亢進症な生活

甲状腺機能亢進症(バセドウ病あらため甲状腺ホルモン不応症)と膠原病(SLE&シェーグレン)を併発した働き者。のんびりと♪

ワソランのかわりにαブロッカーを使わないのかな?

2011-12-13 | 甲状腺機能亢進症/バセドウ・不応症
ちょっとゆっくりお休みして、横になっているときの脈拍は少しだけ下がってきました♪ それでも立ち上がったら100、おもしろがってパルスオキシメーターをつけたままウロウロしていたら、歩き出した途端に脈拍は130から150まで上昇し、心臓がうまく打ててないのかときどきふわっと酸素飽和度が90くらいまで下がります。それでも、近所の循環器の先生は心不全ではないと「断言」したよなぁ(笑)

甲状腺機能亢進症で動悸が出る場合、抗甲状腺薬のほかに最初に選択されるのがインデラルというβ遮断薬(ベータブロッカー)です。このお薬は、β遮断薬のなかでも、甲状腺ホルモンについての試験で成績がよかったんだとか。そんなわけで、バセドウ病のような甲状腺機能亢進症で、甲状腺ホルモンが分泌されるのをコントロールする治療を進めている間は、インデラルを併用することもあるようです。
でも喘息を誘発する可能性が高いので、喘息のある人には使えません。だからわたしは飲まないことになっています。

実は、甲状腺ホルモン不応症の場合は、全体的にβ受容体の働きはもともと弱いのです。ただ、心臓など、もうひとつの受容体、α受容体が多い器官では、甲状腺ホルモンが多くキャッチされてしまうため、動悸が起きるというようなことがあるようです。

何年も前の話ですが、症状も強く出ていて、よい治療方針も立たないときに、先生たちとお話していて、「甲状腺α受容体抑制剤(TRα-ブロッカー)ができたらいいのに」と言ったら、研究している人たちもいるよ、という話だったのですが、2003年に米国科学アカデミー紀要にコスモバイオの製薬が掲載されたあと、いいニュースを見つけられていません。私の場合は、結局、今は、カルシウム拮抗剤のワソランで、血管拡張をするようにしています。

でも、甲状腺ホルモンに特化していないαブロッカーを飲んだらダメなのかしら???
αブロッカーは血管拡張して血圧を下げる降圧薬として、いろいろ出ています。たとえば、ミニプレスデタントールカルデナリンバソメットエブランチル…。
ドキドキがつらいときにはワソランは効かないというのが何年ものわたしの実感。治らない病気とつきあうのは覚悟しているけれど、せめて少しでも快適に暮らす方法がみつかるといいなと改めて思っています。

原因は、甲状腺ホルモン不応症の影響で、甲状腺ホルモンが骨髄を刺激して、造血亢進からフェリチン濃度が下がっているとかいうマイナーなことが起きていたりして…、とも、こっそり思っているところです。それなら、息が苦しくなることも、赤血球がずっと多いことも、ヘモグロビンが減ってないことも説明がつくような気がするから。
その場合は、血を抜いて捨てる瀉血みたいなこととか、骨髄の造血作用がさがる再生不良性貧血に対する治療の逆のようなことをしなくちゃいけないのかなぁ。それはそれでたいへんそうですね。どうなることやら~。


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