◇ NY株の上昇期間が過去最長に = 主要企業で構成するSP500の上昇期間が先週22日、過去最長の3453日を記録した。ニューヨーク市場では、株価が20%を超えて下落しない限りは“強気相場”が継続していると認定される。これまでの記録は、1990年から2000年にかけての3452日だった。この9年半に及ぶ株価上昇で、ダウ平均は4倍に。アップルの時価総額は1兆ドルを超えた。
長期にわたって株価が上昇した原因は、まずFRBの緩和政策で巨額の資金が供給されたこと。さらにトランプ大統領による大型減税とインフラ投資。IT企業の急速な成長。また最近では、アメリカへの資金還流などが挙げられている。しかし、その根底にあるのはアメリカ経済の持続的な拡大だろう。アメリカ経済の拡大は、この8月で110か月に及んでいる。
減税の効果はまだ持続するから、経済の拡大は少なくとも18年中は続くとみられている。だとすれば、株価の上昇記録もさらに伸びるかもしれない。ただ唯一の不安要素は、米中貿易戦争の影響で個人消費が変調するかもしれないこと。今後の自動車や住宅、それに小売り売上高には注目する必要がある。ダウ平均は先週121ドルの値上がり。日経平均は331円の上昇だった。
今週は29日に、8月の消費動向調査。30日に、7月の商業動態統計。31日に、7月の労働力調査と鉱工業生産。アメリカでは28日に、8月のカンファレンス・ボード消費者信頼感指数。29日に、4-6月期のGDP改定値と7月の中古住宅販売。また中国が31日に、8月の製造業と非製造業のPMIを発表する。
≪27日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
長期にわたって株価が上昇した原因は、まずFRBの緩和政策で巨額の資金が供給されたこと。さらにトランプ大統領による大型減税とインフラ投資。IT企業の急速な成長。また最近では、アメリカへの資金還流などが挙げられている。しかし、その根底にあるのはアメリカ経済の持続的な拡大だろう。アメリカ経済の拡大は、この8月で110か月に及んでいる。
減税の効果はまだ持続するから、経済の拡大は少なくとも18年中は続くとみられている。だとすれば、株価の上昇記録もさらに伸びるかもしれない。ただ唯一の不安要素は、米中貿易戦争の影響で個人消費が変調するかもしれないこと。今後の自動車や住宅、それに小売り売上高には注目する必要がある。ダウ平均は先週121ドルの値上がり。日経平均は331円の上昇だった。
今週は29日に、8月の消費動向調査。30日に、7月の商業動態統計。31日に、7月の労働力調査と鉱工業生産。アメリカでは28日に、8月のカンファレンス・ボード消費者信頼感指数。29日に、4-6月期のGDP改定値と7月の中古住宅販売。また中国が31日に、8月の製造業と非製造業のPMIを発表する。
≪27日の日経平均は? 予想 = 上げ≫