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シリーズ平成の「乱」 与党攻撃に出た野党自民の「乱」!

2010-02-14 | Weblog
シリーズ平成の「乱」 与党攻撃に出た野党自民の「乱」!
 1月24日、自民党の定期党大会が行われ、保守再出発を謳った2010年綱領を採択した。“美しすぎる藤川市議”や楽天イーグルスの野村前監督などの人気ゲストを招いて盛り上がっていたように見える。
 野村前監督は、長年の野球経験から“敵の弱みをつけ”などダイヤモンドでの勝利の方程式などを語った。“負けると反省するが、勝つと反省しない”とも言い、スピーチの終わりに“負けたんですよね?頑張ってください”と苦笑気味で壇上を降りた。
 翌25日よりの予算委員会審議で、野党自民党他は政治資金記載問題を巡り与党民主党への執拗な攻撃を開始した。昨年9月の敗北、下野以来、野党はこの問題や普天間の米軍基地移設問題などを巡って与党の対応を批判する「ネガ・キャン」(ネガテイブ・キャンペーン)を繰り返しているが、野村前監督の言葉に触発されたのか批判攻撃を強め、衆院の解散、総選挙まで求めている。もっとも背後から、国民の信を既に失っている首相経験者などから“闘え”とのゲキが飛んでいるようだ。「乱」である。
 新政権が成立してまだ4ヶ月しか経っていない。多くの国民の本音は、衆院の解散、総選挙など望んでおらず、政治の安定を望んでおり、経済回復、生活の安定、信頼出来る年金と老後問題に取り組んで欲しいということであろう。そもそも年金不安が、将来不安から消費を萎縮させており、それに加えてリーマン・ショックによる金融・経済危機、雇用不安が拍車を掛けている。舛添前厚労相も大量の消えた年金問題の解決を約束したが、結果としては問題の先送りで、年金不安、将来不安は国民に重くのしかかっている。政治不信や政治不安を煽る野党自・公の姿勢は、“負けたのに反省もしない”耳障りなネガ・キャンとしか聞こえない。
 漫才でツッコミ役が畳み掛けるようにツッコミし、受け側がツッコミ役の頭をしばいて“いい加減にしろ~ッ”と言って終わるのが定番だが、国民の本音はそんなところだろう。
 多くの国民が政治的安定と政策問題への取り組みを願うからこそ、昨年9月の総選挙で“政治主導”と“官僚支配からの脱却”を訴えた民主党に308議席を与え、自・公両党の退場を求めたのであろう。多くの国民は政治の安定なくしては生活も良くならないと思い始めている。任期が4年あるので、兎も角それまで集中して問題解決に取り組んで欲しいというのが本音だろう。結果は4年後に問えば良い。
 野党は耳障りなネガ・キャンを繰り返しているが、国民を何処に導こうとしているのか全く分からない。綱領の“日本らしい保守”って何?戦前や自・公政権時代の保守に逆戻りするということ?それは昨年9月の総選挙でダメ出しされているのではないのだろうか。今後4年間で地道に国民のニーズや情勢の変化などを汲み上げ、政策を国民に示して行くことこそが大切なのだろう。
野村前監督が言いたかったのは、負けてから反省したのでは遅い、勝っている間に自省せよということではないか。それは民主党にも言えることだ。
(01.10.)(All Rights Reserved.)(不許無断引用)
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