東野圭吾の「天空の蜂」

面白かった。
良い本だった。
1995年に講談社から単行本として刊行され、1998年に文庫本になったとある。
映画化され、秋に公開になるというニュースがあり、読んでおきたいと思っていた。
僕が読んだのは第34刷で2007年のもの。ブックオフで108円だった。
今新刊書店に並んでいるのは第100刷版ぐらいだろうか。
そんな多くの人に読まれているとは知らなかった。
622頁あり、読み始めるのが躊躇われたが、内容は朝5時の電話に始まった1日のこと。
開発したばかりの軍用大型ヘリ「ビッグB]が盗まれ、無線自動運転によって高速増殖炉の上空1000ｍの位置でホバリング。Bは蜂bee。
犯人の要求は、高速増殖炉以外の全国の原発を停止し破壊すること。
要求に応じない場合はビッグBを増殖炉の上に墜落させる、と。
イタズラ心でヘリに乗り込み降りられなくなった少年と爆弾が積まれている。
少年救出劇を中心に前半が展開。
後半も目が離せない。
「一度は蜂に刺された方がいい」と犯人は言う。
本を読んだ人、映画が公開さてそれを見た人は刺されたのと同じになるのなら言うことないのだが。