ジャスミンのひとりごと

甘い香りにつつまれて、気のむくままに

紫陽花ツてどんな花?

2006-06-28 19:02:00 | 雑学
「紫陽花はアジサイのことにきまってるジャン!」
こんな答えが返ってきそうです。

このところ、色とりどりの綺麗なアジサイの花が
ブログに登場して目を楽しませてくれました。

実は、アジサイは梅や菊などと違って、
古くから日本に存在した花で、古くは
「味狭藍」とか「安治佐為」と書いていました。

紫陽花と書くようになったのは、
平安時代の学者「源順」が『和名類聚抄』のなかで
「白居易」の詩にあった『紫陽花』を漢名に
選んだからです。

「白居易」が杭州の長官の頃に、
郊外の招賢寺と言う山寺を訪れると
そこに名も知らぬ花がひっそりと
咲いているのを見つけました。
彼は大変に心を引かれてこの花を『紫陽花』と
名ずけて詩をつくったのです。

彼はこの花を色は紫にして気香ると表現しています。
香りの高い紫の花というと
私たちが眼にしているアジサイとは
別の種類の花ということになります。

因みに中国語ではアジサイを
「綉球花」又は「八仙花」といいます。