~聴覚障害6級~

話せる。歌える。
聞こえているけど聞き取りにくい。
感音性難聴者が適当に呟きます。

手話

2010年06月01日 | 雑記
NEWSの小山くんが短期間で手話をマスターし、
聾学校の生徒達と日常会話ならできると知ったのは、昨年の24時間テレビ。

仕事とは言え、飲み込みの速さに驚きました。
たった2ヶ月位で覚えたようです。

実際に、手話をしながらの聾学校の生徒達と楽しく会話をしていました。
手の動きなど、みごとでした。

現在の小山くんは、日本テレビのニュースキャスターを務めつつ、
手話の資格を取る勉強も続けているそうです。

手話にはどんな資格があるのかよくわかりませんが、
通訳士的なものもあるかな。



私のような難聴者は、
聞き取りづらいながらもずっと健聴者として生きてきたので、
手話を習得する機会がありませんでした。

習おうと思えば、その機会はいくらでもあったとは思います。

話せるし、会話もある程度はできる難聴者だからこそ、
手話を習うことを、あえて避けていたように思うのです。


そのことを、改めて考えてみました。


聴覚障害者とのコミュニケーションを取るために、手話を習い、
福祉支援に貢献している人達が表彰される新聞記事をたまに見かけます。

どこかの病院では、手話ができる職員がいて、
聴覚障害者でも安心して診察が受けられると言うような新聞記事も見かけました。


聴覚障害者は話せないから、手話で健聴者に伝える。
健聴者は手話で、聴こえない聴覚障害者に伝える。


私のような難聴者は、話せるから伝える場面では手話は要りません。
伝えてもらう場面では、慣れない手話よりも、
ゆっくりはっきり話してくれた方が、絶対的に理解も会話もできます。


積極的に手話を習う私のような難聴者は大勢いらっしゃると思います。
素晴らしい生き方、前向きな姿勢だと思います。


私は何故、手話を習おうとしないんだろう。


そういう場で、手話を習う健聴者に敵わないのがわかっているからかな。

何かを習う時、耳から入る情報が少ないゆえに、
視覚に頼って理解し学ぶことになる。

そうなると、健聴者にはとても敵わない。
だから、そういう場に出向くことさえ、躊躇してしまう。


それに、健聴者は手話を、
聴覚障害者とのコミュニケーションのために習得する。

うーーん。
難聴者は、何だか置いてきぼり。

私は何のために手話を習得するのだろうと、考えてしまう。
聾の方とのコミュニケーションの手段を作るためではないわけだから。



ジャニーズは、手話で歌う曲が何曲もあります。

10年以上前、あるディナーショーで。

憧れの人が、英語の部分を除いて、
丸々1曲を手話をしながら歌ってくれたことがありました。

流れるような手の動きが、本当に美しかった。
手話がこんなにも綺麗なことに、初めて気付きました。

手話って、もっとぎすぎすしていて、
流れる美しさではなくて、力を込めてるイメージだったから。



プライドを崩し、自分の成長のためときっぱり思えたら、
楽しく手話を習いに行けるのかな。

それとも、独学で勉強してみようかしら。

簡単な単語や挨拶から始めてみようかな。
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