と言えば、夜な夜な「一枚・・・、二枚・・・」と皿を数える
女の恨めしげな声が聞こえてくると言う
お菊の怪談で有名である。
家宝の皿を割った女中のお菊が折檻されて
井戸に身を投げた「皿屋敷」は本当にあったのか。
その所在については牛込門(現在の飯田橋駅西口)内の
富士見、番町、麹町の三箇所が上げられているが
いづれも江戸城の内濠と外濠に挟まれた
麹町台地にある。
麹町は元は番町の一部であり、番衆を勤める
旗本屋敷の小道が入り組んでいて「小路町」と
呼ばれていたのが町名の由来だそうだ。
そして此処には家康の孫、千姫が住む
「吉田御殿」があったとされている。
千姫は寵愛していた若侍と腰元の仲を嫉妬し
二人を惨殺して古井戸に投げ込んだという。
千姫の死後、御殿は取り壊され「更屋敷」にされた。
小雨の降る夜は井戸から青い火がチロチロ燃えるので
人々は気味悪がって誰も近付かなかったという。
その後井戸は埋められ、家も建てられていったが、
井戸の周辺七百坪はいつまでも残っていた。
千五百石取りの旗本、青山主膳が豪胆にも
これを拝領して屋敷を建て井戸を掘った。
これらの事実と「更屋敷」から「皿屋敷」を連想して
「番町皿屋敷」なる怪談話が作られたと言うから面白い。
女の恨めしげな声が聞こえてくると言う
お菊の怪談で有名である。
家宝の皿を割った女中のお菊が折檻されて
井戸に身を投げた「皿屋敷」は本当にあったのか。
その所在については牛込門(現在の飯田橋駅西口)内の
富士見、番町、麹町の三箇所が上げられているが
いづれも江戸城の内濠と外濠に挟まれた
麹町台地にある。
麹町は元は番町の一部であり、番衆を勤める
旗本屋敷の小道が入り組んでいて「小路町」と
呼ばれていたのが町名の由来だそうだ。
そして此処には家康の孫、千姫が住む
「吉田御殿」があったとされている。
千姫は寵愛していた若侍と腰元の仲を嫉妬し
二人を惨殺して古井戸に投げ込んだという。
千姫の死後、御殿は取り壊され「更屋敷」にされた。
小雨の降る夜は井戸から青い火がチロチロ燃えるので
人々は気味悪がって誰も近付かなかったという。
その後井戸は埋められ、家も建てられていったが、
井戸の周辺七百坪はいつまでも残っていた。
千五百石取りの旗本、青山主膳が豪胆にも
これを拝領して屋敷を建て井戸を掘った。
これらの事実と「更屋敷」から「皿屋敷」を連想して
「番町皿屋敷」なる怪談話が作られたと言うから面白い。