的障害から立ち直る/砲撃を行う
・盗賊点
工兵作業や土木作業を行う/精密作業を行う/音をたてずに移動する/隠れる
・商人点
見栄えにより感嘆を与える/威圧感によりプレッシャーを与える
上記のものに対応していますが、それ以外にもその技術点の説明などから推測される事態に遭遇した場合は、それらの能力値を使って“行為判定”をしてください。
また、人が歩くほどの音もたてずに移動する場合やその巨体を隠す、また人間サイズの仕掛けなどの精密作業をする場合などは、盗賊点に難易度5がかかってしまいますので、注意が必要です。
●ガイルの戦闘
ガイリィは一般キャラクターや宇宙船同様に、戦闘を行うことができます。
この場合、基本ルールの“戦闘”を参照し、戦闘を解決してください。
また“発展した戦闘”ルールを用いての戦闘も可能です。
●地形マップの導入
ガイリィ戦闘をする場合、周囲の地形などを表わすために“地形マップ”というものを導入することが可能です。
この地形マップは、戦闘マップのことでもありますが、各マスに平地や森林などの地形状況を設定し、それらのマスに入った場合に消費する移動点や攻撃点(砲撃点含む)修正、防御点修正などを導入するもので、特にガイルによる戦闘などではより臨場感がある戦闘が可能となります。
以下が地形マップを導入した際のガイリィのレッグパーツ別の各種修正です。
・各地形における消費移動点と攻撃点(砲撃点含む)修正と防御点修正
地形\脚部 二脚型 四脚型 反重力 クローラー 攻撃点 防御点
平地 1 1 1 1 ±0 ±0
岩場 2 2 1 2 -1 -1
森林 2 3 2 2 -2 +1
水辺 3 3 1 3 -2 -2
建物 2 2 1 2 -1 +2
雪原 2 2 1 3 -1 -1
その地形における消費移動点を消費できない場合、移動はできません。
●複数搭載武器の同時発射と判定
アームパーツに搭載した同一の2つの武器は、“ガイリィ二刀流”か“ガイリィ二丁拳銃”スキルで同時攻撃が可能ですが、本体に搭載した同一の2つ以上の武器も、1回の攻撃で搭載武器と同じ回数攻撃判定を行い、任意のダイスの出目を採用できます。その代わり、使用した武器の使用回数を1ずつ減らします。
●PC特性の上昇
ガイリィによる戦闘を繰り広げていく間に、PCもガイリィの戦いに慣れていきます。これを表わすのがPC特性です。
PC特性は、戦果の有無に関わらず戦闘に参加し生き残れば、、戦闘終了後に1ポイント上昇します。
PC特性の上限はありませんので、是非生き残って上げていってください。
●魔術点によるガイリィ操縦の優劣
ガイリィを操縦したり戦闘をする場合、操縦するものの現魔術点が高ければ、より高い性能を発揮することができます。逆に現魔術点が低ければより低い性能しか発揮できません。
このルールを使うと、ガイリィに関する全ての行為判定、戦闘判定に以下の修正を採用します。
・操縦するものの現魔術点が・・・
3以下・・-2/4~5・・-1/6~8・・±0/9~11・・+1/12~14・・+2/15以上・・+3
●ガイリィの飛行と落下
一般的にガイリィは飛行することはできませんが、脚部が反重力装置であったりブースターを装備している場合は、例外的に飛行することが可能です。
この場合ガイリィは飛行状態となり、もし一方的に飛行できる場合は、攻撃点と防御点、砲撃点に+2の修正を受けられます。
また、高台へのジャンプなども容易です。
ガイリィは通常20m(戦闘マップ使用時は1マスの高さ)までしかジャンプできませんが、反重力やブースターを使えば、1ラウンドに現在の移動点×20mの高さまで上昇することが可能です。
この場合、反重力装置であれば常時飛行していますから関係ありませんが、ブースターの場合だと、飛行状態になれるのは最大3ラウンドまでですから、4ラウンド目には落下することとなります。
この時の高さから落下したとしても、ブースターを使用しているのであれば落下ダメージを受けることはありません。しかし、もしブースターの連続使用が3ラウンドを経過しブースターを使用できないのであれば、その高さに見合ったダメージを受けてしまいます。
また、体力点の低下によって半重力装置が使えなくなったガイリィも、そのとき飛行している高さから落下することになり、同様に高さによるダメージを受けてしまいます。
高さによるダメージは20mを上回る20mごとに1Dのダメージを受けてしまいます。また、この際現戦士点における行為判定に成功すると、達成値D分のダメージを軽減できます。
●ガイリィの水中戦
通常のガイリィは水中での戦闘を得意としていません。多くのガイルは水中に半身が浸かった時点で攻撃点と防御点、砲撃点に-2の修正を受けてしまいます。
また、脚がつかなくなった時点で溺れてしまい、行動不能に陥ります。
しかし、水中機動パックを装備しているガイリィはその限りではなく、水中を自在に移動、戦闘することが可能です。
●ガイリィの夜間戦闘
ガイリィには暗視装置と赤外線カメラが内蔵されており、暗闇や夜間でも、通常と同じ状態で行動、戦闘することが可能です。
●閉鎖空間のガイリィ
もしガイリィが地下迷宮やかなり閉塞された状況で行動する場合、各能力値や攻撃点、防御点、砲撃点などに修正を受ける場合があります。
その空間の広さや閉塞状況はGMによって判断されますが、多くの場合-1~-5が妥当でしょう。それ以上の修正を受ける場合は、そもそもその空間にガイリィを搬入すること自体、意味がないばかりかむしろ危険な行為ともいえます。
●宇宙船の戦闘参加
宇宙船が戦闘に参加する場合、宇宙船の移動速度はガイリィのそれの比ではありませんから、移動点による移動などは使用しません。ただし、宇宙船がガイリィに攻撃を加える場合、100m(5距離)以内に接近してから攻撃しているものと考えます。
そのため、ガイリィの側からも武器の射程さえ合えば反撃可能です。
もし宇宙船が攻撃したラウンド(次の宇宙船の手番まで)以内にそのガイリィが攻撃可能であれば、最大でも100m(5距離)の射程で攻撃できます。
また、戦闘マップを使用した場合、宇宙船は登場したいと思ったマスに任意で登場可能です。その距離からの射撃、砲撃となりますから、そのマスからの距離が射程となります。
宇宙船は次のラウンドで自分の手番となったときに、戦闘マップから離脱したいと思えば離脱できます(その時点でガイリィの射程からは外れます)。
また、続くラウンドでも戦闘マップに存在していたい場合は、好きなマスに移動させてください。
:閃光のイスナの物語・ガイリィ編(4)
イスナ:「ガイリィの大体のルールはこれでわかったよ」
GM :「基本的にはキャラクターのルールと同じだよ」
リンク:「でもこう見てみると、ガイリィってけっこう制約が多いね」
GM :「まぁ、『スペースウォーリアー』に絶対必要、という存在でもないし、趣味の範疇で使用するものだから、その点はしょうがないさ」
イスナ:「とりあえず俺の所持金で装備を買って、維持費も払っていくとしたら、俺はもっと多くの冒険をしないといけなくなるなぁ」
GM :「だったら、いっそのことガイリィを必要としている団体なり組織なりに入団して、そこで冒険なんかをするといいよ。そうすれば多くの組織はガイルの維持費や修理代の面倒はみてくれるから」
リンク:「だったら一石二鳥じゃない? ガイリィも維持できて、冒険もできるんだから」
イスナ:「だな。よ~し、じゃぁ、そういった組織でも探してみるか!」
GM :「このあたりだったら、“炎の紋章騎士団”とか“紅蓮の重機兵団”なんて有名だね。それに戦争を控えた国家とかもガイリィを必要としているし、探せばもっとあるよ」
イスナ:「と・に・か・くっ! 俺はこのガイリィと共に冒険を繰り広げていくんだ」
GM :「ところでガイリィの名前はどうする?」
イスナ:「うん?そ~だなぁ・・・“ハンニバル”なんてどうだ?」
GM :「OK!じゃぁ、イスナはその“ハンニバル”を駆って戦場に赴いてくれ!」
ガイリィは一般キャラクターや宇宙船同様に、様々な事態に対して行為判定を行うことができます。
この場合、一般キャラクター同様、各能力値は以下のような状況に対応しています。
・戦士点
重いものを持ち上げる/素早く動く/物を投げる/ジャンプする/戦闘を行う
・魔術点
周囲を探る/遠いものを観る/電気的障害から立ち直る/砲撃を行う
・盗賊点
工兵作業や土木作業を行う/精密作業を行う/音をたてずに移動する/隠れる
・商人点
見栄えにより感嘆を与える/威圧感によりプレッシャーを与える
上記のものに対応していますが、それ以外にもその技術点の説明などから推測される事態に遭遇した場合は、それらの能力値を使って“行為判定”をしてください。
また、人が歩くほどの音もたてずに移動する場合やその巨体を隠す、また人間サイズの仕掛けなどの精密作業をする場合などは、盗賊点に難易度5がかかってしまいますので、注意が必要です。
●ガイルの戦闘
ガイリィは一般キャラクターや宇宙船同様に、戦闘を行うことができます。
この場合、基本ルールの“戦闘”を参照し、戦闘を解決してください。
また“発展した戦闘”ルールを用いての戦闘も可能です。
●地形マップの導入
ガイリィ戦闘をする場合、周囲の地形などを表わすために“地形マップ”というものを導入することが可能です。
この地形マップは、戦闘マップのことでもありますが、各マスに平地や森林などの地形状況を設定し、それらのマスに入った場合に消費する移動点や攻撃点(砲撃点含む)修正、防御点修正などを導入するもので、特にガイルによる戦闘などではより臨場感がある戦闘が可能となります。
以下が地形マップを導入した際のガイリィのレッグパーツ別の各種修正です。
・各地形における消費移動点と攻撃点(砲撃点含む)修正と防御点修正
地形\脚部 二脚型 四脚型 反重力 クローラー 攻撃点 防御点
平地 1 1 1 1 ±0 ±0
岩場 2 2 1 2 -1 -1
森林 2 3 2 2 -2 +1
水辺 3 3 1 3 -2 -2
建物 2 2 1 2 -1 +2
雪原 2 2 1 3 -1 -1
その地形における消費移動点を消費できない場合、移動はできません。
●複数搭載武器の同時発射と判定
アームパーツに搭載した同一の2つの武器は、“ガイリィ二刀流”か“ガイリィ二丁拳銃”スキルで同時攻撃が可能ですが、本体に搭載した同一の2つ以上の武器も、1回の攻撃で搭載武器と同じ回数攻撃判定を行い、任意のダイスの出目を採用できます。その代わり、使用した武器の使用回数を1ずつ減らします。
●PC特性の上昇
ガイリィによる戦闘を繰り広げていく間に、PCもガイリィの戦いに慣れていきます。これを表わすのがPC特性です。
PC特性は、戦果の有無に関わらず戦闘に参加し生き残れば、、戦闘終了後に1ポイント上昇します。
PC特性の上限はありませんので、是非生き残って上げていってください。
●魔術点によるガイリィ操縦の優劣
ガイリィを操縦したり戦闘をする場合、操縦するものの現魔術点が高ければ、より高い性能を発揮することができます。逆に現魔術点が低ければより低い性能しか発揮できません。
このルールを使うと、ガイリィに関する全ての行為判定、戦闘判定に以下の修正を採用します。
・操縦するものの現魔術点が・・・
3以下・・-2/4~5・・-1/6~8・・±0/9~11・・+1/12~14・・+2/15以上・・+3
●ガイリィの飛行と落下
一般的にガイリィは飛行することはできませんが、脚部が反重力装置であったりブースターを装備している場合は、例外的に飛行することが可能です。
この場合ガイリィは飛行状態となり、もし一方的に飛行できる場合は、攻撃点と防御点、砲撃点に+2の修正を受けられます。
また、高台へのジャンプなども容易です。
ガイリィは通常20m(戦闘マップ使用時は1マスの高さ)までしかジャンプできませんが、反重力やブースターを使えば、1ラウンドに現在の移動点×20mの高さまで上昇することが可能です。
この場合、反重力装置であれば常時飛行していますから関係ありませんが、ブースターの場合だと、飛行状態になれるのは最大3ラウンドまでですから、4ラウンド目には落下することとなります。
この時の高さから落下したとしても、ブースターを使用しているのであれば落下ダメージを受けることはありません。しかし、もしブースターの連続使用が3ラウンドを経過しブースターを使用できないのであれば、その高さに見合ったダメージを受けてしまいます。
また、体力点の低下によって半重力装置が使えなくなったガイリィも、そのとき飛行している高さから落下することになり、同様に高さによるダメージを受けてしまいます。
高さによるダメージは20mを上回る20mごとに1Dのダメージを受けてしまいます。また、この際現戦士点における行為判定に成功すると、達成値D分のダメージを軽減できます。
●ガイリィの水中戦
通常のガイリィは水中での戦闘を得意としていません。多くのガイルは水中に半身が浸かった時点で攻撃点と防御点、砲撃点に-2の修正を受けてしまいます。
また、脚がつかなくなった時点で溺れてしまい、行動不能に陥ります。
しかし、水中機動パックを装備しているガイリィはその限りではなく、水中を自在に移動、戦闘することが可能です。
●ガイリィの夜間戦闘
ガイリィには暗視装置と赤外線カメラが内蔵されており、暗闇や夜間でも、通常と同じ状態で行動、戦闘することが可能です。
●閉鎖空間のガイリィ
もしガイリィが地下迷宮やかなり閉塞された状況で行動する場合、各能力値や攻撃点、防御点、砲撃点などに修正を受ける場合があります。
その空間の広さや閉塞状況はGMによって判断されますが、多くの場合-1~-5が妥当でしょう。それ以上の修正を受ける場合は、そもそもその空間にガイリィを搬入すること自体、意味がないばかりかむしろ危険な行為ともいえます。
●宇宙船の戦闘参加
宇宙船が戦闘に参加する場合、宇宙船の移動速度はガイリィのそれの比ではありませんから、移動点による移動などは使用しません。ただし、宇宙船がガイリィに攻撃を加える場合、100m(5距離)以内に接近してから攻撃しているものと考えます。
そのため、ガイリィの側からも武器の射程さえ合えば反撃可能です。
もし宇宙船が攻撃したラウンド(次の宇宙船の手番まで)以内にそのガイリィが攻撃可能であれば、最大でも100m(5距離)の射程で攻撃できます。
また、戦闘マップを使用した場合、宇宙船は登場したいと思ったマスに任意で登場可能です。その距離からの射撃、砲撃となりますから、そのマスからの距離が射程となります。
宇宙船は次のラウンドで自分の手番となったときに、戦闘マップから離脱したいと思えば離脱できます(その時点でガイリィの射程からは外れます)。
また、続くラウンドでも戦闘マップに存在していたい場合は、好きなマスに移動させてください。
:閃光のイスナの物語・ガイリィ編(4)
イスナ:「ガイリィの大体のルールはこれでわかったよ」
GM :「基本的にはキャラクターのルールと同じだよ」
リンク:「でもこう見てみると、ガイリィってけっこう制約が多いね」
GM :「まぁ、『スペースウォーリアー』に絶対必要、という存在でもないし、趣味の範疇で使用するものだから、その点はしょうがないさ」
イスナ:「とりあえず俺の所持金で装備を買って、維持費も払っていくとしたら、俺はもっと多くの冒険をしないといけなくなるなぁ」
GM :「だったら、いっそのことガイリィを必要としている団体なり組織なりに入団して、そこで冒険なんかをするといいよ。そうすれば多くの組織はガイルの維持費や修理代の面倒はみてくれるから」
リンク:「だったら一石二鳥じゃない? ガイリィも維持できて、冒険もできるんだから」
イスナ:「だな。よ~し、じゃぁ、そういった組織でも探してみるか!」
GM :「このあたりだったら、“炎の紋章騎士団”とか“紅蓮の重機兵団”なんて有名だね。それに戦争を控えた国家とかもガイリィを必要としているし、探せばもっとあるよ」
イスナ:「と・に・か・くっ! 俺はこのガイリィと共に冒険を繰り広げていくんだ」
GM :「ところでガイリィの名前はどうする?」
イスナ:「うん?そ~だなぁ・・・“ハンニバル”なんてどうだ?」
GM :「OK!じゃぁ、イスナはその“ハンニバル”を駆って戦場に赴いてくれ!」